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東京慈恵会医科大学/2008年度/1次

東京慈恵会医科大学 2008年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東京慈恵会医科大学2008年度第2問

cos⁡2π7+cos⁡4π7+cos⁡6π7=a,cos⁡2π7cos⁡4π7cos⁡6π7=b\displaystyle \cos\frac{2\pi}{7}+\cos\frac{4\pi}{7}+\cos\frac{6\pi}{7}=a,\qquad \cos\frac{2\pi}{7}\cos\frac{4\pi}{7}\cos\frac{6\pi}{7}=b とする。aa と bb の値を求めたい。以下の設問(1)、(2)、(3)に答えよ。

(1) 角 θ\theta(ラジアン)が cos⁡3θ=cos⁡4θ⋯①\cos3\theta=\cos4\theta\quad\cdots\quad\text{①} をみたすとき、解のひとつが cos⁡θ\cos\theta であるような4次の方程式を求めよ。

(2) θ=2π7\displaystyle \theta=\frac{2\pi}{7} のとき、cos⁡θ\cos\theta が解のひとつであるような3次の方程式を求めよ。

(3) 設問(2)の結果を用いて、aa および bb の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    8x4−4x3−8x2+3x+1=08x^4-4x^3-8x^2+3x+1=0
  • (2)
    8x3+4x2−4x−1=08x^3+4x^2-4x-1=0
  • (3)
    a=−1/2,b=1/8a=−1/2, b=1/8

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=cos⁡θx=\cos\theta とする。倍角公式から cos⁡3θ=4x3−3x,cos⁡4θ=8x4−8x2+1.\cos3\theta=4x^3-3x,\qquad \cos4\theta=8x^4-8x^2+1. 従って cos⁡3θ=cos⁡4θ\cos3\theta=\cos4\theta のとき 8x4−4x3−8x2+3x+1=0.8x^4-4x^3-8x^2+3x+1=0.

(2) θ=2π/7\theta=2\pi/7 ならば cos⁡3θ=cos⁡6π/7=cos⁡8π/7=cos⁡4θ\cos3\theta=\cos6\pi/7=\cos8\pi/7=\cos4\theta。したがって前問の方程式が成り立ち、因数分解すると (x−1)(8x3+4x2−4x−1)=0.(x-1)(8x^3+4x^2-4x-1)=0. x=cos⁡(2π/7)≠1x=\cos(2\pi/7)\ne1 なので、求める三次方程式は 8x3+4x2−4x−1=0.8x^3+4x^2-4x-1=0.

(3) cos⁡2π7,cos⁡4π7,cos⁡6π7\displaystyle \cos\frac{2\pi}{7},\cos\frac{4\pi}{7},\cos\frac{6\pi}{7} はこの三次方程式の3根である。解と係数の関係から、その和は −48=−12\displaystyle -\frac48=-\frac12、積は −−18=18\displaystyle -\frac{-1}{8}=\frac18。よって a=−12,b=18\displaystyle a=-\frac12,b=\frac18。

三倍角・四倍角をcosθの多項式で表して四次方程式を作る。θ=2π/7を代入すると三次因子を得る。3つの余弦値がその三次式の根なので、和と積を解と係数の関係で求める。

この問題で使う考え方

  • 三倍角・四倍角公式
  • 因数分解
  • 解と係数の関係

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