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金沢医科大学/2021年度/一般

金沢医科大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2021年度第3問

次のように区画に分けられた,有理数からなる数列がある。自然数 mm に対して,第 mm 番目の区画に含まれる 2m−12^{m}-1 個の項を第 mm 群とよぶ。 12⏟第1群  ∣  14,24,34⏟第2群  ∣  18,28,38,48,58,68,78⏟第3群  ∣  ⋯⋯  ∣  12m,22m,32m,⋯ ,2m−12m⏟第 m 群  ∣  ⋯\displaystyle \begin{aligned} \underbrace{\frac{1}{2}}_{\text{第1群}}\;\bigg|\;\underbrace{\frac{1}{4},\frac{2}{4},\frac{3}{4}}_{\text{第2群}}\;\bigg|\;\underbrace{\frac{1}{8},\frac{2}{8},\frac{3}{8},\frac{4}{8},\frac{5}{8},\frac{6}{8},\frac{7}{8}}_{\text{第3群}}\;\bigg|\;\cdots\\ \cdots\;\bigg|\;\underbrace{\frac{1}{2^{m}},\frac{2}{2^{m}},\frac{3}{2^{m}},\cdots,\frac{2^{m}-1}{2^{m}}}_{\text{第 }m\text{ 群}}\;\bigg|\;\cdots \end{aligned}   この数列について,以下の問いに答えよ。   (1) 第 1000 項は第 メ\boxed{\text{メ}} 群に含まれ,この群の第 モヤユ\boxed{\text{モヤユ}} 項目である。   (2) 初項から第 200 項までに,値が 14\displaystyle \frac{1}{4} に等しい項は全部で ヨ\boxed{\text{ヨ}} 個ある。   (3) 初項から第 500 項までに,値が 12\displaystyle \frac{1}{2} より大きい項は全部で ラリル\boxed{\text{ラリル}} 個ある。   (4) 初項から第 2036 項までの和は レロワヲ\boxed{\text{レロワヲ}} である。   (5) 初項から第 nn 項までの和が 200 を超える最小の nn の値は あいう\boxed{\text{あいう}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

群ごとの項数・群和を等比数列の和と等差数列の和で表す。群内の位置や条件を満たす項数は分子 k の範囲で数え、最後は第8群の部分和を二次不等式で判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(1)\quad 第9群の498番目.
    (2)6.(2)\quad 6.
    (3)245.(3)\quad 245.
    (4)1018.(4)\quad 1018.
    (5)n=445.(5)\quad n=445.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

第 mm 群には 2m−12^m-1 項がある。第 mm 群までの項数を NmN_m とすると Nm=∑j=1m(2j−1)=(2m+1−2)−m=2m+1−m−2.\displaystyle N_m=\sum\limits _{j=1}^{m}(2^j-1)=(2^{m+1}-2)-m=2^{m+1}-m-2. また,第 mm 群の項は順に k/2m (k=1,2,…,2m−1)k/2^m\ (k=1,2,\ldots,2^m-1) である。

(1) N8=502, N9=1013N_8=502,\ N_9=1013 より 502<1000≦1013.502<1000\leq1013. したがって第1000項は第9群に含まれ,その群での順番は 1000−502=4981000-502=498 番目である。

(2) 1/41/4 が第 mm 群に含まれるには k/2m=1/4k/2^m=1/4,すなわち k=2m−2k=2^{m-2} である。これは m≧2m\geq2 の各群に1回ずつ現れる。N6=120, N7=247N_6=120,\ N_7=247 なので,初項から第200項までは第7群の80項目までを含む。第7群では k=25=32k=2^5=32 も含まれ,該当群は第2群から第7群までの6群である。よって6個。

(3) 第 mm 群で k/2m>1/2k/2^m>1/2 となるのは k=2m−1+1,…,2m−1k=2^{m-1}+1,\ldots,2^m-1 で,その個数は 2m−1−12^{m-1}-1 個である。N7=247, N8=502N_7=247,\ N_8=502 より,初項から第500項までは第1群から第7群まで全部と,第8群の最初の253項を含む。第1〜7群の該当項数は ∑m=17(2m−1−1)=127−7=120.\displaystyle \sum\limits _{m=1}^{7}(2^{m-1}-1)=127-7=120. 第8群では k=129,…,253k=129,\ldots,253 が該当するので125個。合計 120+125=245120+125=245 個。

(4) N10=211−10−2=2036N_{10}=2^{11}-10-2=2036 だから,第2036項までで第1群から第10群までをちょうど含む。第 mm 群の和は 12m∑k=12m−1k=(2m−1)2m2⋅2m=2m−1−12.\displaystyle \frac1{2^m}\sum\limits _{k=1}^{2^m-1}k =\frac{(2^m-1)2^m}{2\cdot2^m} =2^{m-1}-\frac12. よって全体の和は ∑m=110(2m−1−12)=(210−1)−5=1018.\displaystyle \sum\limits _{m=1}^{10}\left(2^{m-1}-\frac12\right) =(2^{10}-1)-5=1018.

(5) 第1〜7群の和は ∑m=17(2m−1−12)=27−1−72=2472.\displaystyle \sum\limits _{m=1}^{7}\left(2^{m-1}-\frac12\right) =2^7-1-\frac72=\frac{247}{2}. 第8群の最初の rr 項の和は 1+2+⋯+r28=r(r+1)512\displaystyle \frac{1+2+\cdots+r}{2^8}=\frac{r(r+1)}{512} なので,初項から第 N7+rN_7+r 項までの和が200を超える条件は 2472+r(r+1)512>200と同値な条件はr(r+1)>39168.\displaystyle \frac{247}{2}+\frac{r(r+1)}{512}>200 \quad\text{と同値な条件は}\quad r(r+1)>39168. ところが 197⋅198=39006<39168197\cdot198=39006<39168,198⋅199=39402>39168198\cdot199=39402>39168 であるから,最小の rr は198。したがって求める最小の nn は n=N7+198=247+198=445.n=N_7+198=247+198=445.

検算として,第500項までの計数は第8群の末尾2項 254/256,255/256254/256,255/256 を除いた場合であり,完全な第8群までなら 120+127=247120+127=247 個となる。第2036項は第10群の最終項であることも N10=2036N_{10}=2036 から確認できる。

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和

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