慶應義塾大学/2008年度
慶應義塾大学 2008年 数学 第III問解答・解説
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1問題
設問(1)、(2)、(4)では、文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。また、設問(3)に答えなさい。 関数 は原点 を含むある開区間を定義域とし、そこで微分可能かつ とする。また とおく。この関数のグラフ上の点 における法線と 軸との交点を 、点 から 軸におろした垂線と 軸との交点を とする。 (1) 関数 と の間には の関係がある。 (2) の面積が一定値 となるような関数 で、定義域でつねに を満たすものを と を用いて表すと である。 (3) (ただし は定数)となるとき、関数 のグラフは2次曲線の一部分であることを示しなさい。 (4) (3) における2次曲線が 軸上に2つの焦点をもつ楕円となるための条件は である。また、その楕円の2つの焦点の 座標を を用いて表すと である。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
解答
(1) のとき, における接線の傾きは であるから,法線の方程式は である。 とすると を得る。 のとき法線は であり,その 軸との交点は なので同じ式が成り立つ。したがって
(2) である。三角形 の底辺の長さは ,高さは だから よって である。これを積分し, を用いると となる。 より ここで かつ であり,この式は元の定義域上で を満たす。実際,微分すると で,面積条件にも戻る。
(3) (1) から である。したがって 両辺を から まで積分し, を用いると ゆえにグラフ上の点 は を満たす。これは二次の方程式であり,元のグラフはそのうち かつ元の定義域に対応する部分である。
(4) とおくと,(3) の式は となる(楕円の場合は )。 なので右辺は正である。横方向・縦方向の半径の平方はそれぞれ 軸上に相異なる2焦点をもつには,横軸が長軸でなければならない。これは ,すなわち と同値である。この範囲では焦点距離 は 中心の 座標は だから,焦点の 座標は なお は円となって焦点が一致するため,「2つの焦点」を相異なる2点とする通常の高校範囲の扱いでは除く。
この問題で使う考え方
- 不定積分
- 合成関数の微分
- 曲線の接線
- 楕円
- 焦点と準線
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