本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

秋田大学/2001年度

秋田大学 2001年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

秋田大学2001年度第3問

x 軸上を, 以下の規則(a), (b)に従って, 1 秒ごとに移動する点 R がある。

(a) R は時刻 n = 0 のとき原点にある。 (b) R の座標が x のとき, 1 秒後に, 座標 x+1x + 1 へ移動する確率は p, 座標 x - 1 へ移動する確率は 1 - p である。

n を 0 以上の整数とし,時刻 n 秒での R の座標を XnX_{n} とする。次の問いに答えよ。

(i) XnX_{n} の期待値を求めよ。

(ii) (Xn)2(X_{n})^{2} の期待値を求めよ。

(iii) (ii)で求めた期待値を EnE_{n} とする。 lim⁡n→∞Enn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{E_{n}}{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) E[Xn]=n(2p−1).\mathbb E[X_n]=n(2p-1).\quad (ii) E[Xn2]=n+n(n−1)(2p−1)2.\mathbb E[X_n^2]=n+n(n-1)(2p-1)^2.\quad (iii) lim⁡n→∞Enn={1,p=12,+∞,p≠12.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{E_n}{n}=\begin{cases}1,&p=\frac12,\\+\infty,&p\ne\frac12.\end{cases}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

μ=2p−1\mu=2p-1 とおく。時刻 n に X_n=x なら、  E[Xn+1∣Xn=x]=p(x+1)+(1−p)(x−1)=x+μ\mathbb E[X_{n+1}\mid X_n=x]=p(x+1)+(1-p)(x-1)=x+\mu.  したがって E[Xn+1]=E[Xn]+μ\mathbb E[X_{n+1}]=\mathbb E[X_n]+\mu,  E[X0]=0\mathbb E[X_0]=0 より  E[Xn]=nμ=n(2p−1)\mathbb E[X_n]=n\mu=n(2p-1).  また  E[Xn+12∣Xn=x]=p(x+1)2+(1−p)(x−1)2=x2+2μx+1\mathbb E[X_{n+1}^2\mid X_n=x]=p(x+1)^2+(1-p)(x-1)^2=x^2+2\mu x+1.  Sn=E[Xn2]S_n=\mathbb E[X_n^2] とおくと  Sn+1=Sn+2μE[Xn]+1=Sn+2nμ2+1S_{n+1}=S_n+2\mu\mathbb E[X_n]+1=S_n+2n\mu^2+1,  S_0=0.  ゆえに  En=Sn=∑j=0n−1(2jμ2+1)=n+n(n−1)μ2=n+n(n−1)(2p−1)2\displaystyle E_n=S_n=\sum\limits _{j=0}^{n-1}(2j\mu^2+1)=n+n(n-1)\mu^2=n+n(n-1)(2p-1)^2.  Enn=1+(n−1)(2p−1)2\displaystyle \frac{E_n}{n}=1+(n-1)(2p-1)^2. よって p=12\displaystyle \frac12 なら極限は 1、p≠12\displaystyle p\ne\frac12 なら +∞\infty に発散する。

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 期待値
  • 確率変数と確率分布
  • 確率変数の平均・分散・標準偏差
  • 数列の極限

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。