正の数 x,y に対して u=log2x,v=log2y とおく。対数の定義から u,v は実数であり、逆に任意の実数 u,v に対して x=2u>0, y=2v>0 である。したがって、この置き換えで条件を満たす点を漏れなく調べられる。
与式を平方完成すると u2−6u+v2+8v=0であるための必要十分条件は(u−3)2+(v+4)2=25. 以下 s=u−3, t=v+4 とおけば、s2+t2=25 である。
問1では x=1 より u=0、すなわち s=−3 である。よって 9+(v+4)2=25であるための必要十分条件は(v+4)2=16, したがって v=0 または v=−8 となる。ゆえに y=2v より y=1 または y=2−8=2561 である。
問2では s2≦25 より −5≦s≦5、したがって −2≦u≦8 である。この両端はそれぞれ t=0 とすれば条件を満たすので実際にとれる。また、この区間内の任意の s に対し t=25−s2 とすれば条件を満たす点があるから、u の範囲はこれで尽くされる。x=2u は u とともに増加するので 2−2=41≦x≦28=256. 同様に t2≦25 より −5≦t≦5、従って −9≦v≦1 であり、この両端も s=0 として実現する。任意の t について s=25−t2 とできるため、v の範囲に欠落はない。よって 2−9=5121≦y≦21=2.
問3・問4のために比を対数の指数で表すと y3x4=24u−3v=224+4s−3t. ここで s2+t2=25 と平方の恒等式から 25(s2+t2)−(4s−3t)2=(3s+4t)2≧0, したがって −25≦4s−3t≦25 である。等号が成り立つのは 3s+4t=0 のときであり、これと s2+t2=25 を合わせると (s,t)=(4,−3) または (−4,3) となる。実際、t=−3s/4 を円の式に代入すれば s2=16 となる。
よって指数 24+4s−3t の最小値は 24−25=−1 で、(s,t)=(−4,3)、すなわち u=−1, v=−1 のときにとる。底 2 の指数関数は増加するから、比の最小値は 2−1=21 であり、そのとき x=2−1=21, y=2−1=21 である。代入しても (u−3)2+(v+4)2=16+9=25、x4/y3=(1/2)4/(1/2)3=1/2 と確かめられる。
同じ指数の最大値は 24+25=49 で、(s,t)=(4,−3)、すなわち u=7, v=−7 のときにとる。このとき x=27=128, y=2−7=1/128 であり、条件を満たす。また y3x4=(1/128)31284=228+21=249=562949953421312. 与えられた log102=0.3010 を使うと log10(249)=49×0.3010=14.7490, ゆえに 1014<249<1015 であり、最大値は15桁である。上の整数表示から最高位の数字は5、一の位の数字は2と分かる。