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金沢医科大学/2021年度/一般

金沢医科大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

金沢医科大学2021年度第1問

3 個のさいころ A,B,CA,B,C と 1 枚の硬貨を同時に投げるとき,さいころの出る目をそれぞれ a,b,ca,b,c とする。このとき,以下のように pp の値を定める。

(i) 硬貨の表が出るとき,p=a+b+cp=a+b+c とする。

(ii) 硬貨の裏が出るとき,p=abcp=abc とする。

(1) p=7p=7 になる確率は アイウエ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イウエ}}} である。

(2) p=15p=15 になる確率は オカキ\displaystyle \frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カキ}}} である。

(3) p<90p<90 になる確率は クケコサ\displaystyle \frac{\boxed{\text{クケ}}}{\boxed{\text{コサ}}} である。

(4) pp の値が 10 の倍数になる確率は シスセソ\displaystyle \frac{\boxed{\text{シス}}}{\boxed{\text{セソ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 5144(\displaystyle (1)\space{}\frac5{144}\quad(ア=5, =5,\space{} イウエ=144),=144),
    (2) 127(\displaystyle (2)\space{}\frac1{27}\quad(オ=1, =1,\space{} カキ=27),=27),
    (3) 2527(\displaystyle (3)\space{}\frac{25}{27}\quad(クケ=25, =25,\space{} コサ=27),=27),
    (4) 1148(\displaystyle (4)\space{}\frac{11}{48}\quad(シス=11, =11,\space{} セソ=48).=48).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

硬貨の表裏と3個のさいころの出方を合わせると,等確率な結果は 2⋅63=4322\cdot6^3=432 通りである。硬貨の表の場合と裏の場合はそれぞれ 216216 通りある。

11 硬貨が表で a+b+c=7a+b+c=7 となる組を数える。x=a−1,y=b−1,z=c−1x=a-1, y=b-1, z=c-1 とすると x+y+z=4x+y+z=4 であり,非負整数解は (4+3−13−1)=(62)=15\displaystyle \binom{4+3-1}{3-1}=\binom62=15 通りである(和が4なので x,y,z≦5x,y,z\leq5 は自動的に満たす)。裏では abc=7abc=7 は不可能である。よって確率は 15432=5144.\displaystyle \frac{15}{432}=\frac5{144}.

22 表で a+b+c=15a+b+c=15 とする。x=6−a,y=6−b,z=6−cx=6-a, y=6-b, z=6-c と置くと x+y+z=3x+y+z=3 なので,組は (3+3−12)=(52)=10\displaystyle \binom{3+3-1}{2}=\binom52=10 通りである。裏で abc=15abc=15 となるのは,目が 1,3,51,3,5 の並べ替えだけで,3!=63!=6 通りである。したがって 10+6432=16432=127.\displaystyle \frac{10+6}{432}=\frac{16}{432}=\frac1{27}.

33 表では a+b+c≦18<90a+b+c\leq18<90 だから216通りすべてが条件を満たす。裏で abc<90abc<90 となる組を数える。各 a,ba,b に対して1,2,3,4,5,61,2,3,4,5,6 のうち条件を満たす cc の個数は次表の通りである。 b=123456計a=166666636a=266666636a=366665433a=466654330a=566543226a=666432223計184\begin{array}{c|rrrrrr|r} &b=1&2&3&4&5&6&\text{計}\\\hline a=1&6&6&6&6&6&6&36\\ a=2&6&6&6&6&6&6&36\\ a=3&6&6&6&6&5&4&33\\ a=4&6&6&6&5&4&3&30\\ a=5&6&6&5&4&3&2&26\\ a=6&6&6&4&3&2&2&23\\\hline \text{計}&&&&&&&184 \end{array} 例えば ab=15ab=15 のときは 15c<9015c<90,すなわち c<6c<6 なので5通りとなる。同様に各欄を数え,合計は 184184 通りである。したがって条件を満たす全結果は 216+184=400216+184=400 通りで,確率は 400432=2527.\displaystyle \frac{400}{432}=\frac{25}{27}.

44 表では和が 33 から 1818 までなので,10の倍数は和 1010 の場合だけである。x=a−1,y=b−1,z=c−1x=a-1, y=b-1, z=c-1 とすると x+y+z=7,0≦x,y,z≦5x+y+z=7, 0\leq x,y,z\leq5。上限制限を無視した解は (7+3−12)=(92)=36\displaystyle \binom{7+3-1}{2}=\binom92=36 通りである。例えば x≧6x\geq6 の解は x′=x−6x'=x-6 として x′+y+z=1x'+y+z=1 となり3通りあり,y≧6y\geq6,z≧6z\geq6 もそれぞれ3通りある。二つの変数が同時に6以上となることはない。ゆえに和10は 36−3⋅3=2736-3\cdot3=27 通り。

裏で積が10の倍数となるには,少なくとも一つの目が5で,かつ少なくとも一つの目が偶数でなければならない(目に含まれる5の因子と2の因子が必要)。5を少なくとも一つ含む並びは 63−53=916^3-5^3=91 通りである。そのうち偶数を含まない並びは,目が 1,3,51,3,5 に限られ,少なくとも一つ5を含むので 33−23=193^3-2^3=19 通り。したがって裏の場合は 91−19=7291-19=72 通りである。よって求める確率は 27+72432=99432=1148.\displaystyle \frac{27+72}{432}=\frac{99}{432}=\frac{11}{48}.

検算として,33では裏の全216通りから abc≧90abc\geq90 の32通りを除くと184通りとなり,上の表の合計と一致する。また44の99通りは分母432を約分すると 11/4811/48 となる。

この問題で使う考え方

  • 等確率標本空間の計数
  • stars-and-barsによるさいころ和の計数
  • 積条件の順序付き列挙
  • 固定(a,b)でcを数える表計算
  • 上限制約を違反する解を引く
  • 5と偶数を含む事象を余事象で数える

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