(1) 定義域では f′(x)=−3x2(x2−1)23x2−1. したがって臨界点は x=±31 である。x=−31 の前後では導関数の符号が負から正へ変わるので極小点、x=31 の前後では正から負へ変わるので極大点となる。代入して f(−31)=23,f(31)=−23.
(2) 垂直漸近線は x=−1,0,1、水平漸近線は y=0 である。符号は x<−1 と 0<x<1 で負、−1<x<0 と x>1 で正であり、曲線は x 軸と交わらない。導関数の符号と端での極限を合わせると、x<−1 では 0 の下から −∞ へ減少する。−1<x<0 では +∞ から極小値 23 まで減少し、その後 +∞ へ増加する。0<x<1 では −∞ から極大値 −23 まで増加し、その後 −∞ へ減少する。x>1 では +∞ から 0 の上へ減少する。この4区間の枝を漸近線に近づけて描けば概形となる。
(3) 交点条件は mx=3x(x2−1)1すなわち3mu(u−1)=1,u=x2>0, u=1. m>0 なら u>1 となり、正の解 u は1つなので交点は2点である。m=0 では交点がない。m<0 なら 0<u<1 で、u は u2−u−3m1=0 を満たす。判別式は 1+3m4 だから、異なる2つの解が存在する条件は m<−34 である。このとき2解はともに 0<u<1 を満たし、それぞれから x=±u が得られるため、交点はちょうど4点となる。m=−34 では重解となり交点は2点だけなので、求める範囲は m<−34 である。
(4) 分母を 3x(x−1)(x+1) とそろえ、x=1,0,−1 を順に代入すると 2a=31,−b=31,2c=31. よって a=61, b=−31, c=61 であり、実際 f(x)=61(x−11−x2+x+11).
(5) 第1象限で f(x)>0 となるのは x>1 なので r=x(m)2>1 とおく。交点条件から m=3r(r−1)1,r=21+1+4/(3m). 部分分数分解から x>1 での原始関数は F(x)=61ln(1−x21). ゆえに A(m)=−F(x(m))=61lnr−1r=61ln1+4/(3m)−11+1+4/(3m). また P=(x(m),mx(m))、Q=(x(m),0) より B(m)=2mx(m)2=2mr=6(r−1)1. したがって B(m)A(m)=(r−1)ln(1+r−11). m→+0 で r→∞。z=r−11→+0 とおけば、この比は zln(1+z) である。z>0 では 1+zz=∫0z1+zdt≦∫0z1+tdt=ln(1+z)≦z, ゆえに両端を z で割ってはさみうちの原理を用いると極限は 1 である。
(2)の概形。赤破線x=−1,0,1は垂直漸近線、水平漸近線はy=0。曲線はこれらの除外点を横断してつながらない。