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北里大学/2020年度/2日目

北里大学 2020年 2日目 数学 第V問解答・解説

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1問題

北里大学2020年度第V問

共通指示:以下の問題の □\square にあてはまる答を選択肢の中から1つ選び、その番号を解答欄にマークしなさい。   V. a,b,ca,b,c を正の定数とし、2つの曲線 y=x3−bx2+cxy=x^3-bx^2+cx と y=x2−2xy=x^2-2x がともに点 P(a,a2−2a)P(a,a^2-2a) を通り、点 PP において共通の接線 ll をもつとする。このとき、直線 ll の方程式は aa を用いて y=二y=\boxed{\text{二}} と表され、b,cb,c はそれぞれ aa を用いて b=ヌ, c=ネb=\boxed{\text{ヌ}},\ c=\boxed{\text{ネ}} と表される。さらに、2つの曲線 y=x3−bx2+cxy=x^3-bx^2+cx と y=x2−2xy=x^2-2x で囲まれた部分の面積が 33 であるとき、aa の値は ノ\boxed{\text{ノ}} である。また、曲線 y=x3−bx2+cxy=x^3-bx^2+cx の x≦0x\leq 0 の部分と曲線 y=x2−2xy=x^2-2x および直線 ll で囲まれた部分の面積は aa を用いて 八\boxed{\text{八}} と表される。   二の選択肢:1:2ax−a2, 2:2ax+a2−2a, 3:2ax−a2−2a, 4:(2a−2)x+a2, 5:(2a−2)x−a2, 6:(2a−2)x+a2−2a, 7:(2a−2)x+3a2−4a, 8:3a2x+a2, 9:3a2x+a2−2a, 10:3a2x−3a3+a2−2a1:2ax-a^2,\ 2:2ax+a^2-2a,\ 3:2ax-a^2-2a,\ 4:(2a-2)x+a^2,\ 5:(2a-2)x-a^2,\ 6:(2a-2)x+a^2-2a,\ 7:(2a-2)x+3a^2-4a,\ 8:3a^2x+a^2,\ 9:3a^2x+a^2-2a,\ 10:3a^2x-3a^3+a^2-2a。   ヌの選択肢:1:a+1, 2:a−1, 3:a+2, 4:2a+1, 5:2a−1, 6:2a+3, 7:3a+1, 8:3a+2, 9:3a−2, 10:4a−31:a+1,\ 2:a-1,\ 3:a+2,\ 4:2a+1,\ 5:2a-1,\ 6:2a+3,\ 7:3a+1,\ 8:3a+2,\ 9:3a-2,\ 10:4a-3。   ネの選択肢:1:a2+1, 2:a2−2, 3:a2+4a−2, 4:a2+8a−2, 5:−a2+4a−2, 6:−a2+4, 7:3a2−2, 8:3a2+4a−2, 9:3a2+6a−2, 10:3a2+8a−21:a^2+1,\ 2:a^2-2,\ 3:a^2+4a-2,\ 4:a^2+8a-2,\ 5:-a^2+4a-2,\ 6:-a^2+4,\ 7:3a^2-2,\ 8:3a^2+4a-2,\ 9:3a^2+6a-2,\ 10:3a^2+8a-2。   ノの選択肢:1:2, 2:2, 3:32, 4:3, 5:6, 6:2+2, 7:3−2, 8:2+3, 9:4−3, 10:1+61:2,\ 2:\sqrt{2},\ 3:3\sqrt{2},\ 4:\sqrt{3},\ 5:\sqrt{6},\ 6:2+\sqrt{2},\ 7:3-\sqrt{2},\ 8:2+\sqrt{3},\ 9:4-\sqrt{3},\ 10:1+\sqrt{6}。   八の選択肢:1:a3+13a2+13a+1, 2:12a3+13a2+12a+13, 3:12a3+13a2+12a+16, 4:13a3+12a2+13a+112, 5:13a3+23a2+13a+112, 6:14a3+16a2+14a+1, 7:16a3+12a2+12a+16, 8:16a3+13a2+13a+16, 9:112a3+14a2+14a+112, 10:112a3+16a2+16a+112\displaystyle 1:a^3+\frac13a^2+\frac13a+1,\ 2:\frac12a^3+\frac13a^2+\frac12a+\frac13,\ 3:\frac12a^3+\frac13a^2+\frac12a+\frac16,\ 4:\frac13a^3+\frac12a^2+\frac13a+\frac1{12},\ 5:\frac13a^3+\frac23a^2+\frac13a+\frac1{12},\ 6:\frac14a^3+\frac16a^2+\frac14a+1,\ 7:\frac16a^3+\frac12a^2+\frac12a+\frac16,\ 8:\frac16a^3+\frac13a^2+\frac13a+\frac16,\ 9:\frac1{12}a^3+\frac14a^2+\frac14a+\frac1{12},\ 10:\frac1{12}a^3+\frac16a^2+\frac16a+\frac1{12}。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

共通点条件と導関数による共通接線条件を連立して係数を決める。曲線差と直線との差を因数分解し、囲まれた区間を確定して定積分で面積を求めた。

3解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

f(x)=x3−bx2+cxf(x)=x^3-bx^2+cx、g(x)=x2−2xg(x)=x^2-2x とおく。a,b,ca,b,c は正で、両曲線が P(a,a2−2a)P(a,a^2-2a) を通り、そこで共通接線をもつ。

まず f(a)=g(a)f(a)=g(a) より、a>0a>0 に注意して両辺を aa で割ると a2−ab+c=a−2.(1)a^2-ab+c=a-2.\tag{1} また、f′(x)=3x2−2bx+cf'(x)=3x^2-2bx+c、g′(x)=2x−2g'(x)=2x-2 なので、接線の傾きが等しい条件は 3a2−2ab+c=2a−2.(2)3a^2-2ab+c=2a-2.\tag{2} 11から c=a−2−a2+abc=a-2-a^2+ab。これを22に代入すると 2a2−ab−a=0,2a^2-ab-a=0, したがって a>0a>0 より b=2a−1b=2a-1。さらに11から c=a2−2c=a^2-2 である。接線の傾きは g′(a)=2a−2g'(a)=2a-2 だから、点 PP を通る接線は y−(a2−2a)=(2a−2)(x−a),y=(2a−2)x−a2.y-(a^2-2a)=(2a-2)(x-a),\qquad y=(2a-2)x-a^2. よって、二は (2a−2)x−a2(2a-2)x-a^2(選択肢 55)、ヌは 2a−12a-1(選択肢 55)、ネは a2−2a^2-2(選択肢 22)。

2曲線の差は f(x)−g(x)=x3−(b+1)x2+(c+2)x=x(x−a)2.f(x)-g(x)=x^3-(b+1)x^2+(c+2)x=x(x-a)^2. 交点の xx 座標は 0,a0,a であり、0<x<a0<x<a では f(x)>g(x)f(x)>g(x) である。したがって、2曲線で囲まれた部分の面積は ∫0ax(x−a)2 dx=[x44−2a3x3+a22x2]0a=a412.\displaystyle \int_0^a x(x-a)^2\,dx =\left[\frac{x^4}{4}-\frac{2a}{3}x^3+\frac{a^2}{2}x^2\right]_0^a =\frac{a^4}{12}. これが 33 だから a4=36a^4=36。a>0a>0 より a=6a=\sqrt6(ノの選択肢 55)。このとき b=26−1>0b=2\sqrt6-1>0、c=4>0c=4>0 で、正の定数という条件も満たす。

最後に直線 ll と gg、ff の差をそれぞれ求めると g(x)−l(x)=(x−a)2,f(x)−l(x)=f(x)−g(x)+g(x)−l(x)=(x+1)(x−a)2.g(x)-l(x)=(x-a)^2,\qquad f(x)-l(x)=f(x)-g(x)+g(x)-l(x)=(x+1)(x-a)^2. したがって ff と ll は x=−1x=-1 で交わり、ff と gg は x=0x=0 で交わる。指定された x≦0x\le0 の ff の部分、gg、ll が囲む領域は、上側が −1≦x≦0-1\le x\le0 では ff、0≦x≦a0\le x\le a では gg、下側が ll となる。よって面積は ∫−10(f(x)−l(x)) dx+∫0a(g(x)−l(x)) dx=∫−10(x+1)(x−a)2 dx+∫0a(x−a)2 dx=[x44+1−2a3x3+a2−2a2x2+a2x]−10+a33=12a2+13a+112+13a3=13a3+12a2+13a+112.\displaystyle \begin{aligned} &\int_{-1}^{0}(f(x)-l(x))\,dx+\int_0^a(g(x)-l(x))\,dx\\ ={}&\int_{-1}^{0}(x+1)(x-a)^2\,dx+\int_0^a(x-a)^2\,dx\\ ={}&\left[\frac{x^4}{4}+\frac{1-2a}{3}x^3+\frac{a^2-2a}{2}x^2+a^2x\right]_{-1}^{0}+\frac{a^3}{3}\\ ={}&\frac12a^2+\frac13a+\frac1{12}+\frac13a^3\\ ={}&\frac13a^3+\frac12a^2+\frac13a+\frac1{12}. \end{aligned} よって、八は 13a3+12a2+13a+112\displaystyle \frac13a^3+\frac12a^2+\frac13a+\frac1{12}(選択肢 44)。面積の被積分関数は各区間で非負であり、先に求めた a=6a=\sqrt6 を使うと最初の囲まれた面積は a4/12=3a^4/12=3、また b,c>0b,c>0 なので、条件との整合も確認できる。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 定積分
  • 定積分による面積

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