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獨協医科大学/2023年度/1日目

獨協医科大学 2023年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2023年度第2問

xyxy 平面上の楕円 C:x2a2+y2b2=1  (a>b>0)\displaystyle C:\frac{x^{2}}{a^{2}}+\frac{y^{2}}{b^{2}}=1\;(a>b>0) は円 x2+y2=r2  (r>0)x^{2}+y^{2}=r^{2}\;(r>0) を xx 軸をもとにして yy 軸方向に 32\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2} 倍したものである。CC の 2 つの焦点のうち,xx 座標が負であるものを F1\mathrm{F}_{1},正であるものを F2\mathrm{F}_{2} とする。また CC と yy 軸との 2 つの交点のうち,yy 座標が負であるものを AA とするとき,F1A=25\mathrm{F}_{1}A=2\sqrt{5} が成り立っている。

このとき,r=アイr=\boxed{\text{ア}}\sqrt{\boxed{\text{イ}}} であり,F1\mathrm{F}_{1} の座標は (−ウ,0)\left(-\sqrt{\boxed{\text{ウ}}},0\right) である。

(1) 直線 F1A\mathrm{F}_{1}A に平行な楕円 CC の接線のうち,yy 切片が正であるものを ll とすると,ll の方程式は y=−エ x+オカy=-\sqrt{\boxed{\text{エ}}}\,x+\boxed{\text{オ}}\sqrt{\boxed{\text{カ}}} である。また,PP を楕円 CC 上の点とするとき,三角形 F1AP\mathrm{F}_{1}AP の面積の最大値は キク(ケ+1)2\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}\sqrt{\boxed{\text{ク}}}\left(\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}+1\right)}{2} であり,このとき点 PP の xx 座標は コ\boxed{\text{コ}} である。

(2) QQ を楕円 CC 上の第 1 象限の点とする。三角形 QF1F2Q\mathrm{F}_{1}\mathrm{F}_{2} の内心を II とし,点 QQ,点 II の yy 座標をそれぞれ yQy_{Q},yIy_{I} とするとき,yQ=サ yIy_{Q}=\boxed{\text{サ}}\,y_{I} が成り立つ。また,点 (0,yQ)(0,y_{Q}) を焦点,直線 y=yIy=y_{I} を準線とする放物線が点 QQ を通るとき,yQ=シスセ\displaystyle y_{Q}=\frac{\boxed{\text{シ}}\sqrt{\boxed{\text{ス}}}}{\boxed{\text{セ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

楕円の軸と焦点を距離条件から定める。接線は傾きと切片で処理し、面積は直線までの距離と楕円の媒介変数表示から最大化する。内心の重心的表示で y 座標比を出し、放物線は焦点・準線からの距離が等しいことを楕円の式に代入する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) r=25,F1=(−5,0),ℓ:y=−3x+53,[F1AP]max⁡=53(5+1)2,xP=4.\displaystyle r=2\sqrt{5},\quad F_1=(-\sqrt{5},0),\quad \ell:y=-\sqrt{3}x+5\sqrt{3},\quad [F_1AP]_{\max}=\frac{5\sqrt{3}(\sqrt{5}+1)}{2},\quad x_P=4.
    (2) yQ=3yI,yQ=352.\displaystyle y_Q=3y_I,\quad y_Q=\frac{3\sqrt{5}}{2}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

円を xx 軸方向にはそのまま、yy 軸方向には 32\displaystyle \frac{\sqrt3}{2} 倍するので、楕円の長半径と短半径はそれぞれ a=ra=r、b=32r\displaystyle b=\frac{\sqrt3}{2}r である。焦点距離を cc とすると c2=a2−b2=r2−34r2=14r2,c=r2.\displaystyle c^2=a^2-b^2=r^2-\frac34r^2=\frac14r^2,\qquad c=\frac r2. したがって F1=(−r2,0)\displaystyle F_1=(-\frac r2,0)、A=(0,−32r)\displaystyle A=(0,-\frac{\sqrt3}{2}r) であり、 F1A=(r2)2+(32r)2=r=25.\displaystyle F_1A=\sqrt{\left(\frac r2\right)^2+\left(\frac{\sqrt3}{2}r\right)^2}=r=2\sqrt5. よって r=25r=2\sqrt5、F1=(−5,0)F_1=(-\sqrt5,0) で、楕円 CC の方程式は x220+y215=1\displaystyle \frac{x^2}{20}+\frac{y^2}{15}=1 となる。

(1) 直線 F1AF_1A の傾きは −155=−3\displaystyle -\frac{\sqrt{15}}{\sqrt5}=-\sqrt3 である。傾き mm の楕円の接線は y=mx±a2m2+b2y=mx\pm\sqrt{a^2m^2+b^2} と表せる(接点を (acos⁡θ,bsin⁡θ)(a\cos\theta,b\sin\theta) と置き、接線の傾き条件を用いると得られる)。ここで m=−3m=-\sqrt3 だから切片は ±20⋅3+15=±53\pm\sqrt{20\cdot3+15}=\pm5\sqrt3 であり、正の切片をもつ接線は ℓ:y=−3x+53\ell:y=-\sqrt3x+5\sqrt3 である。

三角形 F1APF_1AP の底辺 F1AF_1A の長さは 252\sqrt5 である。直線 F1AF_1A は 3x+y+15=0\sqrt3x+y+\sqrt{15}=0 なので、点 P=(x,y)P=(x,y) からこの直線までの距離は ∣3x+y+15∣2\displaystyle \frac{|\sqrt3x+y+\sqrt{15}|}{2}。よって面積は 52∣3x+y+15∣.\displaystyle \frac{\sqrt5}{2}|\sqrt3x+y+\sqrt{15}|. PP を (25cos⁡θ,15sin⁡θ)(2\sqrt5\cos\theta,\sqrt{15}\sin\theta) と置くと 3x+y=15(2cos⁡θ+sin⁡θ)=53cos⁡(θ−φ),\sqrt3x+y=\sqrt{15}(2\cos\theta+\sin\theta)=5\sqrt3\cos(\theta-\varphi), ただし cos⁡φ=25\displaystyle \cos\varphi=\frac{2}{\sqrt5}、sin⁡φ=15\displaystyle \sin\varphi=\frac{1}{\sqrt5} とした。したがって 3x+y\sqrt3x+y の範囲は −53≦3x+y≦53-5\sqrt3\le\sqrt3x+y\le5\sqrt3 である。15>0\sqrt{15}>0 より max⁡∣3x+y+15∣=53+15\displaystyle \max|\sqrt3x+y+\sqrt{15}|=5\sqrt3+\sqrt{15} となる(負側の端での絶対値 53−155\sqrt3-\sqrt{15} より大きい)。ゆえに面積の最大値は 52(53+15)=53(5+1)2.\displaystyle \frac{\sqrt5}{2}(5\sqrt3+\sqrt{15})=\frac{5\sqrt3(\sqrt5+1)}{2}. 等号は θ=φ\theta=\varphi のときに成立し、xP=25cos⁡φ=4x_P=2\sqrt5\cos\varphi=4 である。

(2) QQ の座標を (xQ,yQ)(x_Q,y_Q) とする。三角形 QF1F2QF_1F_2 の内心は、各頂点をその頂点の対辺の長さで重み付けした点である。楕円上の点なので QF1+QF2=2a=45QF_1+QF_2=2a=4\sqrt5、また F1F2=2c=25F_1F_2=2c=2\sqrt5。したがって内心の yy 座標は yI=F1F2QF1+QF2+F1F2yQ=2545+25yQ=13yQ,\displaystyle y_I=\frac{F_1F_2}{QF_1+QF_2+F_1F_2}y_Q=\frac{2\sqrt5}{4\sqrt5+2\sqrt5}y_Q=\frac13y_Q, ゆえに yQ=3yIy_Q=3y_I。

焦点 (0,yQ)(0,y_Q)、準線 y=yIy=y_I の放物線が QQ を通るので、焦点までの距離と準線までの距離が等しい。QQ は第1象限にあり yI=13yQ\displaystyle y_I=\frac13y_Q だから ∣xQ∣=yQ−yI=23yQ.\displaystyle |x_Q|=y_Q-y_I=\frac23y_Q. 一方、楕円の式より xQ2=20−43yQ2\displaystyle x_Q^2=20-\frac43y_Q^2 である。両辺を二乗して 20−43yQ2=49yQ2,yQ2=454.\displaystyle 20-\frac43y_Q^2=\frac49y_Q^2, \qquad y_Q^2=\frac{45}{4}. QQ は第1象限なので yQ>0y_Q>0、したがって yQ=352.\displaystyle y_Q=\frac{3\sqrt5}{2}.

この問題で使う考え方

  • 三角形の中心
  • 楕円
  • 焦点と準線
  • 曲線の媒介変数表示
  • 三角関数の合成

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