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愛媛大学/2022年度/前期

愛媛大学 2022年 数学 第6問解答・解説

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1問題

愛媛大学2022年度第6問

(理学部,医学部,工学部工学科理型入試(社会デザインコースを除く))

以下の問いに答えよ。

(1) ttは 0<t<10<t<1であるとする。座標平面上を動く点 QQを考える。QQは次の規則 (∗)(*)に従う移動を繰り返す。

QQが点 (x,y)(x,y)にいるとき, (∗)点 (x+3,y+2) または点 (x+2,y+5) のどちらかにそれぞれ確率 t, 1−t で移動する。(*)\quad\text{点 }(x+3,y+2)\text{ または点 }(x+2,y+5)\text{ のどちらかにそれぞれ確率 }t,\ 1-t\text{ で移動する。} nnを自然数とし,はじめ原点にいた QQが nn回移動したとき,直線 y=xy=x上にいる確率を PnP_{n}とおく。

(i) a⃗=(3,2), b⃗=(2,5)\vec{a}=(3,2),\ \vec{b}=(2,5)とする。次の条件 (#)(\#)を満たす自然数の組 (ℓ,m)(\ell,m)をすべて求めよ。 (#)原点に関する位置ベクトルが ℓa⃗+mb⃗ となる点が直線 y=x 上にある。(\#)\quad\text{原点に関する位置ベクトルが }\ell\vec{a}+m\vec{b}\text{ となる点が直線 }y=x\text{ 上にある。}

(ii) (i)で求めた (ℓ,m)(\ell,m)について,ℓ+m\ell+mのとりうる値の最小値を NNとする。このとき,P1,P2,…,PN,PN+1,…,P2NP_{1},P_{2},\dots,P_{N},P_{N+1},\dots,P_{2N}を求めよ。

(iii) ttが 0<t<10<t<1の範囲を動くとき,(ii)で求めた PNP_{N}が最大となる ttを求めよ。

(2) xxを実数とし,無限等比級数 1(x+1)2+1(x+1)4+1(x+1)6+⋯+1(x+1)2n+…◊\displaystyle \frac{1}{(x+1)^{2}}+\frac{1}{(x+1)^{4}}+\frac{1}{(x+1)^{6}}+\dots+\frac{1}{(x+1)^{2n}}+\dots\qquad \Diamond を考える。

(i) 無限等比級数 (◊)(\Diamond)が収束するような xxの値の範囲を求めよ。

(ii) xxが(i)で求めた範囲にあるとき,無限等比級数 (◊)(\Diamond)の和を求めよ。

(iii) (ii)で求めた和を f(x)f(x)とおく。kkを2以上の自然数とするとき,曲線 y=f(x)y=f(x)と,直線 x=1, x=kx=1,\ x=k,および xx軸で囲まれた部分の面積 SkS_{k}を求めよ。

(iv) (iii)で求めた SkS_{k}について,極限 lim⁡k→∞Sk\displaystyle\lim\limits _{k\to\infty}S_{k}を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i) (ℓ,m)=(3m,m) (m≧1),N=4(\ell,m)=(3m,m)\ (m\ge1),\quad N=4。 (1)(ii) P1=P2=P3=P5=P6=P7=0,P4=4t3(1−t),P8=28t6(1−t)2P_1=P_2=P_3=P_5=P_6=P_7=0,\quad P_4=4t^3(1-t),\quad P_8=28t^6(1-t)^2。 (1)(iii) t=34\displaystyle t=\frac34。 (2)(i) x<−2x<-2 or x>0x>0。 (ii) f(x)=1x(x+2)\displaystyle f(x)=\frac1{x(x+2)}。 (iii) Sk=12log⁡3kk+2\displaystyle S_k=\frac12\log\frac{3k}{k+2}。 (iv) 12log⁡3\displaystyle \frac12\log3。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)(i) (ℓ,m)=(3m,m),m=1,2,…,N=4(\ell,m)=(3m,m),\quad m=1,2,\ldots,\quad N=4。 (1)(ii) P1=P2=P3=P5=P6=P7=0,P4=4t3(1−t),P8=28t6(1−t)2P_1=P_2=P_3=P_5=P_6=P_7=0,\quad P_4=4t^3(1-t),\quad P_8=28t^6(1-t)^2。 (1)(iii) t=34,max⁡PN=2764\displaystyle t=\frac34,\quad \max P_N=\frac{27}{64}。 (2)(i) x<−2x<-2 or x>0x>0。 (2)(ii) f(x)=1x(x+2)\displaystyle f(x)=\frac1{x(x+2)}。 (2)(iii) Sk=12log⁡3kk+2\displaystyle S_k=\frac12\log\frac{3k}{k+2}。 (2)(iv) lim⁡k→∞Sk=12log⁡3\displaystyle \lim\limits _{k\to\infty}S_k=\frac12\log3。

この問題で使う考え方

  • ベクトル成分比較
  • 反復試行
  • 二項係数
  • 微分最大化
  • 無限等比級数
  • 部分分数積分

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