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名古屋市立大学/2022年度/前期

名古屋市立大学 2022年 数学 第4問解答・解説

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1問題

名古屋市立大学2022年度第4問

群に分けられた数列 {an}\{a_n\}

1,1 ∣ 12,12,12,12 ∣ 14,14,14,14,14,14,14 ∣ 18,18,18,18,18,18,18,18,18,18,18,18 ∣ 116,…\displaystyle 1,1\ \left|\ \frac{1}{2},\frac{1}{2},\frac{1}{2},\frac{1}{2}\ \right|\ \frac{1}{4},\frac{1}{4},\frac{1}{4},\frac{1}{4},\frac{1}{4},\frac{1}{4},\frac{1}{4}\ \left|\ \frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8},\frac{1}{8}\ \right|\ \frac{1}{16},\dots

に対し,次の問いに答えよ。ただし,第 kk 群について各項は 2−k+12^{-k+1} であり項数は k+2k−1k+2^{k-1} である。

(1) a500a_{500} を求めよ。

(2) 第 kk 群の項の総和を SkS_k とする。SkS_k を kk で表し,∑i=1kSi\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{k}S_i を求めよ。

(3) a1a_1 から a2022a_{2022} までの和を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

群の累積項数を有限等差和と有限等比和で求め、項番号が属する群を特定する。各群の和と、その和の有限総和を計算して小問を解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a500=1256 / (2) Sk=1+k2k−1,∑i=1kSi=k+4−k+22k−1 / (3) ∑n=12022an=1907128\displaystyle (1)\space{}a_{500}=\frac{1}{256}\,/\,(2)\space{}S_k=1+\frac{k}{2^{k-1}},\quad \sum\limits _{i=1}^{k}S_i=k+4-\frac{k+2}{2^{k-1}}\,/\,(3)\space{}\sum\limits _{n=1}^{2022}a_n=\frac{1907}{128}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

群の累積項数を NkN_k とおき、N0=0N_0=0 とする。第 jj 群の項数は j+2j−1j+2^{j-1} だから、 Nk=∑j=1k(j+2j−1)=k(k+1)2+2k−1.\displaystyle N_k=\sum\limits _{j=1}^{k}(j+2^{j-1})=\frac{k(k+1)}{2}+2^k-1.

(1)  N8=8⋅92+28−1=291,N9=9⋅102+29−1=556.\displaystyle N_8=\frac{8\cdot9}{2}+2^8-1=291,\qquad N_9=\frac{9\cdot10}{2}+2^9-1=556. したがって 291<500≦556291<500\le556 より、a500a_{500} は第 99 群の項である。第 99 群の各項は 2−9+1=2−82^{-9+1}=2^{-8} なので、 a500=1256.\displaystyle a_{500}=\frac{1}{256}.

(2)  第 kk 群の項数と各項の値から、 Sk=(k+2k−1)2−k+1=k2k−1+1.\displaystyle S_k=(k+2^{k-1})2^{-k+1}=\frac{k}{2^{k-1}}+1. さらに、F0=0F_0=0、Fi=4−i+22i−1 (i≧1)\displaystyle F_i=4-\dfrac{i+2}{2^{i-1}}\ (i\ge1) とおくと、各 i≧1i\ge1 について Fi−Fi−1=(4−i+22i−1)−(4−i+12i−2)=i2i−1.\displaystyle F_i-F_{i-1}=\left(4-\frac{i+2}{2^{i-1}}\right)-\left(4-\frac{i+1}{2^{i-2}}\right)=\frac{i}{2^{i-1}}. よってこの差を i=1i=1 から kk まで加えると、 ∑i=1kSi=k+∑i=1ki2i−1=k+Fk=k+4−k+22k−1.\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{k}S_i=k+\sum\limits _{i=1}^{k}\frac{i}{2^{i-1}}=k+F_k =k+4-\frac{k+2}{2^{k-1}}.

(3)  N10=10⋅112+210−1=1078,N11=11⋅122+211−1=2113.\displaystyle N_{10}=\frac{10\cdot11}{2}+2^{10}-1=1078,\qquad N_{11}=\frac{11\cdot12}{2}+2^{11}-1=2113. したがって 1078<2022≦21131078<2022\le2113 より、a2022a_{2022} は第 1111 群にある。第 11 群から第 1010 群までの和は (2) より ∑i=110Si=10+4−1229=1789128.\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{10}S_i=10+4-\frac{12}{2^9}=\frac{1789}{128}. 第 1111 群のうち 2022−N10=9442022-N_{10}=944 項を加えればよく、各項は 2−10=11024\displaystyle 2^{-10}=\dfrac{1}{1024} だから、 ∑n=12022an=1789128+9441024=1789128+118128=1907128.\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{2022}a_n=\frac{1789}{128}+\frac{944}{1024} =\frac{1789}{128}+\frac{118}{128}=\frac{1907}{128}.

検算として、N10+944=2022N_{10}+944=2022 であり、944≦11+210=1035944\le 11+2^{10}=1035 なので、第 1111 群から加えた項数も適切である。また、(2) の和の式は k=1k=1 で 2=S12=S_1 となり、最初の群の総和と一致する。

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用

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