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札幌医科大学/2021年度/前期

札幌医科大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

札幌医科大学2021年度第3問

k,m,nk,m,n は自然数とする。

ある箱に、白い球が mm 個、赤い球が nn 個入っている。この箱から無作為に球を1個取り出して、球の色を確認してから元の箱に戻す試行を繰り返す。白い球が合計 kk 回箱に戻された時点で終了する。このときの試行の回数が xx 回(x≧kx\geq k)である確率を pk(x)p_k(x) とする。

(1) pk(k)p_k(k) と pk(k+1)p_k(k+1) を k,m,nk,m,n を用いて表せ。

(2) pk(x+1)pk(x)\displaystyle \frac{p_k(x+1)}{p_k(x)} を k,m,n,xk,m,n,x を用いて表せ。

(3) m=3, n=7m=3,\ n=7 であるとき、p2(x)p_2(x) の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) pk(k)=(mm+n)k,pk(k+1)=k(mm+n)knm+n\displaystyle \quad p_k(k)=\left(\frac{m}{m+n}\right)^k,\quad p_k(k+1)=k\left(\frac{m}{m+n}\right)^k\frac{n}{m+n}\quad 。 (2) pk(x+1)pk(x)=nx(m+n)(x−k+1)\displaystyle \quad \frac{p_k(x+1)}{p_k(x)}=\frac{nx}{(m+n)(x-k+1)}\quad 。 (3) 最大値 1323/10000\quad 1323/10000\quad (x=4\quad x=4\quad )。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

白球確率を m/(m+n)m/(m+n)、赤球確率を n/(m+n)n/(m+n) とする。終了が第x回なら最終回に白球、前のx−1回では白球がちょうどk−1回だから pk(x)=(x−1k−1)(mm+n)k(nm+n)x−k(x≧k).\displaystyle p_k(x)=\binom{x-1}{k-1}\left(\frac{m}{m+n}\right)^k\left(\frac{n}{m+n}\right)^{x-k}\quad(x\ge k). これから pk(k)p_k(k)、pk(k+1)p_k(k+1) を得て、隣接項の比は pk(x+1)pk(x)=(xk−1)(x−1k−1)nm+n=nx(m+n)(x−k+1).\displaystyle \frac{p_k(x+1)}{p_k(x)}=\frac{\binom{x}{k-1}}{\binom{x-1}{k-1}}\frac{n}{m+n}=\frac{nx}{(m+n)(x-k+1)}. m=3,n=7,k=2m=3,n=7,k=2 のとき比は 7x/(10(x−1))7x/(10(x-1))。これは x<10/3x<10/3 で1より大きく、x≧4x\ge4 で1より小さいから最大は x=4x=4。 p2(4)=(31)(3/10)2(7/10)2=1323/10000.\displaystyle p_2(4)=\binom31(3/10)^2(7/10)^2=1323/10000.

この問題で使う考え方

  • 負の二項型の計数
  • 隣接項比による最大化

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