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東海大学/2010年度/A2/6

東海大学 2010年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2010年度第1問

解答はすべて解答用紙に記入し提出しなさい。次の空欄を埋めなさい。解答は,分数の場合には既約分数の形で,根号を含む場合には根号の中が最小の自然数となるような形で書きなさい。

(1) 三角形 ABC を次のように作る。点 A(a,0)A(a,0) (0<a<40<a<4),点 B(4,0)B(4,0) とし,点 AA から y=x2y=x^2 (x>0x>0) のグラフに引いた接線 ℓ\ell の接点を CC とする。   (i) 点 CC の座標を aa で表すと C(ア,イ)C(\boxed{\text{ア}},\boxed{\text{イ}}) である。   (ii) 三角形 ABC の面積 SS を aa で表すと S=ウS=\boxed{\text{ウ}} である。   (iii) 面積 SS は a=エa=\boxed{\text{エ}} のとき最大となり,最大値は オ\boxed{\text{オ}} である。

(2) 等差数列 {an}\{a_n\} において,その第3項が3,第7項が11である。このとき,一般項は an=カa_n=\boxed{\text{カ}} であり, ∑n=1∞1anan+1=キ\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}\frac{1}{a_n a_{n+1}}=\boxed{\text{キ}} である。

(3) xyxy 平面において,原点 O(0,0)O(0,0),点 Q(2,1)Q(2,1) とし,点 PP は円周 (x−2)2+y2=1(x-2)^2+y^2=1 の上をすべて動くものとする。このとき,内積 OP→⋅OQ→\overrightarrow{OP}\cdot \overrightarrow{OQ} の最大値は ク\boxed{\text{ク}} であり,そのときの点 PP の座標は (ケ,コ)(\boxed{\text{ケ}},\boxed{\text{コ}}) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接線条件を接点の座標で表し、面積関数は微分で最大化する。等差数列の級数は部分分数分解による望遠和で評価し、円周上の内積は三角関数の合成で最大化する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i) ア=2a, =2a,\space{} イ=4a2;=4a^2;
    (1)(ii) ウ=2a2(4−a);=2a^2(4-a);
    (1)(iii) エ=83, \displaystyle =\frac83,\space{} オ=51227;\displaystyle =\frac{512}{27};
    (2) カ=2n−3, =2n-3,\space{} キ=−12;\displaystyle =-\frac12;
    (3) ク=4+5, =4+\sqrt5,\space{} ケ=2+255, \displaystyle =2+\frac{2\sqrt5}{5},\space{} コ=55\displaystyle =\frac{\sqrt5}{5}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 接点の xx 座標を uu とする。放物線 y=x2y=x^2 の x=ux=u における接線は y=2ux−u2y=2ux-u^2 である。この直線が A(a,0)A(a,0) を通るので 0=2ua−u2=u(2a−u).0=2ua-u^2=u(2a-u). 接点は x>0x>0 にあるため u>0u>0 であり、u=2au=2a となる。したがって C=(2a,4a2).C=(2a,4a^2). AB=4−aAB=4-a で、ABAB は xx 軸上にあり、CC から xx 軸までの高さは 4a24a^2 だから S=12(4−a)4a2=2a2(4−a).\displaystyle S=\frac12(4-a)4a^2=2a^2(4-a). 微分すると S′=16a−6a2=2a(8−3a).S'=16a-6a^2=2a(8-3a). 0<a<8/30<a<8/3 では S′>0S'>0、8/3<a<48/3<a<4 では S′<0S'<0 なので、最大は a=8/3a=8/3 のときに生じる。その値は S(83)=2(83)2(4−83)=51227.\displaystyle S\left(\frac83\right)=2\left(\frac83\right)^2\left(4-\frac83\right)=\frac{512}{27}.

(2) 公差を dd とすると a7−a3=4d=8a_7-a_3=4d=8 より d=2d=2、また a3=a1+2d=3a_3=a_1+2d=3 より a1=−1a_1=-1 である。よって an=−1+2(n−1)=2n−3.a_n=-1+2(n-1)=2n-3. 各項について 1anan+1=1(2n−3)(2n−1)=12(12n−3−12n−1).\displaystyle \frac1{a_na_{n+1}} =\frac1{(2n-3)(2n-1)} =\frac12\left(\frac1{2n-3}-\frac1{2n-1}\right). したがって第 NN 項までの和は ∑n=1N1anan+1=12(−1−12N−1)⟶−12(N→∞).\displaystyle \sum\limits _{n=1}^N\frac1{a_na_{n+1}} =\frac12\left(-1-\frac1{2N-1}\right) \longrightarrow -\frac12 \quad (N\to\infty). n=1n=1 の項は −1-1 であり、上の式はこの項も含めている。

(3) 円周上の点を P=(2+cos⁡θ,sin⁡θ)P=(2+\cos\theta,\sin\theta) と表すと OP→⋅OQ→=2(2+cos⁡θ)+sin⁡θ=4+2cos⁡θ+sin⁡θ.\overrightarrow{OP}\cdot\overrightarrow{OQ} =2(2+\cos\theta)+\sin\theta =4+2\cos\theta+\sin\theta. cos⁡ϕ=2/5, sin⁡ϕ=1/5\cos\phi=2/\sqrt5,\ \sin\phi=1/\sqrt5 となる ϕ\phi をとれば 2cos⁡θ+sin⁡θ=5cos⁡(θ−ϕ)≦5.2\cos\theta+\sin\theta=\sqrt5\cos(\theta-\phi)\leq\sqrt5. 等号は θ=ϕ\theta=\phi のとき成立する。したがって最大値は 4+54+\sqrt5 であり、そのとき P=(2+25,15)=(2+255,55).\displaystyle P=\left(2+\frac2{\sqrt5},\frac1{\sqrt5}\right) =\left(2+\frac{2\sqrt5}{5},\frac{\sqrt5}{5}\right).

検算として、u=2au=2a の接線 y=4ax−4a2y=4ax-4a^2 は A(a,0)A(a,0) と C(2a,4a2)C(2a,4a^2) の双方を通る。また最大点は 0<8/3<40<8/3<4 を満たす。内積が最大となる上記の点では 2(2+25)+15=4+5\displaystyle 2\left(2+\frac{2}{\sqrt5}\right)+\frac1{\sqrt5}=4+\sqrt5 となり、求めた最大値と一致する。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 多項式の導関数
  • 極大・極小
  • 等差数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 数列の極限
  • 円の方程式

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