agraph{(1) 行列。}積の各成分を行と列の内積で求めると 1−1−101021334−1−2−31=10−6005. 次に BA=C の第1列について、A の第1列を (u,v)T とおく。第3行から −u+v=6、第1行から 3u−2v=−7 なので u=5,v=11。第2列を (s,t)T とすると、同様に −s+t=10、3s−2t=−23 から s=−3,t=7。従って A=(511−37)。積に戻して照合すると所与の右辺になる。
agraph{(2) 極座標と面積。}最初の面積は ∫−π/2π/28cos2θdθ=4π. また sin3θ≧0 は ある整数 k について 2kπ≦3θ≦(2k+1)π となることと同値なので、指定区間では 0≦θ≦π/3,2π/3≦θ≦π,4π/3≦θ≦5π/3 となる。各区間の面積は置換 u=3θ を使って 21∫0π/3sin2(3θ)dθ=61∫0πsin2udu=12π. 同じ面積の葉が3枚あるから全体は π/4。
agraph{(3) 漸化式と級数。} an=αn−1 であり、与式を bn+1=βbn+(1−β)an と書き直す。α=1/2,β=−1/2 のとき bn=23(21)n−1−25(−21)n−1, これは初項 b1=−1 と漸化式を満たす。従って等比級数の和から n=1∑∞bn=1−1/23/2−1+1/25/2=34. 次に α=β=1/3 とする。cn=bn/(1/3)n−1 とおくと、漸化式から cn+1=cn+2、c1=−1 なので cn=2n−3。よって n=1∑∞bn=n=1∑∞(2n−3)(31)n−1=(1−1/3)22−1−1/33=0. 二つ目も n(1/3)n−1 の形の項を含むが、等比数列より速く減衰するため収束する。
agraph{(4) 正五角形。} c=cos(π/5) とする。三倍角公式と問題の等式から 2c2−1=−(4c3−3c),(c+1)(4c2−2c−1)=0. 0<c<1 より c=(1+5)/4。対角線の長さは、辺長1の正五角形の対角線と辺の比が黄金比 φ=2cos(π/5)=(1+5)/2 なので ∣d∣=φ。また辺ベクトルの向きは連続して 72∘ ずつ回るから、座標を b=(1,0) と取ると d=(1+cos72∘+cos144∘,sin72∘+sin144∘)=(21,φsin72∘). 従って b⋅d=1/2。さらに AE は最後の辺 EA と逆向きなので AE=(−cos72∘,sin72∘)。これを ub+vd と表すと、縦成分より v=1/φ=(5−1)/2、横成分より u=−cos72∘−v/2=(1−5)/2。よって AE=21−5b+25−1d.
agraph{(5) 箱への分配。}同じ文字のカードは同種として扱う。Aカード5枚だけを区別しない3箱へ分ける場合、箱のA枚数(順序を無視)は (5,0,0), (4,1,0), (3,2,0), (3,1,1), (2,2,1) の5通りである。
A枚数が全て異なる (4,1,0) と (3,2,0) では、A枚数により箱を識別できる。各配置について、Bカード3枚を3箱へ分ける方法は b1+b2+b3=3 の非負整数解なので (25)=10 通り。
残る (5,0,0)、(3,1,1)、(2,2,1) の各配置では、A枚数が一意な箱が1つあり、同じA枚数の2箱は入替えても同じ分け方である。一意な箱にBを t 枚入れると、残りの2箱に入るB枚数の和は 3−t。和が N の非負整数の順序を無視した2数組の個数は ⌊N/2⌋+1 なので、t=0,1,2,3 に対する個数は 2,2,1,1、合計6通り。この3つのA配置それぞれに6通りずつある。従って箱を区別しないA・Bカードの分け方は 10+10+6+6+6=38 通りである。場合はA枚数の5つの分割で重ならず、各場合のB配分も同じA枚数を持つ箱の交換を除いて数えた。