本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

香川大学/2011年度/前期

香川大学 2011年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

香川大学2011年度第3問

曲線 C:y=e−x∣sin⁡x∣ (x≧0)C:y=e^{-x}|\sin x|\ (x\geq 0) がある。このとき、次の問に答えよ。

1. I=∫e−xsin⁡x dx\displaystyle I=\int e^{-x}\sin x\,dx、J=∫e−xcos⁡x dx\displaystyle J=\int e^{-x}\cos x\,dx とおく。I,JI,J をそれぞれ部分積分して、II を求めよ。

2. 2nπ≦x≦(2n+1)π(n=0,1,2,…)2n\pi\leq x\leq (2n+1)\pi\quad(n=0,1,2,\ldots) の範囲で、曲線 CC と xx 軸で囲まれる図形の面積 S2nS_{2n} を求めよ。

3. (2n+1)π≦x≦2(n+1)π(n=0,1,2,…)(2n+1)\pi\leq x\leq 2(n+1)\pi\quad(n=0,1,2,\ldots) の範囲で、曲線 CC と xx 軸で囲まれる図形の面積 S2n+1S_{2n+1} を求めよ。

4. 曲線 CC と xx 軸で囲まれる図形の面積 ∑k=0∞Sk\displaystyle\sum\limits _{k=0}^{\infty}S_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  I=−12e−x(sin⁡x+cos⁡x)+C.(2)  S2n=12(1+e−π)e−2nπ.(3)  S2n+1=12(1+e−π)e−(2n+1)π.(4)  ∑k=0∞Sk=1+e−π2(1−e−π).\displaystyle \begin{aligned} (1)\;&I=-\frac12e^{-x}(\sin x+\cos x)+C.\\ (2)\;&S_{2n}=\frac12(1+e^{-\pi})e^{-2n\pi}.\\ (3)\;&S_{2n+1}=\frac12(1+e^{-\pi})e^{-(2n+1)\pi}.\\ (4)\;&\displaystyle\sum\limits _{k=0}^{\infty}S_k=\frac{1+e^{-\pi}}{2(1-e^{-\pi})}. \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

・ 部分積分により I=−e−xsin⁡x+J,J=−e−xcos⁡x−II=-e^{-x}\sin x+J,\qquad J=-e^{-x}\cos x-I を得る。二式から 2I=−e−x(sin⁡x+cos⁡x)+C2I=-e^{-x}(\sin x+\cos x)+C となるので、 I=−12e−x(sin⁡x+cos⁡x)+C.\displaystyle I=-\frac12e^{-x}(\sin x+\cos x)+C.

・ [2nπ,(2n+1)π][2n\pi,(2n+1)\pi] では sin⁡x≧0\sin x\geq0 である。原始関数 F(x)=−12e−x(sin⁡x+cos⁡x)\displaystyle F(x)=-\frac12e^{-x}(\sin x+\cos x) を用いると、 S2n=F((2n+1)π)−F(2nπ)=12e−(2n+1)π+12e−2nπ=12(1+e−π)e−2nπ.\displaystyle \begin{aligned} S_{2n}&=F((2n+1)\pi)-F(2n\pi)\\ &=\frac12e^{-(2n+1)\pi}+\frac12e^{-2n\pi}\\ &=\frac12(1+e^{-\pi})e^{-2n\pi}. \end{aligned}

・ [(2n+1)π,2(n+1)π][(2n+1)\pi,2(n+1)\pi] では sin⁡x≦0\sin x\leq0 であるから、面積は −e−xsin⁡x-e^{-x}\sin x の積分となる。 S2n+1=F((2n+1)π)−F(2(n+1)π)=12e−(2n+1)π+12e−2(n+1)π=12(1+e−π)e−(2n+1)π.\displaystyle \begin{aligned} S_{2n+1}&=F((2n+1)\pi)-F(2(n+1)\pi)\\ &=\frac12e^{-(2n+1)\pi}+\frac12e^{-2(n+1)\pi}\\ &=\frac12(1+e^{-\pi})e^{-(2n+1)\pi}. \end{aligned}

・ (2),(3) より、すべての k≧0k\geq0 について Sk=12(1+e−π)e−kπ\displaystyle S_k=\frac12(1+e^{-\pi})e^{-k\pi} である。0<e−π<10<e^{-\pi}<1 なので、これは収束する無限等比級数であり、 ∑k=0∞Sk=12(1+e−π)11−e−π=1+e−π2(1−e−π)=eπ+12(eπ−1).\displaystyle \begin{aligned} \sum\limits _{k=0}^{\infty}S_k &=\frac12(1+e^{-\pi})\frac{1}{1-e^{-\pi}}\\ &=\frac{1+e^{-\pi}}{2(1-e^{-\pi})} =\frac{e^{\pi}+1}{2(e^{\pi}-1)}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 部分積分法
  • 三角・指数関数の積分
  • 定積分による面積
  • 無限等比級数

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。