弘前大学/2013年度
弘前大学 2013年 数学 第6問解答・解説
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1問題
行列 に対して と定める。実数 x, y に対して行列 X を とおき,行列 E を とし,行列 O を とする。このとき,次の問いに答えよ。
(1) 行列 に対して等式 が成り立つことを証明せよ。
(2) かつ となる の領域を図示せよ。
(3) X が逆行列をもたないとき, の最小値を n を用いて表せ。ただし, n は正の整数である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。 (2) {(x,y): , }(境界を含まない)。 (3) 最小値、等号は。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
したがって、各成分を引き算すると
よって求める領域は 直線 の上側のうち、第一象限では双曲線 より下側を塗る。第二・第四象限で を満たす点は なので全て領域に含まれる。直線 と双曲線 は境界として含まれない。正の座標軸上の点は原点を除いて含まれる。
は、 が逆行列をもたないことから従う。(1)を に適用すると より (ただし )。したがって について帰納的に であり、 さらに より よって 。等号は または のとき成立するから、最小値は である。

水色部分が求める領域。破線で示す直線および第一象限の双曲線は含まない。正の座標軸は含むが原点は含まない。表示窓の端は領域の境界ではない。
この問題で使う考え方
- 2×2行列の成分計算
- 行列のトレース・行列式の定義
- 不等式と平方完成
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