(1) AB=x (x>0) とおく。条件から CD=3x, BC=2x2, DA=4x2 である。四角形 ABCD は円に内接するから、∠BCD=180∘−∠BAD=60∘ となる。対角線 BD に余弦定理を用いると、 BD2BD2=AB2+DA2−2⋅AB⋅DAcos120∘=x2+16x4+4x3,=BC2+CD2−2⋅BC⋅CDcos60∘=4x4+9x2−6x3. よって 2x2(6x2+5x−4)=2x2(3x+4)(2x−1)=0 であり、x>0 より x=21 である。このとき BD2=47 なので、正弦定理から BD=2rsin120∘、したがって r=37/2=621 となる。
(2) 赤玉5個・白玉2個を選ぶ場合の数は (5n−3)(23)、全体は (7n) だから Pn=(7n)(5n−3)(23)=n(n−1)(n−2)126(n−7)(n≧8). 隣り合う項の比は PnPn+1=(n+1)(n−7)(n−6)(n−2) であり、分子と分母の差は (n−6)(n−2)−(n+1)(n−7)=19−2n である。従って n=8,9 では比が1より大きく、n≧10 では1より小さい。よって最大値をとるのは n=10 である。
(3) 行列を直接掛けると AP=(a+byb+ayax+2bbx+2a),P(a−b00a+b)=(a−by(a−b)x(a+b)2(a+b)). 左上成分と右下成分を比較し、b=0 を用いると y=−1, x=2 である。残りの成分もこの値で一致するので P=(1−122) となる。
ここで t=a−b, u=a+b, D=diag(t,u) とする。AP=PD から、繰り返し掛けることにより AkP=PDk (k=1,2,3,4) が従う。従って R=A4−6A3+9A2 とおけば RP=Pdiag(t2(t−3)2,u2(u−3)2). 一方、 RP=(106610)(1−122)=(4−43232). 両辺を比較して t2(t−3)2=4, u2(u−3)2=16 を得る。t(t−3)=±2 より整数 t は 1,2、u(u−3)=±4 より整数 u は −1,4 である。a=(t+u)/2, b=(u−t)/2 が整数になる組合せは (t,u)=(1,−1),(2,4) に限られ、それぞれ (a,b)=(0,−1),(3,1) となる。いずれも b=0 を満たし、対応する t,u で多項式値は (4,16) だから元の行列等式を満たす。