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弘前大学/2020年度

弘前大学 2020年 数学 第4問解答・解説

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1問題

弘前大学2020年度第4問

次の問いに答えよ。

(1) 次の定積分を求めよ。

∫714dx(x−2)x+2\displaystyle \int_ {7} ^ {14} \frac {d x}{(x - 2) \sqrt {x + 2}}

(2) 曲線 y=log⁡xy = \log x と x 軸,および直線 x = e で囲まれた図形を,x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ。ただし,e は自然対数の底とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1) 平方根を新しい変数に置換して有理式の積分にする。(2) 回転体の断面積を積分し、部分積分で評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  12log⁡53,\displaystyle \;\frac12\log\frac{5}{3},\qquad (2)  π(e−2).\;\pi(e-2).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) t=x+2t=\sqrt{x+2}(t>0t>0)とおくと、x=t2−2, dx=2t dtx=t^2-2,\ dx=2t\,dt であり、積分区間は 3≦t≦43\le t\le4 となる。 ∫714dx(x−2)x+2=∫342t2−4 dt=12∫34(1t−2−1t+2) dt=12[log⁡(t−2)−log⁡(t+2)]34=12(log⁡26−log⁡15)=12log⁡53.\displaystyle \begin{aligned} \int_7^{14}\frac{dx}{(x-2)\sqrt{x+2}} &=\int_3^4\frac{2}{t^2-4}\,dt\\ &=\frac12\int_3^4\left(\frac1{t-2}-\frac1{t+2}\right)\,dt\\ &=\frac12\left[\log(t-2)-\log(t+2)\right]_3^4\\ &=\frac12\left(\log\frac26-\log\frac15\right)=\frac12\log\frac53. \end{aligned} (区間 3≦t≦43\le t\le4 では対数の真数はいずれも正である。)

(2) log⁡x=0\log x=0 となるのは x=1x=1 なので、回転させる部分は 1≦x≦e1\le x\le e にある。したがって V=π∫1e(log⁡x)2 dx.\displaystyle V=\pi\int_1^e(\log x)^2\,dx. 部分積分を用いると ∫(log⁡x)2 dx=x(log⁡x)2−2∫log⁡x dx=x((log⁡x)2−2log⁡x+2).\displaystyle \begin{aligned} \int(\log x)^2\,dx &=x(\log x)^2-2\int\log x\,dx\\ &=x\bigl((\log x)^2-2\log x+2\bigr). \end{aligned} よって V=π[x((log⁡x)2−2log⁡x+2)]1e=π(e−2).\begin{aligned} V&=\pi\left[x\bigl((\log x)^2-2\log x+2\bigr)\right]_1^e\\ &=\pi(e-2). \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 置換積分法
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 部分積分法
  • 定積分による体積

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