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日本大学/2010年度/2月8日

日本大学 2010年 数学 第3問解答・解説

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1問題

日本大学2010年度第3問

半径1の円OOに内接する正八角形ABCDEFGHABCDEFGHがある。点BBと点EEを線分でむすび、0<k<10<k<1を満たすkkに対して、BEBEを(1−k):k(1-k):kに内分する点をPPとする。また、a⃗=OA→, b⃗=OC→\vec{a}=\overrightarrow{OA},\ \vec{b}=\overrightarrow{OC}とする。以下の問いに答えなさい。ただし、(1)、(2)については答えだけを解答欄に書きなさい。

円Oに内接する正八角形ABCDEFGHの図で、右端Aから反時計回りにB、上端C、D、左端E、F、下端G、Hが並ぶ。八辺のほかに線分BE、水平なEA、垂直なCGが描かれ、中心OからAへの右向き矢印にベクトルa、OからCへの上向き矢印にベクトルbと記されている。

(1) GP→\overrightarrow{GP}をa⃗,b⃗\vec{a},\vec{b}およびkkを用いて表しなさい。

(2) kkを0<k<10<k<1の範囲で動かすとき、∣GP→∣\left|\overrightarrow{GP}\right|が最小となるときのkkの値を求めなさい。

(3) 点GGと点PPを線分で結ぶとき、GPGPが三角形BEFBEFの重心を通るときのkkの値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正八角形の頂点を直交単位ベクトルで表し、内分・距離の二次式・重心の共線条件を順に処理した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  GP→=(k(1+12)−1)a⃗+(1+k2)b⃗,\displaystyle (1)\;\overrightarrow{GP}=\left(k\left(1+\frac1{\sqrt2}\right)-1\right)\vec a+\left(1+\frac{k}{\sqrt2}\right)\vec b,
    (2)  k=1−12,\displaystyle (2)\;k=1-\frac1{\sqrt2},
    (3)  k=6−42(3)\;k=6-4\sqrt2

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正八角形を図の向きに置くと、a⃗=OA→\vec a=\overrightarrow{OA}、b⃗=OC→\vec b=\overrightarrow{OC}は長さ1で直交する。中心角は45∘45^\circだから OB→=a⃗+b⃗2,OE→=−a⃗,OG→=−b⃗,OF→=−OB→.\displaystyle \overrightarrow{OB}=\frac{\vec a+\vec b}{\sqrt2},\qquad \overrightarrow{OE}=-\vec a,\qquad \overrightarrow{OG}=-\vec b,\qquad \overrightarrow{OF}=-\overrightarrow{OB}.   (1) BP:PE=(1−k):kBP:PE=(1-k):kよりOP→=kOB→+(1−k)OE→\overrightarrow{OP}=k\overrightarrow{OB}+(1-k)\overrightarrow{OE}である。したがって GP→=OP→−OG→=(k(1+12)−1)a⃗+(1+k2)b⃗.\displaystyle \overrightarrow{GP}=\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OG}=\left(k\left(1+\frac1{\sqrt2}\right)-1\right)\vec a+\left(1+\frac{k}{\sqrt2}\right)\vec b.   (2) r=1/2r=1/\sqrt2とおく。a⃗,b⃗\vec a,\vec bは直交単位ベクトルなので ∣GP→∣2={(1+r)k−1}2+(1+rk)2=2(1+r)k2−2k+2.|\overrightarrow{GP}|^2=\{(1+r)k-1\}^2+(1+rk)^2=2(1+r)k^2-2k+2. 平方完成すると ∣GP→∣2=2(1+r)(k−12(1+r))2+2−12(1+r).\displaystyle |\overrightarrow{GP}|^2=2(1+r)\left(k-\frac1{2(1+r)}\right)^2+2-\frac1{2(1+r)}. よって0<k<10<k<1の範囲で最小となるのはk=12(1+1/2)=1−12\displaystyle k=\dfrac1{2(1+1/\sqrt2)}=1-\dfrac1{\sqrt2}である。   (3) 三角形BEFBEFの重心をMMとする。F=−BF=-Bなので OM→=OB→+OE→+OF→3=−13a⃗.\displaystyle \overrightarrow{OM}=\frac{\overrightarrow{OB}+\overrightarrow{OE}+\overrightarrow{OF}}3=-\frac13\vec a. (1)よりOP→={(1+r)k−1}a⃗+rkb⃗\overrightarrow{OP}=\{(1+r)k-1\}\vec a+rk\vec b、またOG→=−b⃗\overrightarrow{OG}=-\vec bである。MMが直線GPGP上にある条件は、GM→=tGP→\overrightarrow{GM}=t\overrightarrow{GP}となる実数ttが存在することである。b⃗\vec b成分からt=1/(1+rk)t=1/(1+rk)、a⃗\vec a成分からt{(1+r)k−1}=−1/3t\{(1+r)k-1\}=-1/3を得る。したがって 3{(1+r)k−1}+1+rk=0,k=23+4r=23+22=6−42.\displaystyle 3\{(1+r)k-1\}+1+rk=0,\qquad k=\frac2{3+4r}=\frac2{3+2\sqrt2}=6-4\sqrt2. この値は0<k<10<k<1であり、t=1/(1+rk)t=1/(1+rk)も0<t<10<t<1なので、重心は線分GPGP上にある。

この問題で使う考え方

  • 円の性質
  • ベクトルの成分表示
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角関数の相互関係

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