本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

北里大学/2021年度/一般

北里大学 2021年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

北里大学2021年度第1問

つぎの□\squareにあてはまる答を下の解答欄に記せ。

(1) 1辺の長さが4の正四面体ABCDABCDにおいて、辺BCBCの中点をEEとおく。動点PPはPE=12AE\displaystyle PE=\frac{1}{2}AEを満たしながら△AED\triangle AEDの内部および周上を動くものとし、∠PED=θ\angle PED=\thetaとおく。このときPB→⋅PC→=ア\overrightarrow{PB}\cdot\overrightarrow{PC}=\boxed{\text{ア}}である。また、PC→⋅PD→\overrightarrow{PC}\cdot\overrightarrow{PD}をθ\thetaを用いて表すとPC→⋅PD→=イ\overrightarrow{PC}\cdot\overrightarrow{PD}=\boxed{\text{イ}}であり、その最大値はウ\boxed{\text{ウ}}である。PC→⋅PD→\overrightarrow{PC}\cdot\overrightarrow{PD}が最大となるときの点PPと平面ACDACDの距離はエ\boxed{\text{エ}}である。

(2) iiを虚数単位とし、z1=(3+i)17(1+i)19(1−3i)7,z2=−1+i\displaystyle z_1=\frac{(\sqrt{3}+i)^{17}}{(1+i)^{19}(1-\sqrt{3}i)^7},\quad z_2=-1+i とする。z1z_1の偏角θ\thetaのうち0≦θ<2π0\leq\theta<2\piを満たすものはθ=オ\theta=\boxed{\text{オ}}であり、∣z1∣=カ|z_1|=\boxed{\text{カ}}である。複素数平面上でz1,z2z_1,z_2を表す点をそれぞれA,BA,Bとする。このとき線分ABABを1辺とする正三角形ABCABCの、頂点CCを表す複素数の実部は0またはキ\boxed{\text{キ}}である。

a,ba,bを正の整数とし、複素数(3+i)7(1+i)a(1−3i)b\displaystyle \frac{(\sqrt{3}+i)^7}{(1+i)^a(1-\sqrt{3}i)^b} の偏角の1つがπ12\displaystyle \frac{\pi}{12}であるとき、a+ba+bの最小値はク\boxed{\text{ク}}である。

(3) 0≦θ<2π0\leq\theta<2\piのとき、関数f(θ)=2cos⁡θ(3sin⁡θ+cos⁡θ)f(\theta)=2\cos\theta(\sqrt{3}\sin\theta+\cos\theta)の最大値はケ\boxed{\text{ケ}}である。g(x,y)=23xy+2x2x4+2x2y2+y4+1\displaystyle g(x,y)=\frac{2\sqrt{3}xy+2x^2}{x^4+2x^2y^2+y^4+1} について考える。aaを正の定数とし、点(x,y)(x,y)が円x2+y2=a2x^2+y^2=a^2上を動くとき、g(x,y)g(x,y)の最大値はaaを用いてコ\boxed{\text{コ}}と表される。また、点(x,y)(x,y)がxyxy平面全体を動くとき、g(x,y)g(x,y)の最大値はサ\boxed{\text{サ}}である。

(4) 関数f(x)f(x)は微分可能であり、すべての実数xxについてf(x)=e2x+1+4∫0xf(t) dt\displaystyle f(x)=e^{2x+1}+4\int_0^x f(t)\,dt を満たすとする。関数g(x)g(x)をg(x)=e−4xf(x)g(x)=e^{-4x}f(x)により定めるとき、g′(x)=シg'(x)=\boxed{\text{シ}}であり、f(x)=スf(x)=\boxed{\text{ス}}である。また、曲線y=f(x)y=f(x)とxx軸およびyy軸で囲まれた図形をxx軸のまわりに1回転してできる回転体の体積はセ\boxed{\text{セ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア
    -1
  • (1) イ
    3−6cos⁡θ3-6\cos\theta
  • (1) ウ
    1
  • (1) エ
    63\displaystyle \frac{\sqrt6}{3}
  • (2) オ
    5π12\displaystyle \frac{5\pi}{12}
  • (2) カ
    2\sqrt2
  • (2) キ
    3−32\displaystyle \frac{\sqrt3-3}{2}
  • (2) ク
    8
  • (3) ケ
    3
  • (3) コ
    3a2a4+1\displaystyle \frac{3a^2}{a^4+1}
  • (3) サ
    32\displaystyle \frac32
  • (4) シ
    2e1−2x2e^{1-2x}
  • (4) ス
    2e4x+1−e2x+12e^{4x+1}-e^{2x+1}
  • (4) セ
    7πe296\displaystyle \frac{7\pi e^2}{96}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) EB=EC=2EB=EC=2、AE=DE=23AE=DE=2\sqrt3 で、∣PE∣=12AE=3\displaystyle |PE|=\frac12AE=\sqrt3。EE を原点とし b=EB→\boldsymbol b=\overrightarrow{EB}、p=EP→\boldsymbol p=\overrightarrow{EP} とおくと EC→=−b\overrightarrow{EC}=-\boldsymbol b。したがって PB→⋅PC→=(b−p)⋅(−b−p)=∣p∣2−∣b∣2=3−4=−1.\overrightarrow{PB}\cdot\overrightarrow{PC}=(\boldsymbol b-\boldsymbol p)\cdot(-\boldsymbol b-\boldsymbol p)=|\boldsymbol p|^2-|\boldsymbol b|^2=3-4=-1. また BC⊥BC\perp 平面 AEDAED なので EC→\overrightarrow{EC} は EP→,ED→\overrightarrow{EP},\overrightarrow{ED} の双方に垂直。θ=∠PED\theta=\angle PED より PC→⋅PD→=∣PE∣2−EP→⋅ED→=3−6cos⁡θ.\overrightarrow{PC}\cdot\overrightarrow{PD}=|PE|^2-\overrightarrow{EP}\cdot\overrightarrow{ED}=3-6\cos\theta. θ\theta は0から ∠AED\angle AED まで動き、余弦定理から cos⁡∠AED=12+12−1624=13\displaystyle \cos\angle AED=\frac{12+12-16}{24}=\frac13。ゆえに最大値は 3−6⋅13=1\displaystyle 3-6\cdot\frac13=1。最大点は PP が AEAE の中点のとき。正四面体の高さは 423\displaystyle 4\sqrt{\frac23}。面 ACDACD までの距離は、まず EE でその半分、さらに PP で半分となるから 14⋅423=63\displaystyle \frac14\cdot4\sqrt{\frac23}=\frac{\sqrt6}{3}。

(2) 3+i=2eiπ/6\sqrt3+i=2e^{i\pi/6}、1+i=2eiπ/41+i=\sqrt2e^{i\pi/4}、1−3i=2e−iπ/31-\sqrt3i=2e^{-i\pi/3} より arg⁡z1=17π6−19π4+7π3=5π12,∣z1∣=217219/227=2.\displaystyle \arg z_1=\frac{17\pi}{6}-\frac{19\pi}{4}+\frac{7\pi}{3}=\frac{5\pi}{12},\qquad |z_1|=\frac{2^{17}}{2^{19/2}2^7}=\sqrt2. よって z1=3−12+i3+12\displaystyle z_1=\frac{\sqrt3-1}{2}+i\frac{\sqrt3+1}{2}、z2=−1+iz_2=-1+i。正三角形の第三頂点は複素数表示で zC=z1+z22±32i(z2−z1).\displaystyle z_C=\frac{z_1+z_2}{2}\mathbin{\pm}\frac{\sqrt3}{2}i(z_2-z_1). その実部は 00 と 3−32\displaystyle \frac{\sqrt3-3}{2}。

最後の複素数の偏角条件は 7π6−aπ4+bπ3≡π12(mod2π),3a−4b≡13(mod24).\displaystyle \frac{7\pi}{6}-\frac{a\pi}{4}+\frac{b\pi}{3}\equiv\frac{\pi}{12}\pmod{2\pi}, \quad 3a-4b\equiv13\pmod{24}. これより a≡3(mod4)a\equiv3\pmod4。最小候補 a=3a=3 のとき b≡5(mod6)b\equiv5\pmod6 なので最小は b=5b=5。従って a+ba+b の最小値は 88。

(3) f(θ)=3sin⁡2θ+1+cos⁡2θ≦1+2=3,f(\theta)=\sqrt3\sin2\theta+1+\cos2\theta\le1+2=3, 等号は 2θ=π3\displaystyle 2\theta=\frac{\pi}{3} などで成立。

極座標 x=rcos⁡φ,y=rsin⁡φx=r\cos\varphi,y=r\sin\varphi とすれば g(x,y)=r2(1+cos⁡2φ+3sin⁡2φ)r4+1.\displaystyle g(x,y)=\frac{r^2(1+\cos2\varphi+\sqrt3\sin2\varphi)}{r^4+1}. 角度部分の最大値は3なので、r=ar=a では 3a2a4+1\displaystyle \frac{3a^2}{a^4+1}。平面全体では t=r2≧0t=r^2\ge0 として 3tt2+1≦32\displaystyle \frac{3t}{t^2+1}\le\frac32((t−1)2≧0(t-1)^2\ge0)より最大値 32\displaystyle \frac32。

(4) 元の式を微分すると f′(x)=2e2x+1+4f(x)f'(x)=2e^{2x+1}+4f(x)。従って g(x)=e−4xf(x)g(x)=e^{-4x}f(x) に対し g′(x)=e−4x(f′−4f)=2e1−2x.g'(x)=e^{-4x}(f'-4f)=2e^{1-2x}. また f(0)=ef(0)=e なので g(0)=eg(0)=e。積分して g(x)=2e−e1−2x,f(x)=2e4x+1−e2x+1=e2x+1(2e2x−1).g(x)=2e-e^{1-2x},\qquad f(x)=2e^{4x+1}-e^{2x+1}=e^{2x+1}(2e^{2x}-1). 曲線と両座標軸で囲まれる範囲は −12ln⁡2≦x≦0\displaystyle -\frac12\ln2\le x\le0。回転体の体積は π∫−12ln⁡20f(x)2 dx=πe2[12e8x−23e6x+14e4x]−12ln⁡20=7πe296.\displaystyle \pi\int_{-\frac12\ln2}^{0} f(x)^2\,dx =\pi e^2\left[\frac12e^{8x}-\frac23e^{6x}+\frac14e^{4x}\right]_{-\frac12\ln2}^{0} =\frac{7\pi e^2}{96}.

この問題で使う考え方

  • 対称性と直交座標
  • 極形式と偏角
  • 正三角形の複素数表示
  • 合同式
  • 二倍角公式
  • 極座標・不等式
  • 積分方程式を微分して解く
  • 回転体の体積積分

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。