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秋田大学/2014年度

秋田大学 2014年 数学 第5問解答・解説

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1問題

秋田大学2014年度第5問

0 以上の整数 n に対して,

gn(x)=e−n(x−n)(n+1−x)g _ {n} (x) = e ^ {- n} (x - n) (n + 1 - x)

とおく。次の問いに答えよ。

(i) n≦x≦n+1n \leq x \leq n + 1 において, 曲線 y=gn(x)y = g_{n}(x) 上の点 (α,gn(α))(\alpha, g_{n}(\alpha)) における接線の傾きが −gn(α)-g_{n}(\alpha) となる α\alpha を求めよ。

(ii) f(x)=ce−x(c>0)f(x)=ce^{-x}\quad(c>0) とおく。曲線 y=f(x)y=f(x) が曲線 y=gn(x)y=g_{n}(x) と共有点をもち,その点におけるそれぞれの曲線の接線が一致するような c を求めよ。

(iii) 曲線 y=gn(x)y = g_{n}(x) と (ii) で求めた曲線 y=f(x)y = f(x) の共有点を PnP_{n} とし,点 PnP_{n} における y=f(x)y = f(x) の接線を ℓn\ell_{n} とする。また, ℓn\ell_{n} と x 軸との交点を QnQ_{n} とする。曲線 y=f(x)y = f(x) と接線 ℓn\ell_{n} ,および点 QnQ_{n} を通り y 軸に平行な直線で囲まれた部分の面積を SnS_{n} とする。 lim⁡n→∞(S0+S1+⋯+Sn)\displaystyle \lim\limits _{n \to \infty} (S_{0} + S_{1} + \cdots + S_{n}) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)  α=n+5−12.\displaystyle (i)\;\alpha=n+\frac{\sqrt5-1}{2}.
    (ii)  c=(5−2)e(5−1)/2.(ii)\;c=(\sqrt5-2)e^{(\sqrt5-1)/2}.
    (iii)  lim⁡n→∞∑k=0nSk=(5−2)(e−2)2(e−1).\displaystyle (iii)\;\lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=0}^n S_k=\frac{(\sqrt5-2)(e-2)}{2(e-1)}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

置き換えt=x−nt=x-nとおくと, 0≦t≦10\le t\le1でgn(x)=e−nt(1−t),gn′(x)=e−n(1−2t).g_n(x)=e^{-n}t(1-t),\qquad g_n'(x)=e^{-n}(1-2t). (i) 接線の傾きが−gn(α)-g_n(\alpha)となる条件は1−2t=−t(1−t)、すなわち t2+t−1=0.1-2t=-t(1-t)\text{、すなわち } t^2+t-1=0. この区間内の解はt=τ=5−12\displaystyle t=\tau=\frac{\sqrt5-1}{2}であるから, α=n+τ.\alpha=n+\tau. またτ2=1−τ\tau^2=1-\tauよりτ(1−τ)=τ3=5−2\tau(1-\tau)=\tau^3=\sqrt5-2。

(ii) f(x)=ce−xf(x)=ce^{-x}は常に正であり, gn(x)>0g_n(x)>0となるのはn<x<n+1n<x<n+1である。接線が一致する共有点をx=αx=\alphaとすると, f′(α)=−f(α)f'(\alpha)=-f(\alpha)なので条件からgn′(α)=−gn(α)g_n'(\alpha)=-g_n(\alpha)となる。(i)の一意性よりその点の座標はα=n+τ\alpha=n+\tau。共有点条件からce−(n+τ)=gn(n+τ)=e−nτ(1−τ)=e−n(5−2),ce^{-(n+\tau)}=g_n(n+\tau)=e^{-n}\tau(1-\tau)=e^{-n}(\sqrt5-2),したがってc=eτ(5−2)=(5−2)e(5−1)/2.c=e^\tau(\sqrt5-2)=(\sqrt5-2)e^{(\sqrt5-1)/2}.

(iii) f(α)=e−n(5−2)f(\alpha)=e^{-n}(\sqrt5-2)であり, 接線はℓn:y=f(α)−f(α)(x−α)=f(α)(1+α−x).\ell_n:\quad y=f(\alpha)-f(\alpha)(x-\alpha)=f(\alpha)(1+\alpha-x). よってQn=(α+1,0)Q_n=(\alpha+1,0)。u=x−αu=x-\alphaとおくと, 凸な指数関数とその接線の差からSn=f(α)∫01(e−u−1+u) du=e−n(5−2)(12−e−1).\displaystyle \begin{aligned}S_n&=f(\alpha)\int_0^1(e^{-u}-1+u)\,du\\&=e^{-n}(\sqrt5-2)\left(\frac12-e^{-1}\right).\end{aligned} したがって等比級数の和よりlim⁡n→∞∑k=0nSk=(5−2)(12−e−1)∑k=0∞e−k=(5−2)12−e−11−e−1=(5−2)(e−2)2(e−1).\displaystyle \begin{aligned}\lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=0}^n S_k&=(\sqrt5-2)\left(\frac12-e^{-1}\right)\sum\limits _{k=0}^{\infty}e^{-k}\\&=(\sqrt5-2)\frac{\frac12-e^{-1}}{1-e^{-1}}=\frac{(\sqrt5-2)(e-2)}{2(e-1)}.\end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 指数関数のグラフ・増減
  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の接線
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 数列の極限

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