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岩手医科大学/2020年度/一般

岩手医科大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

岩手医科大学2020年度第2問

正の数 x,yx,y は (log⁡2x)2+(log⁡2y)2=6log⁡2x−8log⁡2y(\log_{2}x)^{2}+(\log_{2}y)^{2}=6\log_{2}x-8\log_{2}y を満たして動くものとする。このとき,次の問い(問1~4)に答えよ。

問1 x=1x=1 のとき,y=アy=\boxed{\text{ア}} または y=イウエオ\displaystyle y=\dfrac{\boxed{\text{イ}}}{\boxed{\text{ウエオ}}} である。

問2 xx のとり得る値の範囲は カキ≦x≦クケコ\displaystyle \dfrac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}\leq x\leq\boxed{\text{クケコ}},yy のとり得る値の範囲は サシスセ≦y≦ソ\displaystyle \dfrac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シスセ}}}\leq y\leq\boxed{\text{ソ}} である。

問3 x4y3\displaystyle \dfrac{x^{4}}{y^{3}} は x=タチ, y=ツテ\displaystyle x=\dfrac{\boxed{\text{タ}}}{\boxed{\text{チ}}},\ y=\dfrac{\boxed{\text{ツ}}}{\boxed{\text{テ}}} のとき,最小値 トナ\displaystyle \dfrac{\boxed{\text{ト}}}{\boxed{\text{ナ}}} をとる。

問4 x4y3\displaystyle \dfrac{x^{4}}{y^{3}} の最大値は ニヌ\boxed{\text{ニヌ}} 桁の整数で,最高位の数字は ネ\boxed{\text{ネ}},一の位の数字は ノ\boxed{\text{ノ}} である。ただし,log⁡102=0.3010, log⁡103=0.4771\log_{10}2=0.3010,\ \log_{10}3=0.4771 とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1: y=1, 1256(ア=1, イ=1, ウエオ=256)問2: 14≦x≦256,1512≦y≦2問3: x=12, y=12 のとき最小値 12問4: max⁡x4y3=249=562949953421312 は15桁で、最高位は5、一の位は2\displaystyle \begin{gathered} \text{問1: } y=1,\space{}\frac{1}{256}\quad(\text{ア}=1,\space{}\text{イ}=1,\space{}\text{ウエオ}=256)\\ \text{問2: } \frac{1}{4}\leq x\leq256,\quad \frac{1}{512}\leq y\leq2\\ \text{問3: } x=\frac12,\space{}y=\frac12\text{ のとき最小値 }\frac12\\ \text{問4: } \max\frac{x^4}{y^3}=2^{49}=562949953421312\text{ は15桁で、最高位は5、一の位は2} \end{gathered}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

正の数 x,yx,y に対して u=log⁡2x,v=log⁡2yu=\log_2 x,\qquad v=\log_2 y とおく。対数の定義から u,vu,v は実数であり、逆に任意の実数 u,vu,v に対して x=2u>0, y=2v>0x=2^u>0,\ y=2^v>0 である。したがって、この置き換えで条件を満たす点を漏れなく調べられる。

与式を平方完成すると u2−6u+v2+8v=0であるための必要十分条件は(u−3)2+(v+4)2=25.u^2-6u+v^2+8v=0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad (u-3)^2+(v+4)^2=25. 以下 s=u−3, t=v+4s=u-3,\ t=v+4 とおけば、s2+t2=25s^2+t^2=25 である。

問1では x=1x=1 より u=0u=0、すなわち s=−3s=-3 である。よって 9+(v+4)2=25であるための必要十分条件は(v+4)2=16,9+(v+4)^2=25\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad (v+4)^2=16, したがって v=0v=0 または v=−8v=-8 となる。ゆえに y=2vy=2^v より y=1y=1 または y=2−8=1256\displaystyle y=2^{-8}=\dfrac{1}{256} である。

問2では s2≦25s^2\leq25 より −5≦s≦5-5\leq s\leq5、したがって −2≦u≦8-2\leq u\leq8 である。この両端はそれぞれ t=0t=0 とすれば条件を満たすので実際にとれる。また、この区間内の任意の ss に対し t=25−s2t=\sqrt{25-s^2} とすれば条件を満たす点があるから、uu の範囲はこれで尽くされる。x=2ux=2^u は uu とともに増加するので 2−2=14≦x≦28=256.\displaystyle 2^{-2}=\frac14\leq x\leq2^8=256. 同様に t2≦25t^2\leq25 より −5≦t≦5-5\leq t\leq5、従って −9≦v≦1-9\leq v\leq1 であり、この両端も s=0s=0 として実現する。任意の tt について s=25−t2s=\sqrt{25-t^2} とできるため、vv の範囲に欠落はない。よって 2−9=1512≦y≦21=2.\displaystyle 2^{-9}=\frac{1}{512}\leq y\leq2^1=2.

問3・問4のために比を対数の指数で表すと x4y3=24u−3v=224+4s−3t.\displaystyle \frac{x^4}{y^3}=2^{4u-3v}=2^{24+4s-3t}. ここで s2+t2=25s^2+t^2=25 と平方の恒等式から 25(s2+t2)−(4s−3t)2=(3s+4t)2≧0,25(s^2+t^2)-(4s-3t)^2=(3s+4t)^2\geq0, したがって −25≦4s−3t≦25-25\leq4s-3t\leq25 である。等号が成り立つのは 3s+4t=03s+4t=0 のときであり、これと s2+t2=25s^2+t^2=25 を合わせると (s,t)=(4,−3)(s,t)=(4,-3) または (−4,3)(-4,3) となる。実際、t=−3s/4t=-3s/4 を円の式に代入すれば s2=16s^2=16 となる。

よって指数 24+4s−3t24+4s-3t の最小値は 24−25=−124-25=-1 で、(s,t)=(−4,3)(s,t)=(-4,3)、すなわち u=−1, v=−1u=-1,\ v=-1 のときにとる。底 22 の指数関数は増加するから、比の最小値は 2−1=12\displaystyle 2^{-1}=\dfrac12 であり、そのとき x=2−1=12, y=2−1=12\displaystyle x=2^{-1}=\dfrac12,\ y=2^{-1}=\dfrac12 である。代入しても (u−3)2+(v+4)2=16+9=25(u-3)^2+(v+4)^2=16+9=25、x4/y3=(1/2)4/(1/2)3=1/2x^4/y^3=(1/2)^4/(1/2)^3=1/2 と確かめられる。

同じ指数の最大値は 24+25=4924+25=49 で、(s,t)=(4,−3)(s,t)=(4,-3)、すなわち u=7, v=−7u=7,\ v=-7 のときにとる。このとき x=27=128, y=2−7=1/128x=2^7=128,\ y=2^{-7}=1/128 であり、条件を満たす。また x4y3=1284(1/128)3=228+21=249=562949953421312.\displaystyle \frac{x^4}{y^3}=\frac{128^4}{(1/128)^3}=2^{28+21}=2^{49}=562949953421312. 与えられた log⁡102=0.3010\log_{10}2=0.3010 を使うと log⁡10(249)=49×0.3010=14.7490,\log_{10}(2^{49})=49\times0.3010=14.7490, ゆえに 1014<249<101510^{14}<2^{49}<10^{15} であり、最大値は15桁である。上の整数表示から最高位の数字は5、一の位の数字は2と分かる。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 等式・不等式の証明
  • 対数とその性質
  • 有理数指数と指数法則
  • 常用対数

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