A答案 Q2 — 獨協医科大学 2021
関数の決定
部分積分により ∫0x(x−t)costdt=[(x−t)sint]0x+∫0xsintdt=1−cosx. したがって f(x)=x−2(1−cosx)=2cosx+x−2. よって ア=2, イ=2。
(1) f(x)=k が区間内に異なる3解をもつ条件
h(x)=f(x) とすると h′(x)=1−2sinx. 0≦x≦2π では、臨界点は x=6π,65π。導関数の符号から、h は最初に増加し、次に減少し、最後に増加する。各端点・極値は h(0)=0,h(6π)=3−2+6π,h(65π)=−3−2+65π,h(2π)=2π. 水平線 y=k が3つの単調部分それぞれと交わるのは、0≦k<h(6π) の場合に限る。下端 k=0 では x=0 と両側の内部交点があり3解、上端では極大点が重なるため2解となる。よって 0≦k<3−2+6π. 箱は (ウ,エ,オ,カ)=(0,3,2,6)。
(2) 変曲点の接線と対称和
f′′(x)=−2cosx は 0≦x≦π で x=2π を境に符号が変わる。従って変曲点は P(2π,2π−2). 傾きは f′(2π)=−1 なので、接線は y−(2π−2)=−(x−2π)整理するとy=−x+π−2. また f(π−x)=−2cosx+π−x−2 より 2f(x)+f(π−x)=2π−2. よって キ=2, ク=2, ケ=2。
(3) 積分条件と絶対値積分
g(x)=−x+π−2,f(x)−g(x)=2x+2cosx−π. 原始関数を F(x)=x2+2sinx−πx とおく。積分条件は F(a)−F(−6π)=0,F(−6π)=367π2−1. a=67π を代入すると F(67π)=367π2−1, 従って条件を満たす。さらに 2x+2cosx−π は導関数 2−2sinx≧0 により単調増加し、x=2π で0となる。積分はそこまで減少し、その後増加するため、積分値が再び0となる a>−6π はこの値に限られる。したがって a=67π. 絶対値を外す境目は x=2π である。よって ∫−π/67π/6∣f(x)−g(x)∣dx=(F(−6π)−F(2π))+(F(67π)−F(2π))=98π2−6. 箱は (コ,サ)=(7,6)、(シ,ス,セ,ソ)=(8,9,2,6)。
最終答案
f(x)=2cosx+x−2。 (1) 0≦k<3−2+6π。 (2) 接線 y=−x+π−2、対称和 2π−2。 (3) a=67π、絶対値積分 98π2−6。
使用解法:部分積分、微分による増減・変曲点判定、水平線とグラフの交点数、原始関数と符号による絶対値積分。 issues:なし。