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北里大学/2021年度/一般

北里大学 2021年 数学 第2問解答・解説

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1問題

北里大学2021年度第2問

nnを正の整数とし、1, 2, 3, 4, 5, 6の6個の数字から同じ数字をくり返し用いることを許してnn桁の整数をつくる。このような整数のうち、1が奇数個用いられるものの総数をAnA_n、それ以外のものの総数をBnB_nとする。また、1と6がいずれも奇数個用いられるものの総数をCnC_nとする。次の問に答えよ。

(1) A4A_4を求めよ。

答

(2) 正の整数nnに対して、An+1A_{n+1}をAnA_nとBnB_nを用いて表せ。

答

(3) 正の整数nnに対して、AnA_nとBnB_nを求めよ。

答  An=,Bn=A_n=\qquad,\quad B_n=\qquad

(4) ppを定数とする。X1=p,Xn+1=2Xn+6n(n=1,2,3,…)X_1=p,\quad X_{n+1}=2X_n+6^n\quad(n=1,2,3,\ldots) で定められる数列{Xn}\{X_n\}とする。正の整数nnに対して、XnX_nをnnとppを用いて表せ。

答

(5) 正の整数nnに対して、CnC_nを求めよ。

答

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各桁の選び方を数え、奇偶の条件は符号付きの総数を二項定理で求めた。漸化式は反復代入して等比数列の和に帰着した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)A4=520;\quad A_4=520;\qquad (2)An+1=5An+Bn;\quad A_{n+1}=5A_n+B_n;\qquad (3)An=6n−4n2, Bn=6n+4n2;\displaystyle \quad A_n=\frac{6^n-4^n}{2},\space{}B_n=\frac{6^n+4^n}{2};\qquad (4)Xn=2n−1p+6n−3⋅2n4;\displaystyle \quad X_n=2^{n-1}p+\frac{6^n-3\cdot2^n}{4};\qquad (5)Cn=6n−2⋅4n+2n4\displaystyle \quad C_n=\frac{6^n-2\cdot4^n+2^n}{4}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 4桁の整数で1が奇数個使われるのは、1が1個または3個使われる場合である。1以外の数字は各桁で5通りあるからA4=(41)53+(43)5=500+20=520.\displaystyle A_4=\binom41 5^3+\binom43 5=500+20=520.

(2) n+1n+1桁の整数の末尾が1以外なら、先頭のnn桁で1は奇数個である必要があり、この場合は5An5A_n個。末尾が1なら先頭のnn桁では1が偶数個である必要があり、この場合はBnB_n個。したがってAn+1=5An+Bn.A_{n+1}=5A_n+B_n.

(3) 1の位置をkk個選べば残りの各桁は2から6の5通りなので、全体の個数はAn+Bn=6nA_n+B_n=6^n。また、偶数個の場合を正、奇数個の場合を負として差を取ると、二項定理よりBn−An=∑k=0n(nk)5n−k(−1)k=(5−1)n=4n.\displaystyle B_n-A_n=\sum\limits _{k=0}^n\binom nk 5^{n-k}(-1)^k=(5-1)^n=4^n.この2式を加減してAn=6n−4n2,Bn=6n+4n2.\displaystyle A_n=\frac{6^n-4^n}{2},\qquad B_n=\frac{6^n+4^n}{2}.

(4) 漸化式を繰り返し代入するとXn=2n−1p+∑k=1n−12n−1−k6k=2n−1p+2n−1∑k=1n−13k.\displaystyle X_n=2^{n-1}p+\sum\limits _{k=1}^{n-1}2^{n-1-k}6^k=2^{n-1}p+2^{n-1}\sum\limits _{k=1}^{n-1}3^k.等比数列の和から∑k=1n−13k=(3n−3)/2\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n-1}3^k=(3^n-3)/2であるため、Xn=2n−1p+2n−2(3n−3)=2n−1p+6n−3⋅2n4.\displaystyle X_n=2^{n-1}p+2^{n-2}(3^n-3)=2^{n-1}p+\frac{6^n-3\cdot2^n}{4}.この式はn=1n=1でも空和が0となりX1=pX_1=pを与える。

(5) 任意の整数列について、1の個数をN1N_1、6の個数をN6N_6とすると、両者が奇数個であることを表す指示値は14(1−(−1)N1)(1−(−1)N6)\displaystyle \frac14(1-(-1)^{N_1})(1-(-1)^{N_6})である。全てのnn桁の数についてこれを足す。各項の和は、∑1=6n,∑(−1)N1=4n,∑(−1)N6=4n,∑(−1)N1+N6=2n,\displaystyle \sum 1=6^n,\quad \sum(-1)^{N_1}=4^n,\quad \sum(-1)^{N_6}=4^n,\quad \sum(-1)^{N_1+N_6}=2^n,となる。よってCn=6n−2⋅4n+2n4.\displaystyle C_n=\frac{6^n-2\cdot4^n+2^n}{4}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 和の法則
  • 積の法則
  • 等比数列の一般項と和
  • 漸化式
  • 二項定理

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