札幌医科大学/2023年度/前期
札幌医科大学 2023年 数学 第3問解答・解説
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1問題
確率 でシュートを成功させる選手がいる。ある試合中に,この選手は3回のシュートを試みた。
(1) この選手が3回目で初めてシュートを成功させた確率を, を用いて表せ。
この選手の親は試合を観戦できなかったが,「3回のシュートのうち少なくとも1回のシュートを成功させた」という事象 が起こったことを知った。この事象 が起こったときに,この選手が3回目で初めてシュートを成功させる条件付き確率は であるという。
(2) の値を求めよ。
(3) 事象 が起こったときに,この選手が2回目で初めてシュートを成功させる条件付き確率を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- 独立同確率試行の解釈では (1) (2) (3) 独立性なしでは一意に定まらない。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
独立試行とみなす場合 各シュートの成否が互いに独立で、各回の成功確率が であると仮定する。 とおく。
(1) 3回目で初めて成功するには、1回目、2回目が失敗し、3回目が成功すればよい。よってその確率は である。
(2) 事象 の余事象は3回とも失敗することだから 条件付き確率の条件から ここで が起こったという条件付き確率が与えられているので であり、約分はできる。したがって より を選び、 このとき、(1)の確率は
(3) 2回目で初めて成功する事象は、1回目が失敗し2回目が成功する事象であり、3回目の成否は問わない。その確率は である。また したがって
独立性を仮定しない場合 原文には3回の成否が独立であるとの記載がない。各回の成功確率が同じ という周辺確率だけでは、(1)の同時確率や は決まらない。実際、成功を1、失敗を0として、結果 のそれぞれに確率 、結果 のそれぞれに確率 を与えるモデルを考える。これらの確率の和は1であり、各回の成功確率は で等しい。このモデルでは必ず少なくとも1回成功するので 。3回目で初めて成功する結果は だけで、その確率は であるため、問題文の条件付き確率を満たす。一方、2回目で初めて成功する結果 の確率も となる。したがって独立性なしでは も(3)の答えも一意に定まらない。上の は、独立同確率の試行と解釈した場合の結果である。
この問題で使う考え方
- 確率の基本法則
- 独立な試行
- 条件付き確率
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