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東京医科大学/2024年度/一般

東京医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京医科大学2024年度第1問

解答上の共通注意:問題文中のア、イウなどの空欄には特に指示のない限り整数値が入る。ア、イ、ウ、…の一つ一つは符号(−)または数字(0〜9)のいずれか一つに対応する。分数形で解答する場合はそれ以上約分できない形とし、分数の符号は分子につける。

第1問 次の各問いに答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 5進法で表された循環小数x=4.3˙2˙(5)x=4.\dot{3}\dot{2}_{(5)}を10進法の分数で表すと、x=アイウエオ\displaystyle x=\frac{\boxed{\text{アイウ}}}{\boxed{\text{エオ}}}である。

(2) ∑n=3151nC3=カキクケ\displaystyle\sum\limits _{n=3}^{15}\frac{1}{{}_n C_3}=\frac{\boxed{\text{カキ}}}{\boxed{\text{クケ}}}である。

(3) iiを虚数単位とし、偏角θ\thetaは0≦θ<2π0\leq\theta<2\piの範囲で考える。

α=6−2i,β=5+5i\alpha=\sqrt{6}-\sqrt{2}i,\quad\beta=5+5iのとき、αβ\alpha\betaの偏角はコサシπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{コ}}}{\boxed{\text{サシ}}}\piであり、(αβ)2024(\alpha\beta)^{2024}の偏角はスセπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セ}}}\piである。

(4) f(x)=xex (x>0)f(x)=xe^x\ (x>0)の逆関数をg(x)g(x)とする。a=e2\displaystyle a=\frac{\sqrt{e}}{2}とすれば、g(a)=ソタ,g′(a)=チツ⋅1e\displaystyle g(a)=\frac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}},\qquad g'(a)=\frac{\boxed{\text{チ}}}{\boxed{\text{ツ}}}\cdot\frac{1}{\sqrt{e}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

循環小数と二項係数和は既知の表示と差の形を使い、複素数の偏角は加法、逆関数の導関数は合成関数の微分から求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 11324\displaystyle (1)\space{}\dfrac{113}{24}
    (2) 5235\displaystyle (2)\space{}\dfrac{52}{35}
    (3) arg⁡(αβ)=π12, arg⁡((αβ)2024)=2π3\displaystyle (3)\space{}\arg(\alpha\beta)=\dfrac{\pi}{12},\space{}\arg((\alpha\beta)^{2024})=\dfrac{2\pi}{3}
    (4) g(a)=12, g′(a)=23e\displaystyle (4)\space{}g(a)=\dfrac12,\space{}g^{\prime}(a)=\dfrac{2}{3\sqrt e}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 循環節の値は 32(5)=3⋅5+2=1732_{(5)}=3\cdot5+2=17 である。したがって 0.3˙2˙(5)=1752−1=1724,x=4+1724=11324.\displaystyle 0.\dot{3}\dot{2}_{(5)}=\frac{17}{5^2-1}=\frac{17}{24},\qquad x=4+\frac{17}{24}=\frac{113}{24}.

(2) n≧3n\ge3 に対して 1nC3=6n(n−1)(n−2)=32(1n−1C2−1nC2)\displaystyle \frac1{{}_nC_3}=\frac{6}{n(n-1)(n-2)}=\frac32\left(\frac1{{}_{n-1}C_2}-\frac1{{}_nC_2}\right) であるから、和は望ましい形に消去され、 ∑n=3151nC3=32(12C2−115C2)=32(1−1105)=5235.\displaystyle \sum\limits _{n=3}^{15}\frac1{{}_nC_3}=\frac32\left(\frac1{{}_2C_2}-\frac1{{}_{15}C_2}\right)=\frac32\left(1-\frac1{105}\right)=\frac{52}{35}.

(3) α\alpha は第4象限にあり、tan⁡arg⁡α=−2/6=−1/3\tan\arg\alpha=-\sqrt{2/6}=-1/\sqrt3 より、0≦θ<2π0\le\theta<2\pi での偏角は 11π/611\pi/6 である。また β=5+5i\beta=5+5i の偏角は π/4\pi/4 である。よって arg⁡(αβ)=11π6+π4=25π12≡π12(mod2π).\displaystyle \arg(\alpha\beta)=\frac{11\pi}{6}+\frac{\pi}{4}=\frac{25\pi}{12}\equiv\frac{\pi}{12}\pmod{2\pi}. 積の偏角を2024倍すると 2024⋅π/12=506π/32024\cdot\pi/12=506\pi/3 であり、2π2\pi を法として 2π/32\pi/3 となる。

(4) f′(x)=ex(x+1)>0 (x>0)f'(x)=e^x(x+1)>0\ (x>0) なので逆関数が定まり、f(1/2)=e/2=af(1/2)=\sqrt e/2=a から g(a)=1/2g(a)=1/2 である。恒等式 f(g(y))=yf(g(y))=y を微分すると f′(g(y))g′(y)=1f'(g(y))g'(y)=1 だから、 g′(a)=1f′(1/2)=1(3/2)e=23e.\displaystyle g'(a)=\frac1{f'(1/2)}=\frac1{(3/2)\sqrt e}=\frac{2}{3\sqrt e}.

この問題で使う考え方

  • 二進法・位取り記数法
  • 組合せ
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • ド・モアブルの定理
  • 複素数の極形式
  • 合成関数の微分
  • 合成関数と逆関数

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