本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

順天堂大学/2017年度/前期

順天堂大学 2017年 数学 第II問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

順天堂大学2017年度第II問

に適する解答をマークせよ。ただし,同じ問題で同じ記号の解答欄がある場合は同一の値がはいる。  点 RR を中心とする半径 5 の円および長半径(長軸の長さの半分)が 5,短半径(短軸の長さの半分)が 3 の楕円がある(図I)。円上の点 P′P',Q′Q' から楕円の長軸へ引いた垂線と楕円との交点をそれぞれ点 PP,QQ とする。∠P′RQ′=α\angle P'RQ'=\alpha とすると,図Iの斜線部分の面積は アイウα\displaystyle \frac{\boxed{\text{アイ}}}{\boxed{\text{ウ}}}\alpha で与えられる。これをふまえて以下の問題を考えよう。

図Iは円と横長の楕円が同じ中心Rで重なり、水平な長軸が引かれている。円の左上のP′、右上のQ′から長軸への垂線があり、楕円の上側との交点にP、Q、長軸との交点に直角の印がある。RからP′、Q′、P、Qへ線分が引かれ、∠P′RQ′にα、弧PQと線分RP、RQで囲まれる部分に斜線がある。

いま,一辺の長さ 1 の正方形 ABCDABCD に,なめらかで伸びない糸で作られた長さ 5 の輪がかけられている。糸を張りつめた状態で正方形の周りを一周させたときの頂点が動く軌跡は図IIのようになる。

図IIは閉じた曲線の内側に正方形ABCDがあり、Aは左上、Dは右上、Bは左下、Cは右下にある。ABとDCを上へ延ばした線と曲線の交点にF、E、ADを左へ延ばした線と曲線の交点にG、AD上の中央にM、正方形の内部にOと記され、線分FM、EM、FO、EO、GOが描かれている。

この軌跡上に点 E,F,GE,F,G を図IIのようにとると,弧 EFEF は点 A,DA,D を焦点とし,長半径が エ\boxed{\text{エ}},短半径が オカ\displaystyle \frac{\sqrt{\boxed{\text{オ}}}}{\boxed{\text{カ}}} の楕円の一部であり,弧 FGFG は点 B,DB,D を焦点とし,長半径が キク\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}},短半径が ケコ\displaystyle \frac{\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}}{\boxed{\text{コ}}} の楕円の一部である。ここで辺 ADAD の中点を MM とすると,弧 EFEF と線分 ME,MFME,MF で囲まれる領域の面積は サシスπ\displaystyle \frac{\sqrt{\boxed{\text{サ}}}}{\boxed{\text{シス}}}\pi となる。  つぎに,線分 AC,BDAC,BD の交点を OO とし,OO を中心とする半径 キク\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}} の円 SS を考える。さらに,円 SS 上の点で線分 BDBD に引いた垂線が点 FF を通る点を F′F' とする(図III)。

図IIIでは水平な線分BDの中央にO、上側に2本の弧があり、下の弧の左端にG、右端にF、上の弧の左端にG′、右端にF′とある。G′GからBDへ、F′FからBDへ垂線が下り、両足に直角の印がある。OからG、G′、F、F′へ線分が引かれ、BFとDGの交点にA、Oから上へ延びる垂線とOF′の間にβと記されている。

このとき AF=セソ\displaystyle AF=\frac{\boxed{\text{セ}}}{\boxed{\text{ソ}}} なので,∠F′OA=β\angle F'OA=\beta とすると,sin⁡β=タチ\displaystyle \sin\beta=\frac{\sqrt{\boxed{\text{タ}}}}{\boxed{\text{チ}}} となる。弧 FGFG と線分 OF,OGOF,OG で囲まれる領域の面積は ツテトβ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ツ}}\sqrt{\boxed{\text{テ}}}}{\boxed{\text{ト}}}\beta となる。以上より,頂点の軌跡によって囲まれる部分の面積は ナニπ+ヌネβ+ノ\displaystyle \frac{\sqrt{\boxed{\text{ナ}}}}{\boxed{\text{ニ}}}\pi+\boxed{\text{ヌ}}\sqrt{\boxed{\text{ネ}}}\beta+\boxed{\text{ノ}} となることがわかる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

楕円の扇形 長半径aa、短半径bbの楕円は半径aaの円を短軸方向にb/ab/a倍した図形である。同じ変形を扇形に施すと面積もb/ab/a倍になる。従って図Iの面積は12⋅52α⋅35=15α/2\displaystyle \frac12\cdot5^2\alpha\cdot\frac35=15\alpha/2。 2種類の弧 弧EFEFでは糸は正方形の3辺(長さ3)とXA,XDXA,XDに沿うのでXA+XD=2XA+XD=2。焦点間距離1より長半径1、短半径3/2\sqrt3/2。弧FGFGでは正方形の2辺(長さ2)とXB,XDXB,XDに沿うのでXB+XD=3XB+XD=3。焦点間距離2\sqrt2より長半径3/23/2、短半径7/2\sqrt7/2。 境界点と面積 A=(−1/2,1/2),B=(−1/2,−1/2),C=(1/2,−1/2),D=(1/2,1/2)A=(-1/2,1/2),B=(-1/2,-1/2),C=(1/2,-1/2),D=(1/2,1/2)、O=(0,0),M=(0,1/2)O=(0,0),M=(0,1/2)とする。FFはABABの延長上にある。AF=uAF=uならDF=1+u2DF=\sqrt{1+u^2}、u+1+u2=2u+\sqrt{1+u^2}=2からu=3/4u=3/4。従ってF=(−1/2,5/4),E=(1/2,5/4)F=(-1/2,5/4),E=(1/2,5/4)。 中心MMの半径1の円へ弧EFEFを戻すと両端の座標は(±1/2,3/2)(\pm1/2,\sqrt3/2)となり中心角はπ/3\pi/3。よってMEFMEFの楕円扇形面積は3π/12\sqrt3\pi/12。 BDBD方向の単位ベクトルを(1,1)/2(1,1)/\sqrt2、OAOA方向を(−1,1)/2(-1,1)/\sqrt2とする。FFのBDBD方向成分は3/(42)3/(4\sqrt2)であり、F′F'も同じ成分を持つ。半径3/23/2より sin⁡β=3/(42)3/2=24.\displaystyle \sin\beta=\frac{3/(4\sqrt2)}{3/2}=\frac{\sqrt2}4. 0<β<π/20<\beta<\pi/2は図IIIの鋭角である。対称性より中心角F′OG′=2βF'OG'=2\beta、弧FGFGとOF,OGOF,OGの囲む面積は 12⋅32⋅72⋅2β=374β.\displaystyle \frac12\cdot\frac32\cdot\frac{\sqrt7}2\cdot2\beta=\frac{3\sqrt7}4\beta. EFEFの扇形の中心をMMからOOに変える際は、三角形OEFOEFとMEFMEFの差12⋅1⋅OM=1/4\displaystyle \frac12\cdot1\cdot OM=1/4を加える。4回の回転対称性より全体面積は 4(3π12+14+374β)=33π+37β+1.\displaystyle 4\left(\frac{\sqrt3\pi}{12}+\frac14+\frac{3\sqrt7}4\beta\right)=\frac{\sqrt3}3\pi+3\sqrt7\beta+1. 空欄アイ15、ウ2、エ1、オ3、カ2、キ3、ク2、ケ7、コ2、サ3、シス12、セ3、ソ4、タ2、チ4、ツ3、テ7、ト4、ナ3、ニ3、ヌ3、ネ7、ノ1。

この問題で使う考え方

  • 糸の長さによる焦点距離和
  • 座標回転の内積表示
  • 面積の拡大率
  • 回転対称性

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。