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秋田大学/2001年度

秋田大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

秋田大学2001年度第2問

放物線 y=x2y = x^{2} 上の2点 P(p,p2)P(p, p^{2}), Q(q,q2)Q(q, q^{2}) における接線をそれぞれ ll, mm とし, ll と mm の交点を RR とする。ただし, p<qp < q とする。∠PRQ\angle PRQ を θ\theta とおくとき, 次の問いに答えよ。

(i) 点 R の座標を p, q を用いて表せ。

(ii) tan⁡θ\tan\theta を p, q を用いて表せ。

(iii) 点 R が直線 y = -2 上を動くとき, tan⁡θ\tan \theta の最小値を求めよ。

(iv) ∠RPQ\angle RPQ を θ1\theta_{1} , ∠RQP\angle RQP を θ2\theta_{2} とおくとき,

1tan⁡θ1+1tan⁡θ2\displaystyle \frac {1}{\tan \theta_ {1}} + \frac {1}{\tan \theta_ {2}}

をp, q を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)R(p+q2,pq).(ii)tan⁡θ=−2(q−p)1+4pq(pq≠−14);pq=−14 では θ=π2 で未定義.(iii)min⁡tan⁡θ=427.(iv)1tan⁡θ1+1tan⁡θ2=2(1+(p+q)2)q−p(θ1,θ2≠π2); cot拡張では全 p<q.\displaystyle \begin{aligned} \text{(i)}\quad&R\left(\frac{p+q}{2},pq\right).\\ \text{(ii)}\quad&\tan\theta=-\frac{2(q-p)}{1+4pq}\quad(pq\ne-\tfrac14);\qquad pq=-\tfrac14\text{ では }\theta=\tfrac\pi2\text{ で未定義}.\\ \text{(iii)}\quad&\min\tan\theta=\frac{4\sqrt2}{7}.\\ \text{(iv)}\quad&\frac1{\tan\theta_1}+\frac1{\tan\theta_2}=\frac{2(1+(p+q)^2)}{q-p}\quad(\theta_1,\theta_2\ne\tfrac\pi2);\text{ cot拡張では全 }p<q. \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) 放物線 y=x2y=x^2 の x=p,qx=p,q における接線はそれぞれ y=2px−p2,y=2qx−q2.y=2px-p^2,\qquad y=2qx-q^2. これらを連立すると 2(p−q)x=p2−q2=(p−q)(p+q)2(p-q)x=p^2-q^2=(p-q)(p+q) だから x=(p+q)/2x=(p+q)/2、従って y=pqy=pq。よって R(p+q2,pq).\displaystyle R\left(\frac{p+q}{2},pq\right).

(ii) d=q−p>0d=q-p>0 とする。RR から見たベクトルは RP→=−d2(1,2p),RQ→=d2(1,2q).\displaystyle \overrightarrow{RP}=-\frac d2(1,2p),\qquad \overrightarrow{RQ}=\frac d2(1,2q). 内積と外積の大きさはそれぞれ RP→⋅RQ→=−d24(1+4pq),∣det⁡(RP→,RQ→)∣=d32.\displaystyle \overrightarrow{RP}\cdot\overrightarrow{RQ}=-\frac{d^2}{4}(1+4pq),\qquad |\det(\overrightarrow{RP},\overrightarrow{RQ})|=\frac{d^3}{2}. したがって 1+4pq≠01+4pq\ne0 のとき tan⁡θ=−2(q−p)1+4pq.\displaystyle \tan\theta=-\frac{2(q-p)}{1+4pq}. 1+4pq=01+4pq=0 なら θ=π/2\theta=\pi/2 となるため、tan⁡θ\tan\theta は定義されない。

(iii) yR=pq=−2y_R=pq=-2。このとき tan⁡θ=2(q−p)7,(q−p)2=(p+q)2−4pq=(p+q)2+8≧8.\displaystyle \tan\theta=\frac{2(q-p)}7, \qquad(q-p)^2=(p+q)^2-4pq=(p+q)^2+8\ge8. よって tan⁡θ≧42/7\tan\theta\ge4\sqrt2/7。等号は p+q=0p+q=0, pq=−2pq=-2、すなわち p=−2,q=2p=-\sqrt2,q=\sqrt2 のとき成立する。

(iv) d=q−pd=q-p とおく。PP を始点とするベクトルは PR→=d2(1,2p),PQ→=d(1,p+q).\displaystyle \overrightarrow{PR}=\frac d2(1,2p),\qquad \overrightarrow{PQ}=d(1,p+q). 従って、tan⁡θ1\tan\theta_1 が定義されるとき 1tan⁡θ1=cot⁡θ1=1+2p(p+q)d.\displaystyle \frac1{\tan\theta_1}=\cot\theta_1=\frac{1+2p(p+q)}{d}. 同様に 1tan⁡θ2=cot⁡θ2=1+2q(p+q)d\displaystyle \frac1{\tan\theta_2}=\cot\theta_2=\frac{1+2q(p+q)}{d} (tan⁡θ2\tan\theta_2 が定義されるとき)。したがって、両角が直角でない範囲では 1tan⁡θ1+1tan⁡θ2=2(1+(p+q)2)q−p.\displaystyle \frac1{\tan\theta_1}+\frac1{\tan\theta_2} =\frac{2(1+(p+q)^2)}{q-p}. 原文の p<qp<q だけでは θ1\theta_1 または θ2\theta_2 が直角となる場合を除外しない。その場合、字義通りの 1/tan⁡θj1/\tan\theta_j は未定義だが、cot⁡θj\cot\theta_j として連続的に拡張すれば上式が成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 放物線の接線
  • 座標ベクトルの内積計算
  • 成分恒等式と三角比の定義による正接・余接
  • 平方の非負性

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