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和歌山県立医科大学/2024年度/前期

和歌山県立医科大学 2024年 数学 第3問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2024年度第3問

(1) z+4z=−23\displaystyle z+\frac{4}{z}=-2\sqrt{3}を満たす複素数 zz を求め,znz^{n} が実数となる最小の自然数 nn を求めよ。

(2) 0でない複素数 zz に対して,∣z+4z∣\displaystyle \left|z+\frac{4}{z}\right|の最小値とその最小値をとる zz を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

方程式を二次方程式に直して根と偏角を求め、ド・モアブルの定理で実数条件を判定する。絶対値の最小化は非負性と零になるための必要十分条件で解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) z=−3±i\quad z=-\sqrt3\pm i\quad 、最小の自然数 n=6\quad n=6\quad 。 (2) 最小値 0\quad 0\quad 、そのとき z=±2i\quad z=\pm2i\quad 。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

agraph{(1)} まず z≠0z\neq0 であるから、与式に zz を掛けると z2+23z+4=0z^2+2\sqrt3z+4=0 となる。平方完成して (z+3)2=−1(z+\sqrt3)^2=-1 より、z=−3±iz=-\sqrt3\pm i を得る。いずれも絶対値は 22 であり、z+=−3+i=2(cos⁡5π6+isin⁡5π6)\displaystyle z_+=-\sqrt3+i=2(\cos\dfrac{5\pi}{6}+i\sin\dfrac{5\pi}{6})、z−=−3−i=2(cos⁡7π6+isin⁡7π6)\displaystyle z_-=-\sqrt3-i=2(\cos\dfrac{7\pi}{6}+i\sin\dfrac{7\pi}{6}) と表せる。ド・モアブルの定理より、z+nz_+^n が実数となる条件は sin⁡(5nπ/6)=0\sin(5n\pi/6)=0、すなわち 5n/65n/6 が整数となることである。55 と 66 は互いに素なので、これは 6∣n6\mid n と同値である。同様に z−nz_-^n が実数となる条件は sin⁡(7nπ/6)=0\sin(7n\pi/6)=0、すなわち 7n/67n/6 が整数となることであり、77 と 66 も互いに素だから 6∣n6\mid n と同値である。よっていずれの場合も最小の自然数は n=6n=6 である。

(2) 絶対値は常に 00 以上である。一方、z=2iz=2i または z=−2iz=-2i とすれば z+4/z=0z+4/z=0 となるので、最小値は 00 である。さらに最小値をとるには z+4/z=0z+4/z=0 が必要十分であり、z≠0z\neq0 のもとで両辺に zz を掛けると z2+4=0z^2+4=0、したがって z=2i,−2iz=2i,-2i である。これらはいずれも実際に最小値 00 を与える。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数の極形式
  • ド・モアブルの定理

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