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弘前大学/2013年度

弘前大学 2013年 数学 第4問解答・解説

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1問題

弘前大学2013年度第4問

次の問いに答えよ。

(1) 区間 -1 < x < 1 における f(x)=log⁡((1−x)1−x(1+x)1+x)f(x) = \log((1 - x)^{1-x}(1 + x)^{1+x}) の最小値を求めよ。ただし、対数は自然対数である。

(2) 区間 0≦x≦2π0 \leq x \leq 2\pi における g(x)=cos⁡x+12cos⁡2x+13cos⁡3x\displaystyle g(x) = \cos x + \frac{1}{2} \cos 2x + \frac{1}{3} \cos 3x の最大値,最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 最小値 00(x=0x=0)。(2) 最大値 116\displaystyle \frac{11}{6}(x=0,2πx=0,2\pi)、最小値 −56\displaystyle -\frac56(x=πx=\pi)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 対数の積を和に直すと f(x)=(1−x)log⁡(1−x)+(1+x)log⁡(1+x)(−1<x<1).f(x)=(1-x)\log(1-x)+(1+x)\log(1+x)\qquad(-1<x<1). 微分して f′(x)=−log⁡(1−x)−1+log⁡(1+x)+1=log⁡1+x1−x.\displaystyle f'(x)=-\log(1-x)-1+\log(1+x)+1 =\log\frac{1+x}{1-x}. −1<x<0-1<x<0 では 0<(1+x)/(1−x)<10<(1+x)/(1-x)<1 だから f′(x)<0f'(x)<0。一方、0<x<10<x<1 では (1+x)/(1−x)>1(1+x)/(1-x)>1 だから f′(x)>0f'(x)>0。よって x=0x=0 で最小となり、 f(0)=0.f(0)=0. したがって最小値は 0\boxed{0} である。

(2) t=cos⁡xt=\cos x とおく。0≦x≦2π0\le x\le2\pi で tt は −1≦t≦1-1\le t\le1 の範囲のすべての値をとり、 cos⁡2x=2t2−1,cos⁡3x=4t3−3t.\cos2x=2t^2-1,\qquad \cos3x=4t^3-3t. 従って g(x)=t+12(2t2−1)+13(4t3−3t)=p(t),p(t)=43t3+t2−12.\displaystyle g(x)=t+\frac12(2t^2-1)+\frac13(4t^3-3t) =p(t),\qquad p(t)=\frac43t^3+t^2-\frac12. p′(t)=4t2+2t=2t(2t+1)p'(t)=4t^2+2t=2t(2t+1) より、区間内の停留点は t=−12,0\displaystyle t=-\frac12,0。端点と停留点での値は p(−1)=−56,p ⁣(−12)=−512,p(0)=−12,p(1)=116.\displaystyle p(-1)=-\frac56,\quad p\!\left(-\frac12\right)=-\frac5{12},\quad p(0)=-\frac12,\quad p(1)=\frac{11}{6}. これらを比べると、 min⁡g=−56(t=−1, x=π),max⁡g=116(t=1, x=0,2π).\displaystyle \boxed{\min g=-\frac56}\quad(t=-1,\ x=\pi),\qquad \boxed{\max g=\frac{11}{6}}\quad(t=1,\ x=0,2\pi).

(1) f(x)=(1−x)ln⁡(1−x)+(1+x)ln⁡(1+x)f(x)=(1-x)\ln(1-x)+(1+x)\ln(1+x) と展開でき、f′(x)=ln⁡1+x1−x\displaystyle f'(x)=\ln\frac{1+x}{1-x}。−1<x<0-1<x<0 ではこの比は 11 未満で f′<0f'<0、0<x<10<x<1 では 11 より大きく f′>0f'>0。したがって x=0x=0 で最小となり f(0)=0f(0)=0。(2) t=cos⁡xt=\cos x とおくと −1≦t≦1-1\le t\le1 を全てとり、cos⁡2x=2t2−1\cos2x=2t^2-1、cos⁡3x=4t3−3t\cos3x=4t^3-3t から g(x)=p(t)=43t3+t2−12\displaystyle g(x)=p(t)=\frac43t^3+t^2-\frac12。p′(t)=2t(2t+1)p'(t)=2t(2t+1) で停留点は t=−12,0\displaystyle t=-\frac12,0。端点・停留点の値は p(−1)=−56\displaystyle p(-1)=-\frac56、p(−12)=−512\displaystyle p(-\frac12)=-\frac5{12}、p(0)=−12\displaystyle p(0)=-\frac12、p(1)=116\displaystyle p(1)=\frac{11}{6}。よって最小 −56\displaystyle -\frac56 は t=−1 (x=π)t=-1\ (x=\pi)、最大 116\displaystyle \frac{11}{6} は t=1 (x=0,2π)t=1\ (x=0,2\pi) で達成。

この問題で使う考え方

  • 積の対数を和に分解して微分
  • 導関数の符号による最小値の判定
  • 三角関数の倍角・3倍角公式
  • t=cos x による多項式化と閉区間の端点・停留点比較

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