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信州大学/2011年度

信州大学 2011年 数学 第5問解答・解説

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1問題

信州大学2011年度第5問

次の問いに答えよ。

(1) 次の不定積分を求めよ。 ∫\displaystyle \int log⁡\log(1+x\sqrt{x}) dx

(2) 点(1,1)を中心とする半径1の円と,x軸およびy軸で囲まれた図形を,x軸の周りに1回転してできる立体の体積を求めよ。 ただし,回転させる図形は円の中心を含まないものとする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)∫log⁡(1+x) dx=(x−1)log⁡(1+x)−x2+x+C.\displaystyle \quad \int \log(1+\sqrt{x})\,dx=(x-1)\log(1+\sqrt{x})-\frac{x}{2}+\sqrt{x}+C.\qquad (2)V=5π3−π22.\displaystyle \quad V=\frac{5\pi}{3}-\frac{\pi^2}{2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x≧0 とし t=x とおくと x=t2, dx=2t dt である。∫log⁡(1+x) dx=2∫tlog⁡(1+t) dt=t2log⁡(1+t)−∫t21+t dt=t2log⁡(1+t)−∫(t−1+11+t)dt=(t2−1)log⁡(1+t)−t22+t+C.ここで t21+t=t−1+11+t を用いた。 t=x を戻すと ∫log⁡(1+x) dx=(x−1)log⁡(1+x)−x2+x+C. 実際、右辺を微分すると log⁡(1+x) となる。(2) 円の方程式は (x−1)2+(y−1)2=1. 中心を含まない、原点側の有界領域を考える。この領域は 0≦x≦1, 0≦y≦f(x) であり、円弧の下側は f(x)=1−1−(x−1)2=1−2x−x2 である。これを x 軸のまわりに回転すると、各 x における断面は半径 f(x) の円盤なので、V=π∫01f(x)2 dx=π∫01(1−22x−x2+2x−x2)dx. ∫01(1+2x−x2)dx=53 であり、u=1−x と置けば ∫012x−x2dx=∫011−u2du=π4(半径1の円の 1/4 の面積)である。したがって V=π(53−2⋅π4)=5π3−π22. 原点側領域は円の中心を含まない。\displaystyle \text{(1) }x\ge 0\text{ とし }t=\sqrt{x}\text{ とおくと }x=t^2,\ dx=2t\,dt\text{ である。} \begin{aligned}\int\log(1+\sqrt{x})\,dx&=2\int t\log(1+t)\,dt\\&=t^2\log(1+t)-\int\frac{t^2}{1+t}\,dt\\&=t^2\log(1+t)-\int\left(t-1+\frac1{1+t}\right)dt\\&=(t^2-1)\log(1+t)-\frac{t^2}{2}+t+C.\end{aligned} \text{ここで }\frac{t^2}{1+t}=t-1+\frac1{1+t}\text{ を用いた。 }t=\sqrt{x}\text{ を戻すと }\int\log(1+\sqrt{x})\,dx=(x-1)\log(1+\sqrt{x})-\frac{x}{2}+\sqrt{x}+C.\text{ 実際、右辺を微分すると }\log(1+\sqrt{x})\text{ となる。} \text{(2) 円の方程式は }(x-1)^2+(y-1)^2=1.\text{ 中心を含まない、原点側の有界領域を考える。この領域は }0\le x\le1,\ 0\le y\le f(x)\text{ であり、円弧の下側は }f(x)=1-\sqrt{1-(x-1)^2}=1-\sqrt{2x-x^2}\text{ である。} \text{これを }x\text{ 軸のまわりに回転すると、各 }x\text{ における断面は半径 }f(x)\text{ の円盤なので、} \begin{aligned}V&=\pi\int_0^1 f(x)^2\,dx\\&=\pi\int_0^1\left(1-2\sqrt{2x-x^2}+2x-x^2\right)dx.\end{aligned} \text{ }\int_0^1(1+2x-x^2)dx=\frac53\text{ であり、}u=1-x\text{ と置けば }\int_0^1\sqrt{2x-x^2}dx=\int_0^1\sqrt{1-u^2}du=\frac\pi4\text{(半径1の円の }1/4\text{ の面積)である。したがって }V=\pi\left(\frac53-2\cdot\frac\pi4\right)=\frac{5\pi}{3}-\frac{\pi^2}{2}.\text{ 原点側領域は円の中心を含まない。}

この問題で使う考え方

  • 置換積分法
  • 部分積分法
  • 定積分による体積

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