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福井大学/2026年度

福井大学 2026年 数学 第3問解答・解説

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1問題

福井大学2026年度第3問

下の図の立方体 OADB-CEFG は,1辺の長さが1である。

立方体OADB-CEFGの図。上面の頂点は手前左からA、O、奥左からD、B、下面の対応する頂点はE、C、F、Gである。辺DF、EF、FGは破線で、残りの辺は実線で描かれている。

辺 OC,GB を2:1に内分する点をそれぞれ M,N とし,3点 A,M,N を含む平面 α\alpha とする。点 O を通り α\alpha に垂直な直線が α\alpha と交わる点を H とし,α\alpha と辺 BD の交点を L とする。また2直線 MN,AL の交点を P とおく。OA→,OB→,OC→\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OB},\overrightarrow{OC} をそれぞれ a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} とおくとき,以下の問いに答えよ。

(1) OL→,OP→\overrightarrow{OL},\overrightarrow{OP} をそれぞれ a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} を用いて表せ。

(2) OH→\overrightarrow{OH} を a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} を用いて表せ。また線分 OH の長さを求めよ。

(3) 立方体を平面 α\alpha で切ってできる立体のうち,点 O を含む側の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) OL→=12a⃗+b⃗\displaystyle \overrightarrow{OL}=\frac12\vec a+\vec b、OP→=2b⃗\overrightarrow{OP}=2\vec b。(2) OH→=27a⃗+17b⃗+37c⃗\displaystyle \overrightarrow{OH}=\frac27\vec a+\frac17\vec b+\frac37\vec c、∣OH∣=27\displaystyle |OH|=\sqrt{\frac27}。(3) O側の体積は736\displaystyle \frac7{36}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec cは立方体の互いに垂直な長さ11の辺ベクトルなので、これらを座標軸にとる。点をxa⃗+yb⃗+zc⃗x\vec a+y\vec b+z\vec cと表す。 (1) M=(0,0,23)\displaystyle M=(0,0,\frac23)、G=(0,1,1)G=(0,1,1)であり、GN:NB=2:1GN:NB=2:1よりN=(0,1,13)\displaystyle N=(0,1,\frac13)。平面α\alphaの方程式をux+vy+wz=1ux+vy+wz=1とおく。A=(1,0,0),M,NA=(1,0,0), M, Nを代入するとu=1,v=12,w=32\displaystyle u=1, v=\frac12, w=\frac32だから、 α: x+y2+3z2=1.\displaystyle \alpha:\ x+\frac y2+\frac{3z}{2}=1. BDBD上の点は(t,1,0)(t,1,0)と表せるので、t+12=1\displaystyle t+\frac12=1からL=(12,1,0)\displaystyle L=(\frac12,1,0)。よって OL→=12a⃗+b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OL}=\frac12\vec a+\vec b. MNMN上の点は(0,t,23−t3)\displaystyle (0,t,\frac23-\frac t3)、ALAL上の点は(1−s2,s,0)\displaystyle (1-\frac s2,s,0)と表せる。交点では1−s2=0\displaystyle 1-\frac s2=0なのでs=2s=2。このときt=2t=2となりP=(0,2,0)P=(0,2,0)だから OP→=2b⃗.\overrightarrow{OP}=2\vec b.

(2) α\alphaの法線ベクトルをn⃗=a⃗+12b⃗+32c⃗\displaystyle \vec n=\vec a+\frac12\vec b+\frac32\vec cとする。原点からの垂線の足HHはOH→=λn⃗\overrightarrow{OH}=\lambda\vec nと表され、点HHが平面α\alpha上にあることからn⃗⋅OH→=1\vec n\cdot\overrightarrow{OH}=1。また∣n⃗∣2=1+14+94=72\displaystyle |\vec n|^2=1+\frac14+\frac94=\frac72だからλ=27\displaystyle \lambda=\frac27。したがって OH→=27a⃗+17b⃗+37c⃗,∣OH∣=1∣n⃗∣=27.\displaystyle \overrightarrow{OH}=\frac27\vec a+\frac17\vec b+\frac37\vec c,\qquad |OH|=\frac1{|\vec n|}=\sqrt{\frac27}.

(3) 切断面は四角形ALNMALNMである。O側の立体を四面体OBLN,OALN,OANMOBLN, OALN, OANMに分ける。各四面体の体積を順に求める。△OBN\triangle OBNの面積は16\displaystyle \frac16、LLから平面x=0x=0までの距離は12\displaystyle \frac12なので VOBLN=13⋅16⋅12=136.\displaystyle V_{OBLN}=\frac13\cdot\frac16\cdot\frac12=\frac1{36}. △OAL\triangle OALの面積は12\displaystyle \frac12、NNから平面z=0z=0までの距離は13\displaystyle \frac13なので VOALN=13⋅12⋅13=118.\displaystyle V_{OALN}=\frac13\cdot\frac12\cdot\frac13=\frac1{18}. △OAM\triangle OAMの面積は13\displaystyle \frac13、NNから平面y=0y=0までの距離は11なので VOANM=13⋅13⋅1=19.\displaystyle V_{OANM}=\frac13\cdot\frac13\cdot1=\frac19. 以上から、求める体積は 136+118+19=736.\displaystyle \frac1{36}+\frac1{18}+\frac19=\frac7{36}.

単位辺ベクトルa⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec cを座標軸とする。M=(0,0,2/3)M=(0,0,2/3)、N=(0,1,1/3)N=(0,1,1/3)から平面α\alphaはx+y/2+3z/2=1x+y/2+3z/2=1。BDBD上でz=0,y=1z=0,y=1よりL=(1/2,1,0)L=(1/2,1,0)。MNMNとALALの交点はP=(0,2,0)P=(0,2,0)。法線n⃗=(1,1/2,3/2)\vec n=(1,1/2,3/2)を用いた原点からの射影はOH→=(2/7,1/7,3/7)\overrightarrow{OH}=(2/7,1/7,3/7)、長さ2/7\sqrt{2/7}。切断面ALNMALNMのO側を3四面体OBLN,OALN,OANMOBLN,OALN,OANMに分け、体積は1/36+1/18+1/9=7/361/36+1/18+1/9=7/36。

この問題で使う考え方

  • 座標設定
  • 平面方程式
  • 法線ベクトルによる垂線の足
  • 四面体分割

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