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獨協医科大学/2022年度/2日目

獨協医科大学 2022年 2日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2022年度第2問

関数 f(x)=3x−1x−a\displaystyle f(x)=\frac{3x-1}{x-a} の逆関数 f−1(x)f^{-1}(x) が f(x)f(x) と一致するとき、a=アa=\boxed{\text{ア}} である。

以下、a=アa=\boxed{\text{ア}} とする。OO を原点とする xyxy 平面において、曲線 y=f(x)y=f(x) と直線 y=xy=x との交点のうち x>アx>\boxed{\text{ア}} の範囲にあるものを P(p,p)P(p,p) とすると、 p=イ+ウエp=\boxed{\text{イ}}+\boxed{\text{ウ}}\sqrt{\boxed{\text{エ}}} である。

曲線 y=f(x)y=f(x) の x>アx>\boxed{\text{ア}} の部分を CC とする。CC 上に2つの異なる点 A,BA,B をとる。ただし、(点 AA の xx 座標)<<(点 BB の xx 座標)とする。三角形 OABOAB が正三角形となるとき、点 AA の xx 座標を tt とすると t=オ+カt=\boxed{\text{オ}}+\sqrt{\boxed{\text{カ}}} である。このとき、 f(t)−t=キ+クケf(t)-t=\boxed{\text{キ}}+\boxed{\text{ク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}} であり、曲線 CC と線分 OA,OBOA,OB で囲まれる部分の面積を SS とするとき、 S=3(キ+クケ)+コlog⁡(サ+シス)\begin{aligned} S={}&3\left(\boxed{\text{キ}}+\boxed{\text{ク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}\right)\\ &+\boxed{\text{コ}}\log\left(\boxed{\text{サ}}+\boxed{\text{シ}}\sqrt{\boxed{\text{ス}}}\right) \end{aligned} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=3, =3,\space{} イ=3, =3,\space{} ウ=2, =2,\space{} エ=2, =2,\space{} オ=2, =2,\space{} カ=3, =3,\space{} キ=5, =5,\space{} ク=3, =3,\space{} ケ=3, =3,\space{} コ=8, =8,\space{} サ=8, =8,\space{} シ=4, =4,\space{} ス=3=3

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 逆関数と交点 PP

y=(3x−1)/(x−a)y=(3x-1)/(x-a) を xx について解くと、y≠3y\ne3 のもとで x=ay−1y−3\displaystyle x=\frac{ay-1}{y-3} となるので、f−1(x)=(ax−1)/(x−3)f^{-1}(x)=(ax-1)/(x-3) である。逆関数が存在するので a≠1/3a\ne1/3 であり、両辺の分母が恒等的に零でない。f−1(x)=f(x)f^{-1}(x)=f(x) より (ax−1)(x−a)=(3x−1)(x−3)(ax-1)(x-a)=(3x-1)(x-3) が恒等式となる。両辺の x2x^2 の係数を比べて a=3a=3 を得る。このとき f(x)=3x−1x−3=3+8x−3,f(f(x))=x\displaystyle f(x)=\frac{3x-1}{x-3}=3+\frac8{x-3},\qquad f(f(x))=x であり、確かに f−1=ff^{-1}=f である。固定点は x=3+8x−3すなわち(x−3)2=8.\displaystyle x=3+\frac8{x-3}\quad\text{すなわち}\quad (x-3)^2=8. 条件 x>3x>3 から p=3+22p=3+2\sqrt2。したがって ア=3, イ=3, ウ=2, エ=2\text{ア}=3,\ \text{イ}=3,\ \text{ウ}=2,\ \text{エ}=2。

(2) 正三角形の条件

以後 x>3x>3 では f(x)=3+8/(x−3)>3f(x)=3+8/(x-3)>3 である。また xx が増すと f(x)f(x) は減る。よって A=(t,f(t))A=(t,f(t)) と B=(xB,yB)B=(x_B,y_B) について t<xBt<x_B なら f(t)>yBf(t)>y_B である。O,A,BO,A,B は正三角形で、A,BA,B は第1象限にあり、BB の xx 座標が大きく yy 座標が小さいから、OB→\overrightarrow{OB} は OA→\overrightarrow{OA} を時計回りに 60∘60^\circ 回転したものとなる。r=3, u=t−3>0r=\sqrt3,\ u=t-3>0 とおけば f(t)=3+8u,xB=t+rf(t)2,yB=f(t)−rt2.\displaystyle f(t)=3+\frac8u,\qquad x_B=\frac{t+r f(t)}2,\qquad y_B=\frac{f(t)-rt}2. BB も曲線 CC 上にあることから (xB−3)(yB−3)=8(x_B-3)(y_B-3)=8。これに t=u+3t=u+3 と f(t)=3+8/uf(t)=3+8/u を代入して整理すると ru4+12u3+66u2+96u−64r=0.r u^4+12u^3+66u^2+96u-64r=0. 左辺は (u−r+1){ru3+(15−r)u2+(48+16r)u+96+32r}(u-r+1)\{r u^3+(15-r)u^2+(48+16r)u+96+32r\} と因数分解できる。u>0u>0 では中括弧内は正であるため、唯一の正の解は u=r−1u=r-1。従って t=2+3t=2+\sqrt3 で、オ=2, カ=3\text{オ}=2,\ \text{カ}=3。

実際、 f(t)=3+83−1=7+43,\displaystyle f(t)=3+\frac8{\sqrt3-1}=7+4\sqrt3, なので f(t)−t=5+33f(t)-t=5+3\sqrt3、すなわち キ=5, ク=3, ケ=3\text{キ}=5,\ \text{ク}=3,\ \text{ケ}=3。回転後の BB は (7+43,2+3)(7+4\sqrt3,2+\sqrt3) であり、f(7+43)=2+3f(7+4\sqrt3)=2+\sqrt3 も成り立つから BB は曲線 CC 上にある。これにより得た配置は実際に正三角形を与える。

(3) 面積

t=2+3t=2+\sqrt3 と s=7+43=t2s=7+4\sqrt3=t^2 とおくと、A=(t,s),B=(s,t)A=(t,s), B=(s,t) である。三角形 OABOAB の一辺の長さは ∣AB∣=(s−t)2+(t−s)2=2(s−t)=2(5+33).|AB|=\sqrt{(s-t)^2+(t-s)^2}=\sqrt2(s-t)=\sqrt2(5+3\sqrt3). 正三角形の面積は一辺を ll として 3l2/4\sqrt3l^2/4 だから、 従って三角形 OABOAB の面積は 34{2(5+33)}2=45+263.\displaystyle \frac{\sqrt3}{4}\{\sqrt2(5+3\sqrt3)\}^2=45+26\sqrt3. 線分 ABAB の方程式は y=t+s−xy=t+s-x。さらに ts=(2+3)(7+43)=26+153=3(9+53)−1=3(t+s)−1ts=(2+\sqrt3)(7+4\sqrt3)=26+15\sqrt3=3(9+5\sqrt3)-1=3(t+s)-1。これを通分に使うと、t≦x≦st\le x\le s に対して (t+s−x)−f(x)=−x2+(t+s)x−tsx−3=(x−t)(s−x)x−3≧0.\displaystyle (t+s-x)-f(x)=\frac{-x^2+(t+s)x-ts}{x-3}=\frac{(x-t)(s-x)}{x-3}\ge0. 従って、求める領域は三角形 OABOAB から線分 ABAB と曲線の間の部分を除いたものである。その部分の面積は ∫ts{t+s−x−f(x)} dx=[(t+s−3)x−x22−8log⁡(x−3)]ts=30+173−8log⁡s−3t−3=30+173−8log⁡(8+43).\displaystyle \begin{aligned} \int_t^s\{t+s-x-f(x)\}\,dx &=\left[(t+s-3)x-\frac{x^2}{2}-8\log(x-3)\right]_t^s\\ &=30+17\sqrt3-8\log\frac{s-3}{t-3}\\ &=30+17\sqrt3-8\log(8+4\sqrt3). \end{aligned} ここで x−3>0x-3>0 だから対数の中身は正である。よって S=(45+263)−(30+173−8log⁡(8+43))=3(5+33)+8log⁡(8+43).S=(45+26\sqrt3)-(30+17\sqrt3-8\log(8+4\sqrt3)) =3(5+3\sqrt3)+8\log(8+4\sqrt3). したがって コ=8, サ=8, シ=4, ス=3\text{コ}=8,\ \text{サ}=8,\ \text{シ}=4,\ \text{ス}=3 である。

この問題で使う考え方

  • 曲線で囲まれた面積
  • 合成関数と逆関数
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 分数関数の性質
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 対数とその性質

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