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金沢医科大学/2021年度/一般

金沢医科大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2021年度第4問

a,b,ta,b,t を定数とする。曲線 C:y=log⁡e3xC:y=\log_{e}3x 上の点 P(t,log⁡e3t)P(t,\log_{e}3t) における接線 ℓ:y=ax+b\ell:y=ax+b が点 (2t,2)(2t,2) を通るとき,P(eえ,お)\displaystyle P\left(\frac{e}{\boxed{\text{え}}},\boxed{\text{お}}\right),a=かe\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{か}}}{e},b=きb=\boxed{\text{き}} である。

このとき,CC,ℓ\ell および xx 軸で囲まれた部分を DD とする。DD の面積は eく−けこ\displaystyle \frac{e}{\boxed{\text{く}}}-\frac{\boxed{\text{け}}}{\boxed{\text{こ}}} であり,DD を xx 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積は さしπ(す−e)\displaystyle \frac{\boxed{\text{さ}}}{\boxed{\text{し}}}\pi(\boxed{\text{す}}-e) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

対数曲線の接線条件で t を決める。領域をx軸と曲線・直線で挟まれる区間に分けて面積を計算し、回転体は円盤・円環の断面積を積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • P=(e3,1),a=3e,b=0,\displaystyle P=\left(\frac e3,1\right),\quad a=\frac3e,\quad b=0,\qquad 面積=e6−13,V=29π(3−e).\displaystyle =\frac e6-\frac13,\qquad V=\frac29\pi(3-e).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線 CC は y=log⁡(3x) (x>0)y=\log(3x)\ (x>0) であり,導関数は 1/x1/x である。x=tx=t における接線は y=log⁡(3t)+x−tt=xt+log⁡(3t)−1.\displaystyle y=\log(3t)+\frac{x-t}{t} =\frac{x}{t}+\log(3t)-1. これが (2t,2)(2t,2) を通るので 2=2+log⁡(3t)−1,log⁡(3t)=1,t=e3.\displaystyle 2=2+\log(3t)-1,\qquad \log(3t)=1,\qquad t=\frac e3. したがって P=(e/3,1)P=(e/3,1),接線の傾き a=1/t=3/ea=1/t=3/e,切片 b=0b=0,すなわち ℓ:y=3x/e\ell:y=3x/e である。

曲線 CC の xx 軸との交点は x=1/3x=1/3,直線 ℓ\ell の xx 軸との交点は x=0x=0。また 1/3≦x<e/31/3\leq x<e/3 では ddx(3xe−log⁡(3x))=3e−1x<0\displaystyle \frac{d}{dx}\left(\frac{3x}{e}-\log(3x)\right)=\frac3e-\frac1x<0 で,差は x=e/3x=e/3 で0となるから,この区間では ℓ\ell が CC の上側にある。従って囲まれた部分の面積は [D]=∫0e/33xe dx−∫1/3e/3log⁡(3x) dx=e6−[xlog⁡(3x)−x]1/3e/3=e6−13.\displaystyle \begin{aligned} [ D ]&=\int_0^{e/3}\frac{3x}{e}\,dx-\int_{1/3}^{e/3}\log(3x)\,dx\\ &=\frac e6-\left[x\log(3x)-x\right]_{1/3}^{e/3} =\frac e6-\frac13. \end{aligned}

回転体の断面を考える。0≦x≦1/30\leq x\leq1/3 では半径 3x/e3x/e の円盤,1/3≦x≦e/31/3\leq x\leq e/3 では外半径 3x/e3x/e,内半径 log⁡(3x)\log(3x) の円環となる。よって V=π{∫0e/3(3xe)2dx−∫1/3e/3{log⁡(3x)}2dx}=π{e9−13∫1e(log⁡u)2du}(u=3x).\displaystyle \begin{aligned} V &=\pi\left\{\int_0^{e/3}\left(\frac{3x}{e}\right)^2dx -\int_{1/3}^{e/3}\{\log(3x)\}^2dx\right\}\\ &=\pi\left\{\frac e9-\frac13\int_1^e(\log u)^2du\right\} \qquad(u=3x). \end{aligned} 部分積分により ∫(log⁡u)2du=u{(log⁡u)2−2log⁡u+2}+C\displaystyle \int(\log u)^2du=u\{(\log u)^2-2\log u+2\}+C だから ∫1e(log⁡u)2du=e−2.\displaystyle \int_1^e(\log u)^2du=e-2. したがって V=π{e9−e−23}=29π(3−e).\displaystyle V=\pi\left\{\frac e9-\frac{e-2}{3}\right\} =\frac29\pi(3-e).

検算として,e/6−1/3>0e/6-1/3>0 は e>2e>2 から従い,体積は上の円盤・円環の断面積を積分して得た正の量である。接点 P=(e/3,1)P=(e/3,1) を接線 y=3x/ey=3x/e に代入すると y=1y=1,また (2t,2)=(2e/3,2)(2t,2)=(2e/3,2) も同じ直線上にある。

この問題で使う考え方

  • 定積分による面積
  • 接線の方程式
  • 指数・対数関数の微分
  • 部分積分法
  • 置換積分法
  • 定積分による体積

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