本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

東海大学/2010年度/A2/6

東海大学 2010年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

東海大学2010年度第2問

解答はすべて解答用紙に記入し提出しなさい。次の空欄を埋めなさい。解答は,分数の場合には既約分数の形で,根号を含む場合には根号の中が最小の自然数となるような形で書きなさい。 1から10までの番号をつけた10枚のカードから,同時に3枚のカードを取り出す。その中で最大の番号を XX,最小の番号を YY,Z=X−YZ=X-Y とする。   (1) X=4X=4 である確率は ア\boxed{\text{ア}} である。Z=2Z=2 である確率は イ\boxed{\text{イ}} である。   (2) 整数 kk が 3≦k≦103\leq k\leq 10 であるとき,X=kX=k である確率を kk を用いて表すと ウ\boxed{\text{ウ}} である。   (3) 整数 mm が 1≦m≦81\leq m\leq 8 であるとき,Y=mY=m である確率を mm を用いて表すと エ\boxed{\text{エ}} である。   (4) 整数 nn が 2≦n≦92\leq n\leq 9 であるとき,Z=nZ=n である確率を nn を用いて表すと オ\boxed{\text{オ}} である。   (5) XX の期待値は カ\boxed{\text{カ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

等確率な組合せを数えて各確率を求める。期待値は最大値ごとに和を取り、組合せの恒等式で簡潔に計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア=140, \displaystyle =\frac1{40},\space{} イ=115;\displaystyle =\frac1{15};
    (2) ウ=(k−1)(k−2)240;\displaystyle =\frac{(k-1)(k-2)}{240};
    (3) エ=(10−m)(9−m)240;\displaystyle =\frac{(10-m)(9-m)}{240};
    (4) オ=(n−1)(10−n)120;\displaystyle =\frac{(n-1)(10-n)}{120};
    (5) カ=334\displaystyle =\frac{33}{4}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

3 枚の選び方は (103)=120\displaystyle \binom{10}{3}=120 通りで、どれも同様に確からしい。

(1) X=4X=4 となるには、4 を選び、残る 2 枚を 1,2,3 から選べばよいので、該当する組は (32)=3\displaystyle \binom32=3 通りである。よって P(X=4)=3120=140.\displaystyle P(X=4)=\frac3{120}=\frac1{40}. Z=2Z=2 となる組は、最小の数を jj としたとき {j,j+1,j+2}\{j,j+1,j+2\} に限られる。j=1,2,…,8j=1,2,\ldots,8 の 8 通りだから P(Z=2)=8120=115.\displaystyle P(Z=2)=\frac8{120}=\frac1{15}.

(2) X=kX=k となるには、kk を選び、残る 2 枚を 11 から k−1k-1 までの数から選ぶ。したがって P(X=k)=(k−12)(103)=(k−1)(k−2)240.\displaystyle P(X=k)=\frac{\binom{k-1}{2}}{\binom{10}{3}} =\frac{(k-1)(k-2)}{240}.

(3) Y=mY=m となるには、mm を選び、残る 2 枚を m+1m+1 から 10 までの 10−m10-m 個の数から選ぶ。よって P(Y=m)=(10−m2)120=(10−m)(9−m)240.\displaystyle P(Y=m)=\frac{\binom{10-m}{2}}{120} =\frac{(10-m)(9-m)}{240}.

(4) Z=nZ=n となる組では、最小値を jj とすると最大値は j+nj+n である。1≦j≦10−n1\leq j\leq10-n であり、3 枚目は両端の間の n−1n-1 個から選ぶので、該当する組は (10−n)(n−1)(10-n)(n-1) 通りである。したがって P(Z=n)=(10−n)(n−1)120.\displaystyle P(Z=n)=\frac{(10-n)(n-1)}{120}.

(5) XX の値は 3,4,…,103,4,\ldots,10 だから E[X]=1120∑k=310k(k−12).\displaystyle E[X]=\frac1{120}\sum\limits _{k=3}^{10} k\binom{k-1}{2}. ここで k(k−12)=3(k3)\displaystyle k\binom{k-1}{2}=3\binom{k}{3} であり、また (k3)=(k+14)−(k4)\displaystyle \binom{k}{3}=\binom{k+1}{4}-\binom{k}{4} より和は望遠和となって ∑k=310(k3)=(114)=330.\displaystyle \sum\limits _{k=3}^{10}\binom{k}{3}=\binom{11}{4}=330. ゆえに E[X]=3120⋅330=334.\displaystyle E[X]=\frac3{120}\cdot330=\frac{33}{4}.

検算として、最大値の確率を全て足すと ∑k=310P(X=k)=1120∑k=310(k−12)=(103)120=1\displaystyle \sum\limits _{k=3}^{10}P(X=k) =\frac1{120}\sum\limits _{k=3}^{10}\binom{k-1}{2} =\frac{\binom{10}{3}}{120}=1 となる。また (4) に n=2n=2 を代入すると P(Z=2)=8/120=1/15P(Z=2)=8/120=1/15 となり、(1) の結果と一致する。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 期待値

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。