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藤田医科大学/2021年度/前期

藤田医科大学 2021年 数学 第2問解答・解説

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1問題

藤田医科大学2021年度第2問

1,2,11,12の数字の1つが書かれたボールが各1個ずつ袋の中に入っている。この袋からボールを1個取り出してボールの数字を書きとめ,ボールを袋に戻す操作を3回行う。3つの数字を取り出した順に左から右に並べて1つの整数を作る。例えば1,2,2の書かれたボールが順に取り出された場合は3桁の整数122が,11,12,1の書かれたボールが順に取り出された場合は5桁の整数11121ができる。次の問いに答えよ。

(1) できた整数が4の倍数となる確率を求めよ。

(2) できた整数が3の倍数となる確率を求めよ。

(3) 何通りの整数を作ることができるか。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 38,\displaystyle (1)\space{}\frac38,
    (2) 1132,\displaystyle (2)\space{}\frac{11}{32},
    (3) 46通り

3解答

解答を見る途中式つきの解答

3回の取り出しは袋に戻して行うので、順序つきの取り出し方は全部で 43=644^3=64 通りあり、同様に確からしい。

(1) 最後に取り出した数字が 12 なら、できた整数の下2桁は12で4の倍数となる。この場合は最初の2回が任意なので 42=164^2=16 通り。最後が2なら、下2桁は「2回目の数字の一の位」と2である。下2桁が4の倍数となるのは2回目が1または11の場合で、最初は任意だから 2⋅4=82\cdot4=8 通り。最後が1または11なら整数は奇数である。よって確率は 16+864=38.\displaystyle \frac{16+8}{64}=\frac38.

(2) 整数の3の倍数判定には各数字の和を用いる。1は余り1、2と11は余り2、12は余り0を与える。3回分の余りの和が3の倍数となるのは、(0,0,0)、(1,1,1)、(2,2,2)、または余り0,1,2が1つずつ出る場合。順序も数えると該当数は 13+13+23+3!⋅1⋅1⋅2=22.1^3+1^3+2^3+3!\cdot1\cdot1\cdot2=22. したがって確率は 2264=1132\displaystyle \frac{22}{64}=\frac{11}{32}。

(3) 各整数は数字1,2だけからなり、先頭に0もないので、できる異なる整数の個数はできる異なる数字列の個数と同じ。数字列の長さで分ける。

長さ3は3回とも一桁の数字を選ぶので 23=82^3=8 通り。 長さ4では一つだけ二桁のラベルを使う。長さ4の二進数字列は 1616 個あり、許される二桁ラベルは 11,1211,12 なので、隣り合う位置のうち最初の3桁のどこかが1である必要がある。除かれるのは最初の3桁が全て2の2列だけだから、16−2=1416-2=14 通り。

長さ5では二桁ラベルを2つ使う。数字列を d1d2d3d4d5d_1d_2d_3d_4d_5 とすると、許される切り方は (d1d2)(d3d4)d5(d_1d_2)(d_3d_4)d_5、(d1d2)d3(d4d5)(d_1d_2)d_3(d_4d_5)、d1(d2d3)(d4d5)d_1(d_2d_3)(d_4d_5) の3通りである。それぞれ二桁ラベルの先頭桁が1である条件は、順に d1=d3=1d_1=d_3=1、d1=d4=1d_1=d_4=1、d2=d4=1d_2=d_4=1。各条件は8列、2条件の共通部分の個数は順に4,2,4、3条件全ての共通部分は2列なので、包除原理から 8+8+8−4−2−4+2=168+8+8-4-2-4+2=16 通り。

長さ6では3つとも二桁ラベルとなり、各ラベルは 1111 または 1212 なので 23=82^3=8 通り。長さが異なる列は別の整数だから、合計は 8+14+16+8=46通り.8+14+16+8=46\text{通り}.

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 積の法則
  • 和の法則
  • 約数・倍数

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