名古屋市立大学/2025年度/前期
名古屋市立大学 2025年 数学 第2問解答・解説
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1問題
箱に 個の玉が入っている。それぞれの玉には から までの数字が1つずつ書かれている。ただし, は2以上の整数とする。 と の2人が の順番で交互に箱から1個ずつ玉を取り出す。玉を1個取り出すたびに取り出した玉の数字をお互いで確認し,玉は箱に戻さないものとする。すべての玉を取り終えたとき,, それぞれが持っている玉に書かれた数の総和が大きい方を勝ち,等しい場合は引き分けとする。次の問いに答えよ。
(1) のとき,引き分けとなる確率をそれぞれ求めよ。
(2) のとき, が2個目の玉を取り終えた時点で の勝ちがすでに確定している確率をそれぞれ求めよ。
すべての問題について,答案では求める手順をわかりやすく説明しなさい。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
小問(1)はAの所持するm個が全てのm部分集合から一様に選ばれることを用い、総和の半分となる組を数える。小問(2)は観察済みの3個を固定し、Bの最終合計の最大値が全体の半分未満となる場合を数える。
3答え
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4解答
解答を見る途中式つきの解答
全ての玉に書かれた数の総和を とする。Aが持つ玉の集合は、個から選ぶ個の部分集合のいずれも同じ確率である。実際、Aの取る個が定まると、その個をAの順番に並べる方法は通り、残りをBの順番に並べる方法も通りで、いずれも同数だからである。
(1) 引き分けとなるには、Aの合計がであればよい。
ではなので、Aが取る2数の和が3となる組はの2組である。全ての組は組だから、確率はである。
ではは奇数である。AとBの合計が等しければその共通の合計はとなるが、合計は整数なので引き分けは起こらず、確率はである。
ではなので、Aの4数の和が14となる組を数える。該当する組は の8組である。全ての組は組だから、確率はである。
(2) Aが2個目を取り終えた時点で、Aの数を、Bがすでに取った数をとする。残りからBが受け取る個の数の和の最大値をとすると、Bの最終合計の最大値はである。Aの最終合計はからBの最終合計を引いた値なので、Aの勝ちが確定するための必要十分条件は である。ここでは、を除いた残りの数のうち大きい方から個の和である。
ではだから、条件はとなる。各について、条件を満たすAの2数の組は である。Aの1個目と2個目の順序は各組につき2通りあるため、条件を満たす最初の3回の取り出し方は通りである。全ての最初の3回の取り出し方は通りなので、求める確率はである。
ではだから、条件はとなる。各について条件を満たす組は、のとき、のときであり、ではない。よって、条件を満たす最初の3回の取り出し方は通りである。全ての取り出し方は通りだから、求める確率はである。
この問題で使う考え方
- 和の法則
- 積の法則
- 組合せ
- 確率の基本法則
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