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昭和大学/2024年度/Ⅰ期

昭和大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

昭和大学2024年度第2問

1辺の長さが1の正方形を底面とする立方体 OABC-DEFGOABC\text{-}DEFG を考える。点 OO を通る平面で立方体を切断し,右図のように3点 P,Q,RP,Q,R をとる。ただし,点 QQ は辺 BFBF 上にあるものとする。切断面の面積を SS,α=∠AOP, β=∠COR\alpha=\angle AOP,\ \beta=\angle COR とする。以下の問いに答えよ。ただし,答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

立方体OABC−DEFGの図で、底面の頂点はO、A、B、C、上面はD、E、F、Gと記され、見えない辺OC、CB、CGは破線で描かれている。辺AE上にP、辺BF上にQ、辺CG上にRがあり、四角形OPQRが網掛けされている。Oの角にはOAとOPの間にα、OCとORの間にβの弧と記号がある。

(1) γ=∠POR\gamma=\angle POR とする。cos⁡γ\cos\gamma を tan⁡α,tan⁡β\tan\alpha,\tan\beta を用いて表せ。   (2) 面積 SS を tan⁡α,tan⁡β\tan\alpha,\tan\beta を用いて表せ。   (3) α+β=π4, S=76\displaystyle \alpha+\beta=\frac{\pi}{4},\ S=\frac{7}{6} とする。次の各問いに答えよ。   (3-1) tan⁡α+tan⁡β\tan\alpha+\tan\beta の値を求めよ。   (3-2) tan⁡αtan⁡β\tan\alpha\tan\beta の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

立方体を座標で表して角を正接に置き換え、空間ベクトルの内積と三角形の面積を使った。最後は正接の加法定理と与えられた面積条件を連立した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) tan⁡αtan⁡β(1+tan⁡2α)(1+tan⁡2β)\displaystyle \space{}\frac{\tan\alpha\tan\beta}{\sqrt{(1+\tan^2\alpha)(1+\tan^2\beta)}}\quad (2) 1+tan⁡2α+tan⁡2β\space{}\sqrt{1+\tan^2\alpha+\tan^2\beta}\quad (3-1) 56\displaystyle \space{}\frac56\quad (3-2) 16\displaystyle \space{}\frac16

4解答

解答を見る途中式つきの解答

立方体の底面を xy 平面とし、OA→,OC→ を単位方向にとる。 x=tan⁡α, y=tan⁡β とおくと、 P=(1,0,x), R=(0,1,y) である。平面 OPR 上の点の高さは z=xX+yY となるから、Q=(1,1,x+y) である。(1)OP→⋅OR→=xy,∣OP∣=1+x2,∣OR∣=1+y2 より、cos⁡γ=xy(1+x2)(1+y2).(2)切断面を △OPQ と △ORQ に分ける。△OPQ で PO→=(−1,0,−x), PQ→=(0,1,y) だから、両者の内積は −xy であり、辺の長さは 1+x2,1+y2 である。内積と三角形の面積公式から、Area⁡(OPQ)=121+x2+y2.△ORQ も同じ面積となるので、 S=1+x2+y2.(3)u=xy とおく。α+β=π4 より x+y=1−u である。また S=76 より x2+y2=1336 となる。したがって (1−u)2−2u=1336、すなわち u=16 または 236 である。 x+y=1−u>0 より u=16 を選び、 x+y=56 を得る。\displaystyle \text{立方体の底面を }xy\text{ 平面とし、}\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OC}\text{ を単位方向にとる。}\ x=\tan\alpha,\ y=\tan\beta\text{ とおくと、}\ P=(1,0,x),\ R=(0,1,y)\text{ である。平面 }OPR\text{ 上の点の高さは }z=xX+yY\text{ となるから、}Q=(1,1,x+y)\text{ である。}\quad \text{(1)}\quad \overrightarrow{OP}\cdot\overrightarrow{OR}=xy,\quad |OP|=\sqrt{1+x^2},\quad |OR|=\sqrt{1+y^2}\text{ より、}\cos\gamma=\frac{xy}{\sqrt{(1+x^2)(1+y^2)}}.\quad \text{(2)}\quad \text{切断面を }\triangle OPQ\text{ と }\triangle ORQ\text{ に分ける。}\triangle OPQ\text{ で }\overrightarrow{PO}=(-1,0,-x),\ \overrightarrow{PQ}=(0,1,y)\text{ だから、両者の内積は }-xy\text{ であり、辺の長さは }\sqrt{1+x^2},\sqrt{1+y^2}\text{ である。内積と三角形の面積公式から、}\operatorname{Area}(OPQ)=\frac12\sqrt{1+x^2+y^2}.\triangle ORQ\text{ も同じ面積となるので、}\ S=\sqrt{1+x^2+y^2}.\quad \text{(3)}\quad u=xy\text{ とおく。}\alpha+\beta=\frac\pi4\text{ より }x+y=1-u\text{ である。また }S=\frac76\text{ より }x^2+y^2=\frac{13}{36}\text{ となる。したがって }(1-u)^2-2u=\frac{13}{36}\text{、すなわち }u=\frac16\text{ または }\frac{23}{6}\text{ である。}\ x+y=1-u>0\text{ より }u=\frac16\text{ を選び、}\ x+y=\frac56\text{ を得る。}

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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