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大分大学/2023年度/前期

大分大学 2023年 数学 第2問解答・解説

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1問題

大分大学2023年度第2問

nn を自然数とする。5個の赤玉と nn 個の白玉が入った袋がある。袋から玉を取り出し,取り出した玉は袋に戻さない。袋から1個ずつ玉を取り出していくとき,6回目が赤玉で袋の中の赤玉がなくなる確率を p(n)p(n) とする。以下の問に答えなさい。

(1) p(n)p(n) を二項係数を用いて表しなさい。

(2) p(n)=A(1n+4C4−1n+5C4)\displaystyle p(n)=A\left(\dfrac{1}{{}_{n+4}C_4}-\dfrac{1}{{}_{n+5}C_4}\right) となる定数 AA を求めなさい。

(3) Sn=p(1)+p(2)+⋯+p(n)S_n=p(1)+p(2)+\cdots+p(n) とおくとき,lim⁡n→∞Sn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}S_n を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答 (1) 赤玉5個が全 n+5n+5 個の玉の並びのどの位置に出るかを考える。各位置の組について赤玉の並べ方は 5!5! 通り、白玉の並べ方は n!n! 通りで一定だから、赤玉の位置の組 (n+55)\displaystyle \binom{n+5}{5} 通りは同様に確からしい。条件を満たすには6番目が赤玉であり、残り4個の赤玉が1〜5番目のうち4か所に出ればよい。したがって p(n)=(54)(n+55)=5(n+55).\displaystyle p(n)=\frac{\binom54}{\binom{n+5}{5}}=\frac5{\binom{n+5}{5}}.

(2) 積の形にすると 1(n+44)−1(n+54)=24(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)−24(n+2)(n+3)(n+4)(n+5)=96(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)(n+5).\displaystyle \frac1{\binom{n+4}{4}}-\frac1{\binom{n+5}{4}} =\frac{24}{(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)}-\frac{24}{(n+2)(n+3)(n+4)(n+5)} =\frac{96}{(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)(n+5)}. 一方、(1)より p(n)=600(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)(n+5).\displaystyle p(n)=\frac{600}{(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)(n+5)}. よって A=600/96=25/4A=600/96=25/4。

(3) (2)の式を k=1,…,nk=1,\ldots,n について加えると、隣り合う項が消えて Sn=254(1(54)−1(n+54))=54−254(n+54).\displaystyle S_n=\frac{25}{4}\left(\frac1{\binom54}-\frac1{\binom{n+5}{4}}\right) =\frac54-\frac{25}{4\binom{n+5}{4}}. (n+54)→∞\displaystyle \binom{n+5}{4}\to\infty なので lim⁡n→∞Sn=54.\displaystyle \boxed{\lim\limits _{n\to\infty}S_n=\frac54}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 数列の極限

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