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日本大学/2010年度/2月8日

日本大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

日本大学2010年度第2問

曲線y=cos⁡x (0≦x≦π2)\displaystyle y=\cos x\ (0\leq x\leq\dfrac{\pi}{2})と曲線上の点A(α,cos⁡α)A(\alpha,\cos\alpha)をとる。ただし、0<α<π2\displaystyle 0<\alpha<\dfrac{\pi}{2}とする。以下の問いに答えなさい。ただし、(1)、(2)については答えだけを解答欄に書きなさい。

(1) yy軸を軸、点(0,1)(0,1)を頂点とし、AAを通る放物線の方程式を求めなさい。

(1)で求めた放物線を定義域0≦x≦α0\leq x\leq\alphaに制限した部分とxx軸、yy軸および直線x=αx=\alphaで囲まれる図形の面積をS(α)S(\alpha)で表す。

(2) S(α)S(\alpha)を求めなさい。

(3) 原点とAAを通る直線をllとするとき、曲線y=cos⁡x (0≦x≦α)y=\cos x\ (0\leq x\leq\alpha)とllおよびyy軸で囲まれる図形の面積をT(α)T(\alpha)で表すとき、 lim⁡α→0T(α)S(α)\displaystyle \lim\limits _{\alpha\to0}\frac{T(\alpha)}{S(\alpha)} を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

放物線の係数を点Aから定め、面積を積分し、三角関数の基本極限で比を評価した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  y=1+cos⁡α−1α2x2,\displaystyle (1)\;y=1+\frac{\cos\alpha-1}{\alpha^2}x^2,
    (2)  S(α)=α(2+cos⁡α)3,\displaystyle (2)\;S(\alpha)=\frac{\alpha(2+\cos\alpha)}3,
    (3)  12\displaystyle (3)\;\frac12

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 頂点が(0,1)(0,1)で軸がyy軸である放物線をy=1+cx2y=1+cx^2とおく。点A(α,cos⁡α)A(\alpha,\cos\alpha)を通るからc=(cos⁡α−1)/α2c=(\cos\alpha-1)/\alpha^2であり、 y=1+cos⁡α−1α2x2.\displaystyle y=1+\frac{\cos\alpha-1}{\alpha^2}x^2.

(2) 0<α<π/20<\alpha<\pi/2よりcos⁡α>0\cos\alpha>0であり、放物線は0≦x≦α0\le x\le\alphaの範囲でxx軸より上にある。したがって面積は S(α)=∫0α(1+cos⁡α−1α2x2)dx=α+α(cos⁡α−1)3=α(2+cos⁡α)3.\displaystyle \begin{aligned} S(\alpha)&=\int_0^\alpha\left(1+\frac{\cos\alpha-1}{\alpha^2}x^2\right)dx\\ &=\alpha+\frac{\alpha(\cos\alpha-1)}3=\frac{\alpha(2+\cos\alpha)}3. \end{aligned}

(3) 直線llの式はy=cos⁡ααx\displaystyle y=\dfrac{\cos\alpha}{\alpha}xである。0≦x≦α0\le x\le\alphaではcos⁡x≧cos⁡α≧xαcos⁡α\displaystyle \cos x\ge\cos\alpha\ge \dfrac{x}{\alpha}\cos\alphaなので、求める面積は曲線と直線の差の積分である。 T(α)=∫0α(cos⁡x−cos⁡ααx)dx=sin⁡α−αcos⁡α2.\displaystyle T(\alpha)=\int_0^\alpha\left(\cos x-\frac{\cos\alpha}{\alpha}x\right)dx=\sin\alpha-\frac{\alpha\cos\alpha}{2}. よって T(α)S(α)=3(sin⁡αα−cos⁡α2)2+cos⁡α⟶3(1−1/2)3=12(α→0),\displaystyle \frac{T(\alpha)}{S(\alpha)}=\frac{3\left(\dfrac{\sin\alpha}{\alpha}-\dfrac{\cos\alpha}{2}\right)}{2+\cos\alpha}\longrightarrow\frac{3(1-1/2)}{3}=\frac12 \qquad(\alpha\to0), ただしlim⁡α→0sin⁡α/α=1\displaystyle \lim\limits _{\alpha\to0}\sin\alpha/\alpha=1を用いた。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 関数の極限

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