本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

北里大学/2020年度/2日目

北里大学 2020年 2日目 数学 第III問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

北里大学2020年度第III問

共通指示:以下の問題の □\square にあてはまる答を選択肢の中から1つ選び、その番号を解答欄にマークしなさい。

III.

(1) 方程式 2x−1+2−x=a2^{x-1}+2^{-x}=a が異なる2個の実数解をもつとき、定数 aa のとり得る値の範囲は ケ\boxed{\text{ケ}} である。

(2) f(x)=4x−1−2x+1+4−22−x+4−xf(x)=4^{x-1}-2^{x+1}+4-2^{2-x}+4^{-x} とする。 2x−1+2−x=t\,2^{x-1}+2^{-x}=t とおくとき、f(x)f(x) は tt を用いて f(x)=コf(x)=\boxed{\text{コ}} と表せる。b,cb,c を定数とし、方程式 ∣f(x)∣=b(2x−1+2−x)+c\lvert f(x)\rvert=b(2^{x-1}+2^{-x})+c の異なる実数解の個数が5個であるとすると、cc は bb を用いて c=サb+シc=\boxed{\text{サ}}b+\boxed{\text{シ}} と表され、bb のとり得る値の範囲は ス<b<セ\boxed{\text{ス}}<b<\boxed{\text{セ}} である。

ケの選択肢:1:a>0, 2:a>1, 3:a>2, 4:a>12, 5:a>22, 6:a<−1 または 1<a, 7:a<−2 または 2<a, 8:a<−2 または 2<a, 9:a<−12 または 12<a, 10:a<−22 または 22<a\displaystyle 1:a>0,\ 2:a>1,\ 3:a>\sqrt{2},\ 4:a>\frac12,\ 5:a>\frac{\sqrt{2}}2,\ 6:a<-1\ \text{または}\ 1<a,\ 7:a<-2\ \text{または}\ 2<a,\ 8:a<-\sqrt{2}\ \text{または}\ \sqrt{2}<a,\ 9:a<-\frac12\ \text{または}\ \frac12<a,\ 10:a<-\frac{\sqrt{2}}2\ \text{または}\ \frac{\sqrt{2}}2<a。

コの選択肢:1:t2−t+2, 2:t2−t+3, 3:t2−t+4, 4:t2−2t+2, 5:t2−2t+3, 6:t2−2t+4, 7:t2−4t+2, 8:t2−4t+3, 9:t2−4t+4, 10:t2−6t+21:t^2-t+2,\ 2:t^2-t+3,\ 3:t^2-t+4,\ 4:t^2-2t+2,\ 5:t^2-2t+3,\ 6:t^2-2t+4,\ 7:t^2-4t+2,\ 8:t^2-4t+3,\ 9:t^2-4t+4,\ 10:t^2-6t+2。

サの選択肢:1:1, 2:−1, 3:3, 4:−3, 5:2, 6:−2, 7:22, 8:−22, 9:22−4, 10:4−22\displaystyle 1:1,\ 2:-1,\ 3:3,\ 4:-3,\ 5:\sqrt{2},\ 6:-\sqrt{2},\ 7:\frac{\sqrt{2}}2,\ 8:-\frac{\sqrt{2}}2,\ 9:2\sqrt{2}-4,\ 10:4-2\sqrt{2}。

シの選択肢:1:0, 2:22−4, 3:4−22, 4:42−4, 5:4−42, 6:42−5, 7:5−42, 8:42−72, 9:7−422, 10:7−222\displaystyle 1:0,\ 2:2\sqrt{2}-4,\ 3:4-2\sqrt{2},\ 4:4\sqrt{2}-4,\ 5:4-4\sqrt{2},\ 6:4\sqrt{2}-5,\ 7:5-4\sqrt{2},\ 8:\frac{4\sqrt{2}-7}{2},\ 9:\frac{7-4\sqrt{2}}{2},\ 10:\frac{7-2\sqrt{2}}{2}。

スおよびセの各選択肢:1:2−1, 2:1−2, 3:2−4, 4:4−2, 5:22−2, 6:2−22, 7:22−4, 8:4−22, 9:312−3434, 10:34−31234\displaystyle 1:\sqrt{2}-1,\ 2:1-\sqrt{2},\ 3:\sqrt{2}-4,\ 4:4-\sqrt{2},\ 5:2\sqrt{2}-2,\ 6:2-2\sqrt{2},\ 7:2\sqrt{2}-4,\ 8:4-2\sqrt{2},\ 9:\frac{31\sqrt{2}-34}{34},\ 10:\frac{34-31\sqrt{2}}{34}。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

指数式を正の変数と対称和tに置き換え、tの取り得る範囲と各tが生むxの個数を明確にしたうえで、二次式と直線の交点を区間ごとに数える。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ケ=3 (a>2).\boxed{\text{ケ}}=3\space{}(a>\sqrt2).\quad (2) コ=8 (t2−4t+3), サ=6 (−2), シ=6 (42−5), ス=2 (1−2), セ=8 (4−22).\boxed{\text{コ}}=8\space{}(t^2-4t+3),\space{}\boxed{\text{サ}}=6\space{}(-\sqrt2),\space{}\boxed{\text{シ}}=6\space{}(4\sqrt2-5),\space{}\boxed{\text{ス}}=2\space{}(1-\sqrt2),\space{}\boxed{\text{セ}}=8\space{}(4-2\sqrt2).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) u=2x−1>0u=2^{x-1}>0 とおくと 2−x=1/(2u)2^{-x}=1/(2u) だから u+12u=aすなわち2u2−2au+1=0.\displaystyle u+\frac{1}{2u}=a\quad\text{すなわち}\quad 2u^2-2au+1=0. この二次方程式の解が異なる2個の正の数であるには、判別式が正で、解の和が正であればよい(解の積は 1/2>01/2>0)。したがって a2−2>0a^2-2>0 かつ a>0a>0、すなわち a>2a>\sqrt2 である。正の uu と xx は一対一に対応するので、これは異なる2個の実数解をもつ条件と同値である。よって選択肢は3。

(2) u=2x−1, v=2−xu=2^{x-1},\ v=2^{-x} とおけば uv=1/2uv=1/2 であり、t=u+vt=u+v とおくと t2−2=(u−v)2≧0,t≧2.t^2-2=(u-v)^2\ge0,\qquad t\ge\sqrt2. また、t>2t>\sqrt2 のとき 2u2−2tu+1=02u^2-2tu+1=0 は異なる2個の正の解をもち、それぞれがただ1つの xx を定める。t=2t=\sqrt2 のときは u=vu=v となり、xx は1個だけである。

4x−1=u2,2x+1=4u,22−x=4v,4−x=v24^{x-1}=u^2,\quad 2^{x+1}=4u,\quad 2^{2-x}=4v,\quad 4^{-x}=v^2 より f(x)=u2+v2−4(u+v)+4=(u+v)2−2uv−4t+4=t2−4t+3.f(x)=u^2+v^2-4(u+v)+4=(u+v)^2-2uv-4t+4=t^2-4t+3. したがって コ\boxed{\text{コ}} には選択肢8が入る。以下 g(t)=t2−4t+3=(t−1)(t−3)g(t)=t^2-4t+3=(t-1)(t-3)、r=2r=\sqrt2、y0=42−5>0y_0=4\sqrt2-5>0 とおく。t=rt=r では g(r)=5−42<0g(r)=5-4\sqrt2<0 なので ∣g(r)∣=y0|g(r)|=y_0。t=rt=r に対応する xx は1個だけで、t>rt>r の各値に対応する xx は2個ずつである。異なる実数解が5個という奇数になるには t=rt=r が解でなければならず、そのほかに異なる t>rt>r がちょうど2個必要である。よって b2+c=42−5,c=−2 b+42−5.b\sqrt2+c=4\sqrt2-5,\qquad c=-\sqrt2\,b+4\sqrt2-5. したがって サ=6\boxed{\text{サ}}=6、シ=6\boxed{\text{シ}}=6 である。

t=r+st=r+s、d=3−rd=3-r とおく。r≦t≦3r\le t\le3 では g(t)≦0g(t)\le0 であり、0≦s≦d0\le s\le d である。この範囲での差は D1(s)=∣g(r+s)∣−(bt+c)=s(4−2r−b−s).D_1(s)=|g(r+s)|-(bt+c)=s(4-2r-b-s). s=0s=0 以外に 0<s<d0<s<d の根が1個ある条件は 0<4−2r−b<3−r,すなわち1−r<b<4−2r.0<4-2r-b<3-r, \quad\text{すなわち}\quad 1-r<b<4-2r. 一方、t≧3t\ge3 では ∣g(t)∣=g(t)|g(t)|=g(t) であり、差は D2(s)=∣g(r+s)∣−(bt+c)=s2−(4−2r+b)s−2y0.D_2(s)=|g(r+s)|-(bt+c)=s^2-(4-2r+b)s-2y_0. 定数項が負なので判別式は正で、2根の積も負である。したがって正の根はちょうど1個である。s=ds=d で D2(d)=−(y0+bd)D_2(d)=-(y_0+bd) だから、その正の根が s>ds>d にある条件は y0+bd>0すなわちb>5−4r3−r=1−r.\displaystyle y_0+bd>0\quad\text{すなわち}\quad b>\frac{5-4r}{3-r}=1-r. 上で求めた範囲ではこれも成り立つ。従って r<t<3r<t<3 の範囲に1個、t>3t>3 の範囲に1個の根があり、対応する実数解は端点分も合わせて 1+2+2=51+2+2=5 個である。逆に5個ならこの2区間に根が1個ずつ必要なので、条件はちょうど 1−2<b<4−221-\sqrt2<b<4-2\sqrt2 となる。範囲の下端では内側の根と t=3t=3 の根が一致し、上端では内側の根が端点 t=rt=r と一致するため、いずれも5個にならず不等号は厳密である。よって ス=2\boxed{\text{ス}}=2、セ=8\boxed{\text{セ}}=8 である。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次不等式とグラフ
  • 二次方程式の判別式
  • 有理数指数と指数法則
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 解と係数の関係

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。