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獨協医科大学/2021年度/2日目

獨協医科大学 2021年 2日目 数学 第4問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2021年度第4問

ii は虚数単位とする。複素数平面上において,P(z)P(z) は A(1)A(1) を中心とする半径1の円 C1C_{1} 上の点とする。また,複素数 ww を w=iz−(1+i)2z−5\displaystyle w=\frac{iz-(1+i)}{2z-5} によって定める。

(1) AP=1AP=1 より,zz は ∣z−1∣=1|z-1|=1 ……①を満たす。また,等式 w=iz−(1+i)2z−5\displaystyle w=\frac{iz-(1+i)}{2z-5} を zz について解くと z=アw−イ−iウw−i⋯2◯\displaystyle z=\frac{\boxed{\text{ア}}w-\boxed{\text{イ}}-i}{\boxed{\text{ウ}}w-i}\qquad\cdots\textcircled{2} である。②を①に代入して ∣エw−オ∣=∣カw−i∣⋯3◯\left|\boxed{\text{エ}}w-\boxed{\text{オ}}\right|=\left|\boxed{\text{カ}}w-i\right|\qquad\cdots\textcircled{3} が得られる。③より,点 P(z)P(z) が円 C1C_{1} 上を動くとき,点 Q(w)Q(w) は点 キク−ケクi\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}}-\frac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{ク}}}i を中心とする半径 コサシ\displaystyle \frac{\sqrt{\boxed{\text{コサ}}}}{\boxed{\text{シ}}} の円 C2C_{2} 上を動くとわかる。

(2) C1C_{1} と(1)の円 C2C_{2} は異なる2点で交わり,その交点を B(β),C(γ)B(\beta),C(\gamma) とする。ただし,β\beta の実部は γ\gamma の実部より小さいものとする。このとき β=ス,γ=セ−i\beta=\boxed{\text{ス}},\qquad \gamma=\boxed{\text{セ}}-i である。C1C_{1} 上の点 R1(u)R_{1}(u) が,直線 BCBC に対して点 A(1)A(1) と同じ側にあるとき arg⁡(u−γu−β)=arg⁡(ソ+i)\displaystyle \arg\left(\frac{u-\gamma}{u-\beta}\right)=\arg\left(\boxed{\text{ソ}}+i\right) となる。また,C2C_{2} 上の点 R2(v)R_{2}(v) が,直線 BCBC に対して点 A(1)A(1) と同じ側にあるとき arg⁡(v−γv−β)=arg⁡(1+タi)\displaystyle \arg\left(\frac{v-\gamma}{v-\beta}\right)=\arg\left(1+\boxed{\text{タ}}i\right) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) z=5w−1−i2w−i\displaystyle \quad z=\frac{5w-1-i}{2w-i}\quad 、∣3w−1∣=∣2w−i∣\quad |3w-1|=|2w-i|\quad 、C2\quad C_2\quad の中心 35−25i\displaystyle \quad \frac35-\frac25i\quad 、半径 135\displaystyle \quad \frac{\sqrt{13}}5\quad 。
    (2) β=0, γ=1−i\quad \beta=0,\space{}\gamma=1-i\quad 、偏角はそれぞれ arg⁡(1+i)\quad \arg(1+i)\quad 、arg⁡(1+5i)\quad \arg(1+5i)\quad 。

    使用解法:複素数の一次分数式の変形、絶対値の平方と平方完成、円の連立、複素数の有理化と正の実数倍。
    issues:なし。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

A答案 Q4 — 獨協医科大学 2021

(1) 変換後の円

w=iz−(1+i)2z−5\displaystyle w=\frac{iz-(1+i)}{2z-5} を zz について解くと w(2z−5)=iz−(1+i),(2w−i)z=5w−(1+i),w(2z-5)=iz-(1+i),\qquad (2w-i)z=5w-(1+i), ゆえに z=5w−1−i2w−i.\displaystyle z=\frac{5w-1-i}{2w-i}. また z−1=3w−12w−i.\displaystyle z-1=\frac{3w-1}{2w-i}. 円 C1C_1 の条件 ∣z−1∣=1|z-1|=1 に代入して ∣3w−1∣=∣2w−i∣.|3w-1|=|2w-i|. w=s+itw=s+it と書いて両辺を2乗すると (3s−1)2+9t2=4s2+(2t−1)2(3s-1)^2+9t^2=4s^2+(2t-1)^2 なので s2+t2−65s+45t=0すなわち(s−35)2+(t+25)2=1325.\displaystyle s^2+t^2-\frac65s+\frac45t=0 \quad\text{すなわち}\quad \left(s-\frac35\right)^2+\left(t+\frac25\right)^2=\frac{13}{25}. 従って C2C_2 の中心は 35−25i\displaystyle \frac35-\frac25i、半径は 135\displaystyle \frac{\sqrt{13}}5。 箱対応:ア=5、イ=1、ウ=2、エ=3、オ=1、カ=2、キ=3、ク=5、ケ=2、コサ=13、シ=5。

(2) 交点と偏角

w=s+itw=s+it とおく。円 C1C_1 は s2+t2=2ss^2+t^2=2s、円 C2C_2 は s2+t2−65s+45t=0\displaystyle s^2+t^2-\frac65s+\frac45t=0。差をとると s+t=0s+t=0。これを s2+t2=2ss^2+t^2=2s に代入して 2s(s−1)=02s(s-1)=0 を得る。実部の小さい方が β=0,γ=1−i.\beta=0,\qquad \gamma=1-i.

直線 BCBC は s+t=0s+t=0 で、点 A(1)A(1) は s+t>0s+t>0 側にある。

まず u=s+itu=s+it が円C1C_1上にあるなら s2+t2=2ss^2+t^2=2s。分数を有理化すると u−γu−β=(s−1)+i(t+1)s+it=s+t2s(1+i).\displaystyle \frac{u-\gamma}{u-\beta} =\frac{(s-1)+i(t+1)}{s+it} =\frac{s+t}{2s}(1+i). 同じ側の条件は s+t>0s+t>0。また C1C_1 上で u≠βu\ne\beta なら s>0s>0 だから係数は正であり、 arg⁡(u−γu−β)=arg⁡(1+i).\displaystyle \arg\left(\frac{u-\gamma}{u-\beta}\right)=\arg(1+i). したがってソ=1。

次に v=s+itv=s+it が円C2C_2上にあるなら s2+t2=65s−45t\displaystyle s^2+t^2=\frac65s-\frac45t。同様に v−γv−β=(s−1)+i(t+1)s+it=s+ts2+t2(15+i)=s+t5(s2+t2)(1+5i).\displaystyle \frac{v-\gamma}{v-\beta} =\frac{(s-1)+i(t+1)}{s+it} =\frac{s+t}{s^2+t^2}\left(\frac15+i\right) =\frac{s+t}{5(s^2+t^2)}(1+5i). 同じ側の条件は s+t>0s+t>0。v≠βv\ne\beta なので分母 s2+t2>0s^2+t^2>0、係数は正であり、 arg⁡(v−γv−β)=arg⁡(1+5i).\displaystyle \arg\left(\frac{v-\gamma}{v-\beta}\right)=\arg(1+5i). 従ってタ=5。

最終答案

(1) z=5w−1−i2w−i\displaystyle z=\frac{5w-1-i}{2w-i}、∣3w−1∣=∣2w−i∣|3w-1|=|2w-i|、C2C_2 の中心 35−25i\displaystyle \frac35-\frac25i、半径 135\displaystyle \frac{\sqrt{13}}5。 (2) β=0, γ=1−i\beta=0,\ \gamma=1-i、偏角はそれぞれ arg⁡(1+i)\arg(1+i)、arg⁡(1+5i)\arg(1+5i)。

使用解法:複素数の一次分数式の変形、絶対値の平方と平方完成、円の連立、複素数の有理化と正の実数倍。 issues:なし。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面
  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 不等式の表す領域

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