(1) G(u)=∫0u(sint)ndt とおくと、微積分の基本定理より G′(u)=(sinu)n である。F(x)=G(x2) だから、合成関数の微分法より F′(x)=2x(sinx2)n.
(2) n が偶数なら (sint)n≧0 であり、これは t=kπ 以外では正である。したがって G(u)=∫0u(sint)ndt は 0≦u≦π2 で増加し、異なる u に対して同じ値をとらない。F(x)=G(x2) なので、−π≦x≦π では x2 が最小となる x=0 で最小値 F(0)=0 をとり、x2 が最大となる x=±π で最大値 F(±π)=∫0π2(sint)ndt をとる。内部では F′(x)=0 となる x=±π, ±2π, ±3π もあるが、x>0 では F′(x)≧0、x<0 では F′(x)≦0 で、これらの点の前後で符号は変わらない。よって内部の極値は x=0 での極小のみである。
(3) n=5 とする。u=cost と置けば ∫sin5tdt=−cost+32cos3t−51cos5t+C, したがって F(x)=158−cos(x2)+32cos3(x2)−51cos5(x2). また F′(x)=2xsin5(x2) である。x>0 では F′(x) の符号は sin(x2) の符号と一致する。3<π<4 より 3π<π2<4π だから、0<x<π において、F は 0<x<π で増加、π<x<2π で減少、2π<x<3π で増加、3π<x<π で減少する。F は偶関数なので、負の範囲の増減はこれを左右反転したものとなる。 F(0)=F(±2π)=0,F(±π)=F(±3π)=1516. 従って極大値は 16/15(x=±π, ±3π)、極小値は 0(x=0, ±2π)である。端点について、δ=π2−3π とおくと 0<δ<π であり、周期性から F(±π)=1516−∫0δsin5udu. ここで 0<∫0δsin5udu<∫0πsin5udu=16/15 なので、0<F(±π)<16/15。よって閉区間での最大値・最小値もそれぞれ 16/15,0 である。端点を片側極値として数える場合、x=±π も極小値 F(±π) をとる。