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北里大学/2020年度/2日目

北里大学 2020年 2日目 数学 第II問解答・解説

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1問題

北里大学2020年度第II問

共通指示:以下の問題の □\square にあてはまる答を選択肢の中から1つ選び、その番号を解答欄にマークしなさい。

II. A,B,C,DA,B,C,D の4人でじゃんけんをする。一度じゃんけんで負けた人は、以後のじゃんけんから抜ける。残りが1人になるまでじゃんけんをくり返し、最後に残った人を優勝者とする。ただし、あいこの場合も1回のじゃんけんをしたと考えるものとする。

(1) 1回目のじゃんけんで優勝者が決まる確率は オ\boxed{\text{オ}} であり、1回目のじゃんけんであいこになる確率は カ\boxed{\text{カ}} である。

(2) 3回目のじゃんけんをちょうど3人でする確率は キ\boxed{\text{キ}} であり、じゃんけんを3回以上くり返す確率は ク\boxed{\text{ク}} である。

オの選択肢:1:13, 2:19, 3:29, 4:127, 5:227, 6:427, 7:527, 8:727, 9:827, 10:1027\displaystyle 1:\frac13,\ 2:\frac19,\ 3:\frac29,\ 4:\frac1{27},\ 5:\frac2{27},\ 6:\frac4{27},\ 7:\frac5{27},\ 8:\frac7{27},\ 9:\frac8{27},\ 10:\frac{10}{27}。

カの選択肢:1:13, 2:23, 3:49, 4:59, 5:1027, 6:1127, 7:1327, 8:1427, 9:1627, 10:1727\displaystyle 1:\frac13,\ 2:\frac23,\ 3:\frac49,\ 4:\frac59,\ 5:\frac{10}{27},\ 6:\frac{11}{27},\ 7:\frac{13}{27},\ 8:\frac{14}{27},\ 9:\frac{16}{27},\ 10:\frac{17}{27}。

キの選択肢:1:19, 2:1081, 3:17243, 4:28243, 5:29243, 6:32243, 7:52729, 8:80729, 9:88729, 10:92729\displaystyle 1:\frac19,\ 2:\frac{10}{81},\ 3:\frac{17}{243},\ 4:\frac{28}{243},\ 5:\frac{29}{243},\ 6:\frac{32}{243},\ 7:\frac{52}{729},\ 8:\frac{80}{729},\ 9:\frac{88}{729},\ 10:\frac{92}{729}。

クの選択肢:1:59, 2:1427, 3:101243, 4:143243, 5:176243, 6:304729, 7:365729, 8:425729, 9:463729, 10:533729\displaystyle 1:\frac59,\ 2:\frac{14}{27},\ 3:\frac{101}{243},\ 4:\frac{143}{243},\ 5:\frac{176}{243},\ 6:\frac{304}{729},\ 7:\frac{365}{729},\ 8:\frac{425}{729},\ 9:\frac{463}{729},\ 10:\frac{533}{729}。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各回の手の出方を等確率の組合せとして数え、残り人数1〜4人の遷移確率を出す。2回後の人数に至る経路を場合分けして和を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)オ=427 (6),カ=1327 (7);\displaystyle (1)\quad \boxed{\text{オ}}=\frac4{27}\space{}(6),\quad \boxed{\text{カ}}=\frac{13}{27}\space{}(7);
    (2)キ=88729 (9),ク=425729 (8).\displaystyle (2)\quad \boxed{\text{キ}}=\frac{88}{729}\space{}(9),\quad \boxed{\text{ク}}=\frac{425}{729}\space{}(8).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

各人が独立に3種類の手から等確率で1つを出すので、mm 人で1回じゃんけんをするときの手の出方は 3m3^m 通りで、いずれも同様に確からしい。全員が同じ手、または3種類すべての手が出たときはあいこで、誰も抜けない。ちょうど2種類の手が出たときは負けた手の人が抜ける。

(1) 4人の1回目では全部で 34=813^4=81 通りある。優勝者が決まるには、勝つ手を1人だけが出し、残り3人がその手に負ける手を出す必要がある。勝つ手は3通り、勝つ人は4通りなので、そのような出方は 3⋅4=123\cdot4=12 通りである。したがって P(1回目に優勝者が決まる)=1281=427,\displaystyle P(\text{1回目に優勝者が決まる})=\frac{12}{81}=\frac4{27}, よって オ\boxed{\text{オ}} は選択肢 66 である。

あいこは、全員同じ手となる3通りと、3種類すべての手が出る 34−3⋅24+3=363^4-3\cdot2^4+3=36 通りである。したがって P(1回目があいこ)=3+3681=1327,\displaystyle P(\text{1回目があいこ})=\frac{3+36}{81}=\frac{13}{27}, よって カ\boxed{\text{カ}} は選択肢 77 である。

(2) 各回の手の出方を数えると、残る人数の遷移確率は次の通りである。4人の場合、あいこは 39/81=13/2739/81=13/27、1人だけ残る出方は 12/81=4/2712/81=4/27、3人残る出方も 12/81=4/2712/81=4/27 であり、残り2人となる確率は残余の 18/81=2/918/81=2/9 である。3人の場合は、あいこ、1人残る、2人残るがそれぞれ 1/31/3。2人の場合は、あいこで2人が残る確率が 1/31/3、1人が勝ち残る確率が 2/32/3 である。

3回目をちょうど3人でするには、2回終了時に3人が残ればよい。そこに至るのは、1回目があいこで4人残り、2回目に3人残る場合、または1回目に3人残り、2回目があいこの場合である。各回は独立なので P(2回終了時に3人)=1327⋅427+427⋅13=52+36729=88729.\displaystyle P(\text{2回終了時に3人})=\frac{13}{27}\cdot\frac4{27}+\frac4{27}\cdot\frac13 =\frac{52+36}{729}=\frac{88}{729}. よって キ\boxed{\text{キ}} は選択肢 99 である。

じゃんけんを3回以上するのは、2回終了時に1人だけになっていない場合である。1回目後に4人、3人、2人が残る確率はそれぞれ 13/27,4/27,2/913/27,4/27,2/9。4人から2回目後に1人にならない確率は 1−4/27=23/271-4/27=23/27、3人から2回目後に2人以上残る確率は 2/32/3、2人から2回目後にも2人残る確率は 1/31/3 である。したがって P(3回以上)=1327⋅2327+427⋅23+29⋅13=299+72+54729=425729.\displaystyle P(\text{3回以上})=\frac{13}{27}\cdot\frac{23}{27}+\frac4{27}\cdot\frac23+\frac29\cdot\frac13 =\frac{299+72+54}{729}=\frac{425}{729}. よって ク\boxed{\text{ク}} は選択肢 88 である。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 余事象

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