広島大学/2004年度/前期
広島大学 2004年 数学 第2問解答・解説
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1問題
次の問いに答えよ。
(1) 点 における円 の接線の方程式を求めよ。
(2) 次の連立不等式の表す領域を図示せよ。
(3) を正の数とする。点 が(2)で求めた領域を動くとき, の最大値が4になるように の値を定めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
対数の定義域・増減を厳密に反映して領域を記述し、円の中心を原点に移した上で一次式の最大値を係数aの範囲に応じて評価する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 円の方程式を平方完成すると となるので、中心は である。点 への半径の方向ベクトルは だから、これを法線ベクトルとする接線は すなわち である。
(2) 対数の真数条件は 、、 である。底が の対数関数は減少するから、第1不等式は と同値である。また底が の対数関数は増加し、 なので、第2不等式は と同値である。したがって求める領域は、中心 、半径 の円板のうち直線 以上の側にある部分から、対数の真数が0となる中心 を除いたもの。ただし対数の真数条件から である。
図示のため、直線と円周の交点を求める。直線上では なので、円周上の条件は すなわち である。左側の交点は に反する。よって領域は と表せる。すなわち、直線 と円の上側の弧にはさまれた部分を、縦線 の右側で図示する。縦線 は含まず、円板内の点 は第2対数の真数が0となるため除く。円弧と直線の交点 は含む。
(3) とおくと、(2)の領域は を満たし、さらに を除く。目的の式は である。
まず とする。このとき より 等号は 、 のとき成立し、この点は と を満たす()。したがって最大値は である。
次に とする。円板内では よって である。また だから 等号は 、すなわち で成立する。したがってこの場合の最大値は である。
最大値が4となるには、後者では より となるが、これは に反する。前者では この範囲では なので両辺を平方して 正の解は であり、 を満たす。よって求める値は である。
この問題で使う考え方
- 円の方程式
- 等式・不等式の証明
- 直線の方程式
- 対数関数のグラフ・増減
- 対数とその性質
- 不等式の表す領域
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