(1) x<0 なら πx−ex<0 である一方、∣x−2∣−1≧0 なので解はない。x≧0 で F(x)=πx−ex とおくと F′(x)=ex{(π/e)xlnπ−1}>0,F′′(x)=ex{(π/e)x(lnπ)2−1}>0. 右辺の絶対値部分は区間 0≦x≦1,1≦x≦2,2≦x≦3,x≧3 で順に 1−x,x−1,3−x,x−3 である。0≦x≦1 では F が増加、1−x が減少し、端点で大小が逆なので交点は1つ。1≦x≦2 では H(x)=F(x)−(x−1) が凸であり、接線評価 H(x)≧H(1)+H′(1)(x−1), その右辺の両端値は π−e>0、π(1+lnπ)−2e−1>0(後者は約 0.30)なので交点はない。2≦x≦3 では右辺が1以下、F(x)≧F(2)=π2−e2>1 なので交点はない。x≧3 では F(x)−(x−3) は正で、導関数も正である。従って解の個数は 1。
(2) 4乗和の公式 14+24+⋯+n4=30n(n+1)(2n+1)(3n2+3n−1) から、分子の最高次項は n5/5 だから求める極限は 1/5。
(3) 半周長は 9、ヘロンの公式による面積は Δ=9⋅4⋅1⋅4=12, 従って内接円の半径は r=Δ/9=4/3。余弦定理から cosC=2⋅5⋅852+82−52=54,sin2C=21−cosC=101. 直角三角形から CI=r/sin(C/2)=410/3。
(4) 4から50までの偶数は24個であり、すべて次のように2素数の和で表せる: 4=2+2, 6=3+3, 8=3+5, 10=3+712=5+7, 14=3+11, 16=3+13, 18=5+1320=3+17, 22=3+19, 24=5+19, 26=3+2328=5+23, 30=7+23, 32=3+29, 34=3+3136=5+31, 38=7+31, 40=3+37, 42=5+3744=3+41, 46=3+43, 48=5+43, 50=3+47. したがって個数は 24。
(5) α=arcsin(1/3) とする。0≦t<2π で sin4t=1/3 の解は t=4α+2kπ,t=4π−α+2kπ(k=0,1,2,3) の8個である。これらが同じ x=cos3t を与えると仮定すると、二つの解 t,s は s=±t+2jπ/3 (j=0,1,2) を満たす。s=t+2jπ/3 の場合、j=1,2 なら sin4t=±1/2 となり不可能である。s=−t+2jπ/3 の場合には sin4t は 0 または ±3/2 となり、やはり 1/3 と一致しない。よって8個の解は互いに異なる点を与え、交点は 8 個。
(6) 底面を一辺1の正三角形とすると、その面積は 3/4。底面の重心から頂点までの高さは、底面の外接円半径が 1/3 であることから 1−31=32. よって正四面体の体積は 31⋅43⋅32=122。
(7) AB=(1,−2,0), AC=(1,0,0) は z=0 の平面内にあり、その平行四辺形の面積は 1⋅2=2。点 D は z=3、平面 ABC は z=1 上にあるので高さは2。従って平行六面体の体積は 2⋅2=4。
(8) 100円玉を x 枚、50円玉を y 枚とすると、0≦x≦30、0≦y≦60−2x であり、残額は10円玉で一意に払える。従って支払い方は x=0∑30(61−2x)=31⋅61−2⋅230⋅31=961 通り。
(9) 半周長は 15/2。ヘロンの公式により Δ=215⋅29⋅25⋅21=4153. 外接円半径は R=4Δ3⋅5⋅7=37=373。
(10) 平方完成すると y2=2(x+21)2−21,1/4(x+1/2)2−1/2y2=1. したがって a2=1/4, b2=1/2、焦点距離の二乗は c2=a2+b2=3/4 であり、離心率は c/a=3。
(11) g(x)=exf(x) とおく。条件 f′(x)+f(x)=0 と積の微分法から、 g′(x)=exf(x)+exf′(x)=ex(f(x)+f′(x))=0. 0≦a<b≦1 を満たす任意の a,b に対し、平均値の定理によりa<c<b を満たす c が存在し、g(b)−g(a)=g′(c)(b−a)=0 となる。よって g は 0≦x≦1 で一定である。g(1)=ef(1)=e だから g(0)=f(0)=e。従って f(0)=e。
(12) h(x)=xf(x) とおく。区間 2≦x≦3 では x>0 なので、条件 f′(x)+f(x)/x=0 と積の微分法から h′(x)=f(x)+xf′(x)=f(x)+x(−xf(x))=0. 2≦a<b≦3 を満たす任意の a,b に平均値の定理を適用すると h(b)−h(a)=h′(c)(b−a)=0 となり、h はこの区間で一定である。h(2)=2f(2)=2 より h(3)=3f(3)=2。従って f(3)=32。