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奈良県立医科大学/2019年度/前期

奈良県立医科大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2019年度第3問

以下の文章の空欄に適切な数、式または数学記号を入れて文章を完成させよ。

xyxy 平面の原点を中心とする半径 2\sqrt{2} の円を C1C_{1}、原点で yy 軸に接し、中心の xx 座標が負である半径1の円を C2C_{2} とする。原点および C1C_{1} と xx 軸の交点を通る放物線 y=2x2+axy=\sqrt{2}x^{2}+ax が下図のように重なっている。このとき、a=アa=\boxed{\text{ア}} で、この放物線と xx 軸で囲まれた図形の面積は イ\boxed{\text{イ}} である。また、C1C_{1} と C2C_{2} の2つの交点の座標は ウ\boxed{\text{ウ}} で、扇形 AA の面積は エ\boxed{\text{エ}}、C1,C2C_{1},C_{2} と放物線で囲まれた図形 BB の面積は オ\boxed{\text{オ}} である。(脚注参照)

正方向の矢印がある横軸xと縦軸yに、原点を中心とする円C₁、その左側の円C₂、上に開く放物線が重ねられている。2円の上側の交点と原点を結ぶ線分があり、x軸より上の扇形状の部分にA、放物線より下の帯状の部分を指す矢印にBと記され、両部分に網掛けがある。

(脚注)C1C_{1} と C2C_{2} の交点のうち yy 座標が正のものを PP とする。C1C_{1} と xx 軸の交点のうち xx 座標が負のものを QQ とする。扇形 AA は、線分 OP,OQOP,OQ と円 C1C_{1} の劣弧 PQPQ で囲まれる図形である。ただし、劣弧とは円周上の2点によって円周を分けたときの、半円より小さい方の弧のことである。図形 BB は、C1C_{1} と C2C_{2} 両方の円に囲まれ、さらに放物線より下にある部分である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

座標で円と放物線の位置関係を定め、定積分と扇形・三角形・四分円の面積を組み合わせて求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=2,=2,\quad イ=23,\displaystyle =\frac{2}{3},\quad ウ=(−1,1),(−1,−1),=(-1,1),(-1,-1),\quad エ=π4,\displaystyle =\frac{\pi}{4},\quad オ=π2−76\displaystyle =\frac{\pi}{2}-\frac{7}{6}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

放物線は原点を通り、図よりもう一つの xx 軸との交点は Q=(−2,0)Q=(-\sqrt{2},0) である。これを y=2x2+axy=\sqrt{2}x^2+ax に代入すると 0=22−a20=2\sqrt{2}-a\sqrt{2} だから a=2a=2 である。この放物線は −2≦x≦0-\sqrt{2}\le x\le 0 で xx 軸の下側にあるので、囲まれた部分の面積は −∫−20(2x2+2x) dx=−[23x3+x2]−20=23\displaystyle -\int_{-\sqrt{2}}^0(\sqrt{2}x^2+2x)\,dx =-\left[\frac{\sqrt{2}}{3}x^3+x^2\right]_{-\sqrt{2}}^0 =\frac{2}{3} となる。

円 C1,C2C_1,C_2 の方程式はそれぞれ x2+y2=2x^2+y^2=2、(x+1)2+y2=1(x+1)^2+y^2=1 である。差をとると 2x+2=02x+2=0、よって x=−1x=-1 であり、C1C_1 の式から y=±1y=\pm1 を得る。したがって交点は (−1,1),(−1,−1)(-1,1),(-1,-1) である。

P=(−1,1)P=(-1,1) と Q=(−2,0)Q=(-\sqrt{2},0) に対し、半径 2\sqrt{2} の円 C1C_1 の中心角 ∠POQ\angle POQ は π/4\pi/4 である。よって扇形 AA の面積は 12(2)2⋅π4=π4\displaystyle \frac{1}{2}(\sqrt{2})^2\cdot\frac{\pi}{4}=\frac{\pi}{4} である。

図形 BB の xx 座標の範囲は −2≦x≦0-\sqrt{2}\le x\le0 である。共通部分の下側の境界は、−2≦x≦−1-\sqrt{2}\le x\le-1 では C1C_1 の下側の円弧、−1≦x≦0-1\le x\le0 では C2C_2 の下側の円弧となる。実際、両円の縦方向の半径の平方の差は {2−x2}−{1−(x+1)2}=2+2x\{2-x^2\}-\{1-(x+1)^2\}=2+2x で符号が x=−1x=-1 で変わる。C1C_1 の下側円弧のうち QQ から (−1,−1)(-1,-1) までの下側の面積は、扇形 QO(−1,−1)QO(-1,-1) の面積 π/4\pi/4 から三角形 O(−1,0)(−1,−1)O(-1,0)(-1,-1) の面積 1/21/2 を引いた π/4−1/2\pi/4-1/2 である。また、C2C_2 の下側円弧の (−1,−1)(-1,-1) から OO までの下側の面積は半径 11 の四分円の面積 π/4\pi/4 である。これらから放物線と xx 軸で囲まれる面積 2/32/3 を引けば B=(π4−12)+π4−23=π2−76\displaystyle B=\left(\frac{\pi}{4}-\frac{1}{2}\right)+\frac{\pi}{4}-\frac{2}{3} =\frac{\pi}{2}-\frac{7}{6} を得る。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 三角比と相互関係
  • 円の方程式
  • 定積分による面積
  • 定積分
  • 一般角と弧度法

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