(1) m=0 のとき、ℓ1 の傾きは −m、ℓ2 を y=m1x+m3−2m と変形すると傾きは 1/m であるから、傾きの積は −1 である。m=0 のときは ℓ1:y=1、ℓ2:x=−3 であり、一方は水平、他方は垂直なので、どの実数 m に対しても二直線は垂直である。
(2) ℓ1 の方程式は mx+y=m+1すなわちm(x−1)+(y−1)=0 と書ける。従って (1,1) はすべての m について ℓ1 上にある。例えば m=0 のときの直線は y=1、m=1 のときは x+y=2 であり、この二直線の交点は (1,1) だから、共通点はこれである。
(3) 交点を (x,y) とすると、第一式から y=m+1−mx。これを第二式に代入して x−m(m+1−mx)=2m−3, よって x=m2+1m2+3m−3,y=m2+1−2m2+4m+1. 分母 m2+1 は常に正なので、各 m について交点は一つに定まる。
ここで u=m2+1m2−1,v=m2+12m とおくと、u2+v2=1、また m>0 より v>0 である。交点の座標は x=−1+2u+23v,y=−21−23u+2v と表されるから、 (x+1)2+(y+21)23x+4y+5=(2u+23v)2+(−23u+2v)2=425(u2+v2)=425,=225v>0. 逆に、X=x+1, Y=y+21 とすると、上の座標表示を解いて u=258X−6Y,v=256X+8Y を得る。この二式から u2+v2=254(X2+Y2) であり、円の方程式は u2+v2=1 に等しい。また 3x+4y+5=225v なので、指定された側はちょうど v>0 に当たる。このとき u2+v2=1 より m=v/(1−u)>0 とおけて、計算すると u=(m2−1)/(m2+1), v=2m/(m2+1) となる。したがって円上で 3x+4y+5>0 を満たすすべての点が、正の実数 m によって得られる。軌跡は (x+1)2+(y+21)2=425,3x+4y+5>0 で表される開半円弧である。直径の端点は (−3,1),(1,−2) で、いずれも m=0 または m→+∞ に対応するため軌跡に含まれない。例えば m=1/2 のとき (−1,2) を通るので、この半円弧を図示できる。