金沢医科大学/2021年度/一般
金沢医科大学 2021年 数学 第1問解答・解説
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1問題
3 個のさいころ と 1 枚の硬貨を同時に投げるとき,さいころの出る目をそれぞれ とする。このとき,以下のように の値を定める。
(i) 硬貨の表が出るとき, とする。
(ii) 硬貨の裏が出るとき, とする。
(1) になる確率は である。
(2) になる確率は である。
(3) になる確率は である。
(4) の値が 10 の倍数になる確率は である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- ア イウエ
オ カキ
クケ コサ
シス セソ数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
硬貨の表裏と3個のさいころの出方を合わせると,等確率な結果は 通りである。硬貨の表の場合と裏の場合はそれぞれ 通りある。
硬貨が表で となる組を数える。 とすると であり,非負整数解は 通りである(和が4なので は自動的に満たす)。裏では は不可能である。よって確率は
表で とする。 と置くと なので,組は 通りである。裏で となるのは,目が の並べ替えだけで, 通りである。したがって
表では だから216通りすべてが条件を満たす。裏で となる組を数える。各 に対して のうち条件を満たす の個数は次表の通りである。 例えば のときは ,すなわち なので5通りとなる。同様に各欄を数え,合計は 通りである。したがって条件を満たす全結果は 通りで,確率は
表では和が から までなので,10の倍数は和 の場合だけである。 とすると 。上限制限を無視した解は 通りである。例えば の解は として となり3通りあり,, もそれぞれ3通りある。二つの変数が同時に6以上となることはない。ゆえに和10は 通り。
裏で積が10の倍数となるには,少なくとも一つの目が5で,かつ少なくとも一つの目が偶数でなければならない(目に含まれる5の因子と2の因子が必要)。5を少なくとも一つ含む並びは 通りである。そのうち偶数を含まない並びは,目が に限られ,少なくとも一つ5を含むので 通り。したがって裏の場合は 通りである。よって求める確率は
検算として,では裏の全216通りから の32通りを除くと184通りとなり,上の表の合計と一致する。またの99通りは分母432を約分すると となる。
この問題で使う考え方
- 等確率標本空間の計数
- stars-and-barsによるさいころ和の計数
- 積条件の順序付き列挙
- 固定(a,b)でcを数える表計算
- 上限制約を違反する解を引く
- 5と偶数を含む事象を余事象で数える
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