(1) 白玉がk個袋にあるとき,赤玉は常に3個なので,赤玉を引く確率は3/(3+k),白玉を引く確率はk/(3+k)である。赤玉は袋に戻し,白玉は戻さない。したがって白玉が3個の状態では3個のままの確率と2個に減る確率がともに1/2,2個の状態では2個のままの確率が3/5,1個に減る確率が2/5,1個の状態では1個のままの確率が3/4である。よって ⎩⎨⎧an+1=21an,bn+1=21an+53bn,cn+1=52bn+43cn,(a0,b0,c0)=(1,0,0). まずan+1=an/2と初期条件から an=(21)n. 次に,b0=0を用いて漸化式を順に代入すると bn=j=0∑n−1(53)n−1−j21(21)j=21j=0∑n−1(53)n−1−j(21)j=5{(53)n−(21)n}. 同様に,c0=0を用いて cn=52j=0∑n−1(43)n−1−jbj=2j=0∑n−1(43)n−1−j{(53)j−(21)j}=2{3/4−3/5(3/4)n−(3/5)n−3/4−1/2(3/4)n−(1/2)n}=4{(43)n−1−2(53)n−1+(21)n−1}. したがって空欄(あ)から(お)は順に21,21,53,52,43,空欄(か)から(せ)は順に(1/2)n,5,3/5,1/2,4,3/4,−2,3/5,1/2であり,3/4>1/2も満たす。
(2) 得点が得られるのは,白玉3個の状態で赤玉を引いたときだけである。一度でも白玉を引けば白玉数は2個以下になり,その後3個には戻らない。白玉3個の状態では赤玉・白玉を引く確率がともに1/2なので,最初に白玉を引くのが第k+1回目(0≦k≦n−1)なら,その前に得る点数はkである。また,n回すべてで赤玉を引く場合はXn=nである。よって P(Xn=k)=(21)k+1(0≦k≦n−1),P(Xn=n)=(21)n. Yn=2Xnより E(Yn)E(Yn2)=k=0∑n−12k(21)k+1+2n(21)n=2n+1,=k=0∑n−122k(21)k+1+22n(21)n=k=0∑n−12k−1+2n=22n−1+2n=3⋅2n−1−21. したがって Var(Yn)=E(Yn2)−{E(Yn)}2=3⋅2n−1−21−(2n+1)2=3⋅2n−1−41n2−n−23. 以上から,空欄(そ)はn/2+1,(た)から(て)は順に3,−1/4,−1,−3/2である。