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藤田医科大学/2021年度/前期

藤田医科大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

藤田医科大学2021年度第3問

次の問いに答えよ。

(1) xyxy 平面上で,0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} の範囲の実数 θ\theta に対し, {x(x−2)+y2}(xtan⁡θ−y)≧0かつy≧0かつ0≦x≦2\{x(x-2)+y^2\}(x\tan\theta-y)\geq 0\quad\text{かつ}\quad y\geq 0\quad\text{かつ}\quad 0\leq x\leq 2 を満たす領域を図示せよ。

(2) (1) の領域を xx 軸の回りに1回転してできる立体の体積の最小値と,そのときの cos⁡θ\cos\theta の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) min⁡{xtan⁡θ,x(2−x)}≦y≦max⁡{xtan⁡θ,x(2−x)}, 0≦x≦2;\displaystyle (1)\space{}\min\{x\tan\theta,\sqrt{x(2-x)}\}\le y\le\max\{x\tan\theta,\sqrt{x(2-x)}\},\space{}0\le x\le2;
    (2) Vmin⁡=4π(23−1), cos⁡θ=2−1/6\displaystyle (2)\space{}V_{\min}=4\pi(\sqrt[3]{2}-1),\space{}\cos\theta=2^{-1/6}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)C(x)=x(2−x),L(x)=xtan⁡θ(1) C(x)=\sqrt{x(2-x)}, L(x)=x\tan\theta とおく。x(x−2)+y2=y2−C(x)2=(y−C(x))(y+C(x))x(x-2)+y^2=y^2-C(x)^2=(y-C(x))(y+C(x)) であり、y,C(x)≧0y,C(x)\ge0 だからこの因子の符号は y−C(x)y-C(x) の符号と同じ。したがって {x(x−2)+y2}(xtan⁡θ−y)≧0\{x(x-2)+y^2\}(x\tan\theta-y)\ge0 は yy が C(x)C(x) と L(x)L(x) の間にあることと同値。領域は 0≦x≦20\le x\le2 において円弧 y=x(2−x)y=\sqrt{x(2-x)} と直線 y=xtan⁡θy=x\tan\theta の間である。 交点は x=0x=0 のほか、x>0x>0 として両者を等しくすると x2tan⁡2θ=x(2−x)よりx=21+tan⁡2θ=2cos⁡2θ.\displaystyle x^2\tan^2\theta=x(2-x)\quad\text{より}\quad x=\frac{2}{1+\tan^2\theta}=2\cos^2\theta. 従って交点は (0,0)(0,0) と (2cos⁡2θ,2sin⁡θcos⁡θ)(2\cos^2\theta,2\sin\theta\cos\theta)。具体的には {xtan⁡θ≦y≦x(2−x),0≦x≦2cos⁡2θ,x(2−x)≦y≦xtan⁡θ,2cos⁡2θ≦x≦2.\begin{cases} x\tan\theta\le y\le\sqrt{x(2-x)},&0\le x\le2\cos^2\theta,\\ \sqrt{x(2-x)}\le y\le x\tan\theta,&2\cos^2\theta\le x\le2. \end{cases}

(2)q=cos⁡2θ(2) q=\cos^2\theta とおくと 0<q<10<q<1 で、直線の二乗は L(x)2=x2(1/q−1)L(x)^2=x^2(1/q-1)。円弧の二乗との差は C(x)2−L(x)2=2x−x2q,\displaystyle C(x)^2-L(x)^2=2x-\frac{x^2}{q}, であり、符号は x=2qx=2q で変わる。回転体の断面は内半径と外半径をもつ円環なので、体積は V=π{∫02q(2x−x2q)dx+∫2q2(x2q−2x)dx}=π{83(q2+1q)−4}.\displaystyle V=\pi\left\{\int_0^{2q}\left(2x-\frac{x^2}{q}\right)dx+\int_{2q}^{2}\left(\frac{x^2}{q}-2x\right)dx\right\} =\pi\left\{\frac83\left(q^2+\frac1q\right)-4\right\}. 相加平均・相乗平均より q2+1q=q2+12q+12q≧3143=322/3.\displaystyle q^2+\frac1q=q^2+\frac1{2q}+\frac1{2q}\ge3\sqrt[3]{\frac14}=\frac3{2^{2/3}}. 等号は q2=1/(2q)q^2=1/(2q)、すなわち q=2−1/3q=2^{-1/3} のとき成立し、これは 0<q<10<q<1 の範囲内である。したがって Vmin⁡=π(822/3−4)=4π(23−1),cos⁡θ=q=2−1/6.\displaystyle V_{\min}=\pi\left(\frac8{2^{2/3}}-4\right)=4\pi(\sqrt[3]{2}-1),\qquad \cos\theta=\sqrt q=2^{-1/6}.

図示追補を以下に示す(原式・条件・結論は変更しない)。

左はθ=π/6、右はθ=π/3の横軸x、縦軸yの図で、青い半円y=√(x(2−x))と橙色の直線y=x tanθが描かれている。両図の交点は黒丸で、(2cos²θ,2sinθcosθ)から矢印が向き、原点も黒丸である。0≤x≤2で半円と直線の間が青色に塗られている。両図のxの目盛は0、1、2、yの目盛は左が0.0から2.5まで、右が0.0から3.5まで、いずれも0.5刻みである。

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