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奈良県立医科大学/2019年度/前期

奈良県立医科大学 2019年 数学 第1問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2019年度第1問

以下の文章の空欄に適切な数を入れて文章を完成させよ。

1から9までの数字が書かれたカードが各1枚、合計9枚箱に入っている。箱から同時に何枚かのカードを取り出す。取り出したカードに書かれた数の合計を SS とする。

(1) 箱から2枚のカードを取り出すとき、SS が2で割り切れる確率は ア\boxed{\text{ア}} である。

(2) 箱から3枚のカードを取り出すとき、SS が2で割り切れる確率は イ\boxed{\text{イ}} である。

(3) 箱から2枚のカードを取り出すとき、SS が3で割り切れる確率は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

(4) 箱から3枚のカードを取り出すとき、SS が3で割り切れる確率は エ\boxed{\text{エ}} である。

(5) 箱から3枚のカードを取り出すとき、SS が6で割り切れる確率は オ\boxed{\text{オ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

組合せで全事象を数える。(1)(2)は偶奇、(3)(4)は3で割った余りで分類する。(5)は取り得る和6、12、18、24ごとに数え、12と18には数字xを10-xへ写す一対一の対応を用いる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア=49\displaystyle =\frac49
    (2) イ=1121\displaystyle =\frac{11}{21}
    (3) ウ=13\displaystyle =\frac13
    (4) エ=514\displaystyle =\frac5{14}
    (5) オ=421\displaystyle =\frac4{21}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

2枚、3枚を取り出す組の総数は、それぞれ (92)=36\displaystyle \binom92=36、(93)=84\displaystyle \binom93=84 通りである。いずれの組も同様に確からしいから、条件を満たす組の数をこれらで割る。

(1) 奇数は5枚、偶数は4枚である。2枚の和が偶数となるのは、奇数2枚または偶数2枚の場合だから、 ア=(52)+(42)(92)=10+636=49.\displaystyle \text{ア}=\frac{\binom52+\binom42}{\binom92} =\frac{10+6}{36}=\boxed{\frac49}.

(2) 3枚の和が偶数となるのは、奇数0枚または奇数2枚の場合である。したがって、 イ=(43)+(52)(41)(93)=4+4084=1121.\displaystyle \text{イ}=\frac{\binom43+\binom52\binom41}{\binom93} =\frac{4+40}{84}=\boxed{\frac{11}{21}}.

(3) 3で割った余りが0、1、2のカードは、それぞれ {3,6,9}\{3,6,9\}、{1,4,7}\{1,4,7\}、{2,5,8}\{2,5,8\} であり、各3枚である。2枚の和が3の倍数となるのは、余りが (0,0)(0,0) または (1,2)(1,2) の場合だから、 ウ=(32)+3⋅3(92)=3+936=13.\displaystyle \text{ウ}=\frac{\binom32+3\cdot3}{\binom92} =\frac{3+9}{36}=\boxed{\frac13}.

(4) 3枚の和が3の倍数となる余りの組は、(0,0,0)(0,0,0)、(1,1,1)(1,1,1)、(2,2,2)(2,2,2)、(0,1,2)(0,1,2) である。よって、 エ=3(33)+3⋅3⋅3(93)=3+2784=514.\displaystyle \text{エ}=\frac{3\binom33+3\cdot3\cdot3}{\binom93} =\frac{3+27}{84}=\boxed{\frac5{14}}.

(5) 3枚の和の最小値は 1+2+3=61+2+3=6、最大値は 7+8+9=247+8+9=24 である。したがって、6の倍数となる和は 6,12,18,246,12,18,24 に限られる。和が6となる組は (1,2,3)(1,2,3) の1通りであり、和が12となる組は (1,2,9), (1,3,8), (1,4,7), (1,5,6), (2,3,7), (2,4,6), (3,4,5)(1,2,9),\ (1,3,8),\ (1,4,7),\ (1,5,6),\ (2,3,7),\ (2,4,6),\ (3,4,5) の7通りである。これで尽くすことは、3枚のうち最小の数字を1、2、3としたとき、残り2枚の和がそれぞれ11、10、9であり、その組が順に4、2、1通りであることから分かる。最小の数字が4以上なら和は少なくとも 4+5+6=154+5+6=15 となり、12にはならない。各カードの数字 xx を 10−x10-x に置き換えると、異なる3枚の組は異なる3枚の組に対応し、その和は SS から 30−S30-S へ変わる。よって、和が18となる組も7通りであり、和が24となる組は (7,8,9)(7,8,9) の1通りである。以上より条件を満たす組は 1+7+7+1=161+7+7+1=16 通りなので、 オ=16(93)=1684=421.\displaystyle \text{オ}=\frac{16}{\binom93}=\frac{16}{84}=\boxed{\frac4{21}}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 約数・倍数
  • 確率の基本法則
  • 和の法則
  • 積の法則

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